ミャンマーの坊さんの底力!
「ミャンマーの柳生一族」であつかったミャンマーがここ数日えらいことになっている。
坊さんが〔燃料費二倍値上げにきれて〕デモに立ち上がったのである。
日本とちがってミャンマーでは僧侶が〔きちんと戒律まもっていて〕社会的に尊敬されているため、市民は僧侶をまもるため弾よけになるため、必ずやたちあがるだろう。
かつて、チベットの市民がダライラマの離宮をまもるために集まったように。
外道な軍事政権も、ミャンマー人である以上僧侶に発砲することはそうそうできまい。
ベルリンの壁がくずれた1989年、ミャンマーの社会主義政権は実はあぶなかった。
建国の父、アウンサン将軍の一人娘、アウンサンスーチー氏が、さっそうとイギリスより帰国して、民主化をもとめる学生たちの側にたったからだ。
この政権の危機に対して、ローカリズムの権化と化した軍事政権は、彼女を、「旧宗主国のイギリス人と結婚した売国奴」とさげすみ、アウンサン将軍の娘であることを国民に意識させないようにした。
しかし、双子座の★の元に生まれたスーチーさんは弁が立ち、かつ、びっじーん、だったもんだから、国民の人気は高く、翌年の総選挙では彼女の率いる政党は圧勝した。
そしたら、軍事政権、あつかましいことに「治安回復」を口実に、戒厳令をしいて、議会を招集せず、ひらたくいうと選挙の結果をなかったことにしちゃおー、というサイテーの行動にでた。
スーチーさんはそれ以来、ずっと自宅軟禁状態にあり(ときたま解除されたが、彼女に圧倒的に人気があることが確認されると再び軟禁に戻されるの繰り返し)、息子二人の成長を見ることも、夫(チベット学者Michael Aris ちなみに、わたしはこの人とソバ食べたことがある 笑)の死にもたちあうことはできなかった。
軍事政権にとって、スーチー氏を野放しにすることは、中国政府がダライラマの帰国を認めることと同様、評判の悪い自分たち政府の崩壊につながることをよく知っているのだ。
ダライラマ猊下を含むノーベル平和賞の受賞者14人でつくるノーベル平和賞会議はなんどもスーチーさんの解放をミャンマー政府に訴えてきたが、無視されてきた。
以下はダライラマ14世が2005年6月8日のスーチーさんの誕生日におくった公開書翰である。
拝啓 アウンサンスーチー様、
私たちのように海外にいる者や、ビルマ国内のあなたの同志たちと、あなたとの連絡はあまりに長いこと途絶えたままになっているように感じられます。あなたの心身の健康と幸せへの懸念は募るばかりです。あなたはまた、ご家族や多くのご友人方からの愛に満ちた言葉や励ましのメッセージも、これもまた長いこと一切受け取っておられないのではないでしょうか。だからこそ私は、あなたの 60 歳の誕生日というこの機会を通じて、お祝いの言葉を述べさせていただくと共に、あなた自身の健康と長寿を願うのです。そしてまた、あなたがビルマの人々に向ける、心からの厚い好意が成就されるように祈りを捧げるのです。
おわかりのこととは思いますが、私はチベット人として、あなたが現在直面しておられる厳しい事態に特別な共感を覚えています。チベットとビルマの人々は、過去一貫して隣人であり続けるだけでなく、安寧と慈悲を説く仏陀の教えに従うものとして、数々の価値と願いを共有してもいます。また皮肉なことに、ここ数十年来、私たち両国の人々は共に、自然に正当な形で自由を求め、その実現の機会を探っていますが、こうした取り組みは力づくで押さえ込まれ続けています。
私が深く尊敬するのは、こうした不当な抑圧に直面しながら、非暴力的な手段に忠実であり、受動的な抵抗を用い、対話と妥協と交渉を通じた解決を求めるようとするあなたの決意です。しかし、私たち2人には痛いほどわかっていることですが、こうした物事への取り組み方が実を結ぶには、争いの当事者が話し合おうと互いに身を乗り出さなければなりません。したがって、 私はこの場を借りて 、ビルマ政府に対して、今すぐあなたの軟禁を解くよう、またビルマのあらゆる人々の最終的な利益のために、ただちにあなたとあなたが属する政党との対話を再開するよう訴えます。
今が多難な時期であることに間違いはありません。しかし決して希望を失っても、諦めてもいけません。私自身の、また多くの人々のあなたへの思いは、つねに、ビルマというひっそりとした大地(訳注:アウンサンスーチー氏の詩 "In the Quiet Land" を踏まえていると思われる)で隔離されているあなたと共にあるのです。私は確信を持って次のように言うことができます。このような心からの支援の気持ちが、たとえ直接あなたのもとに届かないとしても、あなたは、ここにこめられた思いを通じて、力と恵みを受け取られるのです。そして最終的には真理と自由、正義が勝利するのです。
祈りと厚情を込めて 敬具
(訳、箱田 徹)
(ダライ・ラマ法王の署名)
わたしは社会主義であろうが、資本主義であろうが、イスラームであろうが、キリスト教であろうが、人々がそれをのぞんでおり、それがそれを信じる人々を本当の意味で幸せにできているのなら、どれが政権とってもかまわないと思う。
しかし、ミャンマーの僧侶たちが殺される危険を賭しても怒ってたちあがったのだから、この政権、よほど国民にものぞまれていないのだろう。
ミャンマーは仏教国であることもあり、このデモの行く末は他人事とは思えない。今の政権が無血でおれてくれるといいんだけど。
国際社会のできることは、ジャーナリストを投入して、軍政が僧侶の足の指先でも踏まないように監視することだろう。
坊さん! がんばれ!
