白雪姫と七人の小坊主達
早稲田大学仏教青年会 ウォッチング日記
DATE: 2006/04/10(月)   CATEGORY: 未分類
己を責めても人を責めるな
一日まじめに研究。自慢の視力がかすむので、夕方ブルーベリーを袋でかって食べる。

ああ疲れた。

今とあるチベットからみの本の出版にかかわっているのだが、担当の編集者から午後電話がある。

彼女はパニクっていた。
彼女によると、三月の末にインドいくXさんに、仕事で使うチベットの仏画を買ってくるように頼んだ。

 Xさんは、「あーまかしといて、全部まとめて買ってくるよ〜。あなたは寝てていいから。」と快くひきうけて、インドに出かけたという。しかし、帰ってきてフタを開けてみると、およそ「寝ていていい」ような状態ではなかったのである。

わたしはこの事態を予想していたので、口を酸っぱくして
「Xさんは、悪い人じゃないけど、そうやってあちこちから仕事をひきうけるから、常にいっぱいっぱいで、結果としては〜できなかった、ちゅーことになるのよ。彼をあてにしちゃだめよ」といっておいた。

私の意見はどうしてこういつも軽く無視されるのだろう。

編集「おかげで何もかも一週間スタートが遅れました。」

私「甘い。甘すぎる。中国のバースデーケーキより甘いんだよ。
そもそも、人に依存するのがいかん。
人に依存するから、自分で事態を掌握できずに、ふりまわされるんだ。」と説教する。

しかし、そういう私こそ、ドイツの民話のように、自分が寝ている間に、小さな人がでてきて私の仕事をかたづけてくれないかな〜、というメルヘンを夢見ていないか。

孫悟空のように分身の術を使えたなら、本体は家でごろ寝をさせておいて、変化身に仕事をふりわけて働かせたり、遊びにださせたりするんだけどなあ。本体はごろ寝中だから仕事も遊びもモチベーションが下がることはないなあ、とか考えている、怠け者ではないか。

人はしんどいことは誰かにまかせて、その成果だけを欲しがるもの。

人に説教しているうちに、その批判の言葉がブーメランのように自分の身にかえってきて、ぷすぷすささる。

そこで、ご遺訓。

「人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くがごとし。
急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。
心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし。
堪忍は無事長久の基。怒りは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身に至る。
己を責めても人を責めるな
及ばざるは過ぎたるより勝れり。」
ええ言葉や。
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