白雪姫と七人の小坊主達
早稲田大学仏教青年会 ウォッチング日記
DATE: 2006/09/26(火)   CATEGORY: 未分類
気がつけばアメリカ人
 韓国からチベットを研究する学生金君がやってきたので、ほぼ同じ時代を研究するK嬢を加え、三人で研究室で懇談する。

 とりあえず、友好の意思を示すため、4様マグカップを金くんにみせる(笑)。

 このマグカップは釜山で創られた4様の事務所が見たら怒り狂うであろうパチモンである。某ゼミ生が自分の出席日数の不足を補うつもりか、わざわざ韓国までいってかってわが研究室にもたらしたものである。

 (誤解のないようにいっておくが、私はこのマグカップで彼の成績に手心を加えたことはない。)

 話がそれた。金君はこのマグカップをみて笑っている。よし、友好関係成立(何を根拠に・・・)。

 彼は『チベットを知るための50章』を韓国語に翻訳してくれるのだという。そいえば山川出版社の『中央ユーラシア史』も何年か前韓国語されてていたし、韓国では日本の啓蒙書を翻訳することが院生の習いになっているらしい。

 金君は現在、アメリカ留学を計画中だという。私のもっとも身近な韓国人の知り合い(現在○京大学に留学中)Y嬢によると、韓国で研究者をめざす院生は、だいたい中国・日本・アメリカに留学を試みるそうである。


 してみると韓ドラでよく、主人公が唐突にアメリカ留学とかフランス留学とかいっちゃうのを見て、「ありえねーよ」と思ったけど、ある程度は現実を反映しているのだな。

 にしても、金くん、おとなしい。○京大学のY嬢も非常に控えめで、謙虚な女性だが、彼もまた輪をかけて静か。こんなんおとなしくて、あの生き馬の目を抜く自己主張大国アメリカでやってけるのかいな。

 これは本当はいけないことなんだけど、韓ドラとか見ていると、つい韓国人は誰しもエネルギッシュで情熱的だと思いたくなる。しかし、身近にいる韓国の学生たちをみてるともみな控えめでつつましやかで、テレビとぜんぜん違う。なんでもレッテルをはって定型化するのはよくないな。
 
 日本人がみな大和撫子とサムライでないように、韓国人がみなあのようにアグレッシブでエネルギッシュであるわけないのである。

 Y嬢のお宅に食事におよばれしたことがあったのだが、お父上がこれまた物静かで控えめで、いかにも知識人然としたステキな紳士であった。

 誰だか名前忘れたけど十年くらい前、早稲田が韓国のとある老歴史学の教授に名誉博士号をだしたことがあった。博士号を授与された後、その老教授は東洋史のパーティの席でスピーチをしたのだが、これまた非常に知的で品がよくステキな老紳士であった(その上実に美しい日本語をお話になる。私の日本語なんて彼に比べたらヤンキーである)。

 で、そこでふと、自分は彼らの目にどううつっているのかに思いいたる。

 さっきから、彼の二倍はしゃべっているし、テンションも遙かにたかいし、研究に関するアドヴァイスもなんか非常におしつけがましくしている気がするし、まるでアメリカンじゃないか(ああ、また特定の民族を定型化してしまったわい)。わたし。

 そいえば、前にモンゴルからの留学生にも、「イシハマさんの言葉は早口で、しかも聞き取りにくい単語が多い」と言われたが、彼らが聞き取りにくいといっていた言葉の大半は、彼らが覚えない方がいいような(俗な)単語であった・・・・。

 反省。
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