白雪姫の不徳
木曜日の日は大荒れであった。川崎で雹がふり、新幹線は豪雨で遅れ、庭のもくれんは雨でひっくりかえった。
この日も、わたしはいつものように駅の外に踏み出した。でも傘はない(by 揚水)。
タクシー乗り場はとみると長蛇の列。
とりあえず家に帰っているはずのダンナに電話をして傘を持ってきてもらおうと思ったら、
出ない(後で判明したことによると新幹線の遅れのせい)。
とりあえずスーパーの入り口まで数メートル走ってみた。
数メートルでも、びちょぬれ。こりゃいかん。
スーパーに入って傘をさがすも、傘がない(by 陽水 もういい)。
その時、わたしは今から考えると限りなくアホなでもそのときは英断と思ったものを下した。
「傘もないし、タクシーも行列だし、どーせ濡れて帰るなら、自転車できていることだし、自転車で帰っちゃえ。歩くよりは早いから濡れる時間も短いだろう」
そこで自転車置き場にいく。忘れっぽい私は今朝、自分がどこに自転車を置いたかもわすれている。
もたもた捜しているウチに体はずぶぬれ濡れていき、もはや体のどこにも乾燥している場所はない。
いくも地獄、戻るも地獄。
やけくそになって自転車にのり、三こぎめくらいで、全身から水がしたたり落ち、ニューヨーカーのスーツがぺったりと体にはりつく。
家に帰る頃にはもう水に落ちたような状態でどこからもかしこからも水がぽたぽた、気持ち悪いのなんのって。
その気持ち悪さに、家につくや、水をしたたらせたまま、ダンナのケータイに電話を入れ、
「なんで帰ってないんだ!」とドスのきいた声で怒りまくる。
ところで、
ダライラマ猊下がよく講演でお使いになる『覚りへの道』の「忍耐」の章には
「無限の昔から積み重ねてきた善の徳を怒りは一瞬のうちに焼き尽くす」とかいっているので、温厚とは言い難い白雪姫の善行ポイントはマイナス十の何乗とかになっているはずである。
しかも、その「忍耐」の章の39節に
人に危害を加えるのが人の性質ならば、
人に腹を立てるのは
「焼く」という性質をもつ火に腹を立てるのと同じ。
とかいう条がある。これを説明をする時、こんなこと言わなかったか自分。
「この一節は、人というものは本性人を傷つけるようにできているのだから、イチイチ怒っても無意味である、という意味です。
そうですね、人にコップで水をかけられたら、その人に対して腹を立てるでしょ、
でも突然の雨でズブ濡れになっても、腹がたたないでしょ?だから、腹を立てる合理的根拠なんてないのです 」
とかいっておきながら、思いきり雨に腹をたて、あまつさえダンナに八つ当たりをしている自分、人生ってエニグマね。
自然現象の雨にこれだけ腹をたてる白雪姫は、コップで水をかけられたら、かけた相手は瞬殺かもしれない。
いかん。
きっと、疲れていたのね。 授業をよんコマやったあとで、体調も悪く、土日も学会発表やなんやらがあるので仕事あふれてるし。
というわけで、今から関西いってきます。
もう一度はしか休校こないかな。
この日も、わたしはいつものように駅の外に踏み出した。でも傘はない(by 揚水)。
タクシー乗り場はとみると長蛇の列。
とりあえず家に帰っているはずのダンナに電話をして傘を持ってきてもらおうと思ったら、
出ない(後で判明したことによると新幹線の遅れのせい)。
とりあえずスーパーの入り口まで数メートル走ってみた。
数メートルでも、びちょぬれ。こりゃいかん。
スーパーに入って傘をさがすも、傘がない(by 陽水 もういい)。
その時、わたしは今から考えると限りなくアホなでもそのときは英断と思ったものを下した。
「傘もないし、タクシーも行列だし、どーせ濡れて帰るなら、自転車できていることだし、自転車で帰っちゃえ。歩くよりは早いから濡れる時間も短いだろう」
そこで自転車置き場にいく。忘れっぽい私は今朝、自分がどこに自転車を置いたかもわすれている。
もたもた捜しているウチに体はずぶぬれ濡れていき、もはや体のどこにも乾燥している場所はない。
いくも地獄、戻るも地獄。
やけくそになって自転車にのり、三こぎめくらいで、全身から水がしたたり落ち、ニューヨーカーのスーツがぺったりと体にはりつく。
家に帰る頃にはもう水に落ちたような状態でどこからもかしこからも水がぽたぽた、気持ち悪いのなんのって。
その気持ち悪さに、家につくや、水をしたたらせたまま、ダンナのケータイに電話を入れ、
「なんで帰ってないんだ!」とドスのきいた声で怒りまくる。
ところで、
ダライラマ猊下がよく講演でお使いになる『覚りへの道』の「忍耐」の章には
「無限の昔から積み重ねてきた善の徳を怒りは一瞬のうちに焼き尽くす」とかいっているので、温厚とは言い難い白雪姫の善行ポイントはマイナス十の何乗とかになっているはずである。
しかも、その「忍耐」の章の39節に
人に危害を加えるのが人の性質ならば、
人に腹を立てるのは
「焼く」という性質をもつ火に腹を立てるのと同じ。
とかいう条がある。これを説明をする時、こんなこと言わなかったか自分。
「この一節は、人というものは本性人を傷つけるようにできているのだから、イチイチ怒っても無意味である、という意味です。
そうですね、人にコップで水をかけられたら、その人に対して腹を立てるでしょ、
でも突然の雨でズブ濡れになっても、腹がたたないでしょ?だから、腹を立てる合理的根拠なんてないのです 」
とかいっておきながら、思いきり雨に腹をたて、あまつさえダンナに八つ当たりをしている自分、人生ってエニグマね。
自然現象の雨にこれだけ腹をたてる白雪姫は、コップで水をかけられたら、かけた相手は瞬殺かもしれない。
いかん。
きっと、疲れていたのね。 授業をよんコマやったあとで、体調も悪く、土日も学会発表やなんやらがあるので仕事あふれてるし。
というわけで、今から関西いってきます。
もう一度はしか休校こないかな。
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