坊さんが〔燃料費二倍値上げにきれて〕デモに立ち上がったのである。
日本とちがってミャンマーでは僧侶が〔きちんと戒律まもっていて〕社会的に尊敬されているため、市民は僧侶をまもるため弾よけになるため、必ずやたちあがるだろう。
かつて、チベットの市民がダライラマの離宮をまもるために集まったように。
外道な軍事政権も、ミャンマー人である以上僧侶に発砲することはそうそうできまい。
ベルリンの壁がくずれた1989年、ミャンマーの社会主義政権は実はあぶなかった。
建国の父、アウンサン将軍の一人娘、アウンサンスーチー氏が、さっそうとイギリスより帰国して、民主化をもとめる学生たちの側にたったからだ。
この政権の危機に対して、ローカリズムの権化と化した軍事政権は、彼女を、「旧宗主国のイギリス人と結婚した売国奴」とさげすみ、アウンサン将軍の娘であることを国民に意識させないようにした。
しかし、双子座の★の元に生まれたスーチーさんは弁が立ち、かつ、びっじーん、だったもんだから、国民の人気は高く、翌年の総選挙では彼女の率いる政党は圧勝した。
そしたら、軍事政権、あつかましいことに「治安回復」を口実に、戒厳令をしいて、議会を招集せず、ひらたくいうと選挙の結果をなかったことにしちゃおー、というサイテーの行動にでた。
スーチーさんはそれ以来、ずっと自宅軟禁状態にあり(ときたま解除されたが、彼女に圧倒的に人気があることが確認されると再び軟禁に戻されるの繰り返し)、息子二人の成長を見ることも、夫(チベット学者Michael Aris ちなみに、わたしはこの人とソバ食べたことがある 笑)の死にもたちあうことはできなかった。
軍事政権にとって、スーチー氏を野放しにすることは、中国政府がダライラマの帰国を認めることと同様、評判の悪い自分たち政府の崩壊につながることをよく知っているのだ。
ダライラマ猊下を含むノーベル平和賞の受賞者14人でつくるノーベル平和賞会議はなんどもスーチーさんの解放をミャンマー政府に訴えてきたが、無視されてきた。
以下はダライラマ14世が2005年6月8日のスーチーさんの誕生日におくった公開書翰である。
拝啓 アウンサンスーチー様、
私たちのように海外にいる者や、ビルマ国内のあなたの同志たちと、あなたとの連絡はあまりに長いこと途絶えたままになっているように感じられます。あなたの心身の健康と幸せへの懸念は募るばかりです。あなたはまた、ご家族や多くのご友人方からの愛に満ちた言葉や励ましのメッセージも、これもまた長いこと一切受け取っておられないのではないでしょうか。だからこそ私は、あなたの 60 歳の誕生日というこの機会を通じて、お祝いの言葉を述べさせていただくと共に、あなた自身の健康と長寿を願うのです。そしてまた、あなたがビルマの人々に向ける、心からの厚い好意が成就されるように祈りを捧げるのです。
おわかりのこととは思いますが、私はチベット人として、あなたが現在直面しておられる厳しい事態に特別な共感を覚えています。チベットとビルマの人々は、過去一貫して隣人であり続けるだけでなく、安寧と慈悲を説く仏陀の教えに従うものとして、数々の価値と願いを共有してもいます。また皮肉なことに、ここ数十年来、私たち両国の人々は共に、自然に正当な形で自由を求め、その実現の機会を探っていますが、こうした取り組みは力づくで押さえ込まれ続けています。
私が深く尊敬するのは、こうした不当な抑圧に直面しながら、非暴力的な手段に忠実であり、受動的な抵抗を用い、対話と妥協と交渉を通じた解決を求めるようとするあなたの決意です。しかし、私たち2人には痛いほどわかっていることですが、こうした物事への取り組み方が実を結ぶには、争いの当事者が話し合おうと互いに身を乗り出さなければなりません。したがって、 私はこの場を借りて 、ビルマ政府に対して、今すぐあなたの軟禁を解くよう、またビルマのあらゆる人々の最終的な利益のために、ただちにあなたとあなたが属する政党との対話を再開するよう訴えます。
今が多難な時期であることに間違いはありません。しかし決して希望を失っても、諦めてもいけません。私自身の、また多くの人々のあなたへの思いは、つねに、ビルマというひっそりとした大地(訳注:アウンサンスーチー氏の詩 "In the Quiet Land" を踏まえていると思われる)で隔離されているあなたと共にあるのです。私は確信を持って次のように言うことができます。このような心からの支援の気持ちが、たとえ直接あなたのもとに届かないとしても、あなたは、ここにこめられた思いを通じて、力と恵みを受け取られるのです。そして最終的には真理と自由、正義が勝利するのです。
祈りと厚情を込めて 敬具
(訳、箱田 徹)
(ダライ・ラマ法王の署名)
わたしは社会主義であろうが、資本主義であろうが、イスラームであろうが、キリスト教であろうが、人々がそれをのぞんでおり、それがそれを信じる人々を本当の意味で幸せにできているのなら、どれが政権とってもかまわないと思う。
しかし、ミャンマーの僧侶たちが殺される危険を賭しても怒ってたちあがったのだから、この政権、よほど国民にものぞまれていないのだろう。
ミャンマーは仏教国であることもあり、このデモの行く末は他人事とは思えない。今の政権が無血でおれてくれるといいんだけど。
国際社会のできることは、ジャーナリストを投入して、軍政が僧侶の足の指先でも踏まないように監視することだろう。
坊さん! がんばれ!
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