白雪姫と七人の小坊主達
早稲田大学仏教青年会 ウォッチング日記
DATE: 2007/06/06(水)   CATEGORY: 未分類
66●を徴にもつ女
 今日は白雪姫の生まれた日。

 父母もなくなってから久しいため、自分が本当に人間から生まれたかすら怪しくなってきたこのごろ。

 とりあえず、覚えていないン十年前の自分の誕生した日を思うが、

 当然のことながら、何も思い出せない。

 でも、日大の非常勤をしていた頃にしりあって以来メールし続けてくださっている、△□さんや、早稲田に入ってすぐ、それはもう言うに言われぬ苦労を(回りがか?)していた頃、いろいろアドヴァイスをくれた●×センセなどからおめでとうメールをいただき、また、オカメインコ仲間からもローズ焼酎(仮称)を拝受したりして、何か万感の思いがあふれる。

 みなさんなんでこんな勝手な白雪姫に優しくしてくれるのだろう。

 ありがとうございます。

ところで、

 癌で早世の多いわが家にあって、誕生日は
「父が死んだ年まであと何年」というカウントダウンの暗さと
「この年まで生きられたのはラッキー」という達成感がないまざり、ようは「死」を意識する微妙な日。

 で、ヤマーンタカである。

 この前言ったかどうか忘れたけど、今度17日にギュメ寺の元管長ロサンガワン師によってヤマーンタカの灌頂が執り行われる。

 ギュメ(下密教寺)はゲルク派最大の密教学堂であり、ロサンガワン師は密教の見行をきわめられた高徳の僧である。ダライラマ猊下がカーラチャクラ灌頂などを行い、6000人の僧侶が集まる席で、その最上座にお座りになるような格式の方である。

 このヤマーンタカは文殊菩薩の忿怒行であり、仏の境地の二大原理である
この世の人を救う働き(方便=男性原理)と
空を実現した意識(智慧=女性原理)を兼ね備えた尊格として知られ、密教経典の中でも最上級の無上ヨーガタントラ、に属する。

 無上ヨーガタントラのホトケのならいとして、ヤマーンタカ尊は顔も手足も一杯ある。

 正面に九面をもち、そのうち正面は水牛面であり、手は34本足は16本というスゴイ風体である。

 マルコ・ポーロは仏教徒を「手足がいっぱいある偶像を崇拝するものたち」と呼んだが、それはポーロの時代のモンゴル宮廷では、このヤマーンタカのような手足のわさわさあるチベット密教の仏がはやっていたからである。

 ちなみに、仏様に手足や顔が一杯あるのは、あらゆる方角にいる命あるものをすべて救済する仏の力とか愛とかを表現するためのものであり、仏教徒は決してこれらの仏様を実体視しない。
 
 で、ヤマーンタカであるが、この方は水牛にのる死神ヤーマ(閻魔)を倒したが故に、その属性を身に帯びているのである。

 後期密教の仏たちは、ヒンドゥーの神を倒し、その倒した相手の属性を足の裏からすいあげて、自分の体にとりこんでいった。

 ヤマーンタカ(ヤーマを倒すもの)は水牛にすわるヤーマをとりこんだので、水牛の顔をもち、ヤーマの武器もとりこんで、それをもつため手足もふえた。

 つまりヤマーンタカは死(ヤーマ)をも超える最強のホトケなのである。

 ヤマーンタカが戦勝祈願の本尊にされたのも、じつはこの「死を超える」→「死を操る」性格があったが故である。

 お誕生月にギュメの高徳の僧がヤマーンタカの灌頂を授けてくださるのも何かのごえん。何とか「ヤーマ」をだまくらかして、人なみの寿命をまっとうするために、

 白雪姫、行きまーす



ヤマンタカ灌頂 情報

導師 元ギュメ寺管長ロサンガワン=リンポチェ
日時 6/17 九時半から十五時三十分(途中一時間休憩)
場所 清風学園南館七階大ホール(大阪市天王寺区石ヶ辻町12−16)
お問い合わせ先 06−6771−5757(内線222 担当山本・梅野)
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