白雪姫と七人の小坊主達
早稲田大学仏教青年会 ウォッチング日記
DATE: 2007/10/14(日)   CATEGORY: 未分類
不都合な真実
 アル・ゴアが地球温暖化に警鐘をならし続けた功績により、ノーベル平和賞を受賞した。妥当だと思う。

 さいきんの地球規模の異状気象は誰の目にも明らかだろう。

 わが家の庭でなくコオロギは今年は例年になくすくない。通常なら秋の終わりくらいの声量である。

 今日北海道で初雪がふった。これは最後の夏日から数えてわずか三週間である。

 秋がなくなっているのだ。 日本の気候から四季がなくなってきている。

 この温暖化は生物相には致命的で、ここ数年間絶滅危惧種は幾何級数的に増えていて、シロクマは三年後には現在の三分の二になるという。

 しかし、ここまであからさまなサインが出ているにもかかわらず、産業界は温暖化に対する対応はにぶい。二酸化炭素の放出をへらす、ということは経済活動が停滞するということで、そりゃまかりならん、ということらしい。

よく、不法投棄する産廃業者とかがマスコミに直撃されたりすると、

「キレイ事いってたらおまんまが食えなくなるんだよ」

 といって開き直ったりしているが、何のことはない、われわれは地球規模でこの不法投棄の産廃業者と同じようなこといったり、やったりしているわけだ。

 そもそも人類が滅びたら経済活動も、へったくれもないのに、依存症となっているわれわれにはもうその当たり前のことすらマヒして考えられなくなっている。

 「飲まないと眠れない」「飲まないと気分が明るくならない」などといってアルコールを飲み続け、一瞬の夢とひきかえに、肝硬変による確実な死へとつきすすんでいく。あれと同じ。

 便利な生活に依存しているわれわれも、それとひきかえに悪夢のゴールに突き進んでいるのだ。

 神とか仏とかに示される、理想的な人格を慕う文化が、近代以前だとすると、近代のはじまりとともに人間は、理想をすて、人間性(不完全で煩悩全開)を肯定し、その欲望を野放しにすることを是とした。この文明の行き着く先は、神とか仏によれば、「末法の世」「世界の終末」ということになる。

  ま、しかし、諸行無常は世の理である。仏教によれば、しょせん世界は破滅し、そしてまた長大な時間をかけた後、新しい世界がはじまる、という永劫回帰の世界観を説くので、目先の世界の存廃うんぬんを議論しても仕方ないということだろう(このあきらめの早さが仏教衰退の理由の一つのような気もするが)。

 話は変わるが、二月ほど前に「英語で書かナイト」というオヤジギャグな日記を投稿したが、あれ、実は終わってません。結局終わらなくて、頼んで次の号に載せてもらうことにしたのだけど、その締め切りが今月の末。

 当然一文字も書いてないとくらあ。

 そう、地球規模の危機を見ていれば、自分の危機が相対的に矮小化するような気がしてこの記事を書いてみたのです。

 でも、これってニートの若者が、国際政治の危機を語っている状態と何ら代わりがないような気も・・・。

 不都合な真実とは、実は「ふがいない自分の今」なのかも。
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