どんなニュースも二週間か?
六日のお誕生日に、とあるステキな先生から、美しいガクアジサイの画像を戴いた。写真には花言葉は謙虚です、との詞書きが添えられていた。「そこで、アジサイの花言葉って花の色がころころかわるから、移り気かと思っていましたが」とお礼かたがたメールしたところ、お返事に
おっしゃる通り、アジサイの花言葉を調べたら「移り気」でした。そのほかにも、「高慢」「あなたは美しいが冷淡だ」「無情」「自慢家」「変節」「あなたは冷たい」など、ううむと困りました。なんとなく当てこすりになりそうな・・・そうでないような・・
で、ガクアジサイの花言葉が謙虚なのでその画像を送って下さったとのこと。
吹いた。
謙虚とはとても言えない性格ですが、これから精進いたします。
アジサイの花の色のようにころころ移ろうものといえば、ニュースの内容。
「どんな悲惨なニュースも二週間しか取り上げられない。人の興味はすぐ移ろうから」とは、とある新聞記者の言葉である。
それは表層的には真理であるが、わたしは一度報道されたものは、視聴者の深層意識に残るため、本質的には一度報道されたものは決して消えない、という方が正しいと思う。
チベットサポーターは、四川大地震が来てからチベット問題はどこかへふっとんでしまった、と口を揃えて嘆くが、わたしはそうはいえないと思う。
チベット人蜂起も四川大地震もビルマのサイクロン被害もテレビ画面やネットの話題ににでてくる回数こそへってきているけど、じゃあわれわれの中国やビルマに対する認識はそれ以前の何もなかった時代と同じものに戻ったかといえばそうではないだろう。
拉致被害者の実在が公式に確認され、彼らの一部が帰還したことによって、北朝鮮報道が大きく変わったように、一度野に放たれたイメージは次の変動がくるまではレッテルを貼られる当事者がそのイメージ頑なに否定しようとも、そうそう変わらない。
天安門事件からうすら19年、日本人の内なる中国イメージはどこまで悪化し続けるのだろう。
というわけで、日本の大学で中国史や中国語を学ぼうという日本の学生がガタべりしている一方、日本を初めとする外国で学んだり働いたりする中国人の数は増え続けている。
フクダ首相は中国人留学生倍増計画とかうちだしており、少子化に悩む日本の大学のいくつかはその政策に飛びついて、中国人留学生の日本語試験を免除したりして受け入れ間口を広げている。
しかし、愛国教育で日本に対する負のイメージを植え込まれ、さらには日本語のスキルすらもたない中国人留学生が、一連の事件で中国に対して決していいイメージをもっているとはいえない日本社会とどのような摩擦を起こしていくのだろうか。
想像してもあまり明るい未来は描けない。
すでに起こってしまったこととして今年三月にデューク大学構内でおきた有名な事件がある。サンフランシスコの聖火リレーの当日、王千源さんという中国の女子留学生が、デューク大学内で、十人ちょっとのチベット派の白人たちを百人以上の中国人がこづきまわしているのをみて、仲裁に入った。
怒れる中国人留学生集団は理系の学生が多かったため、英語があまり得意でなかった。そのため、彼女は中国人の言い分を中国語で聞いて英語で白人たちに伝え、白人たちの言い分を英語で聞いて中国語で中国人に伝えようとした。
実にまっとうな行為であり、彼女がいかに知的で穏やかな大人な性格の持ち主であるかが知れる。
しかし、中国人留学生たちは、「中国人は中国語でしゃべれ!」と彼女を責め立て、彼女は警察から保護されてその場を逃れた。
そして翌日からサイバー空間で王さんに対する猛攻撃が始まる。
公安しか知らない家族の市民ID番号がネットにさらされ、彼女の山東省の実家は窓ガラスがわられ、戸口にはわいせつなポスターがはられた。母校の高校では彼女を非難する集会が開かれ、卒業資格は取り消され、愛国教育が一層強化されたとのこと(Washingtonpost.com 20 April, 2008 | 日本語訳のページ)。
日本にもルサンチマンの塊みたいな人はおり、自分の無知無能を他人や社会のせいにして、サイバー空間で人に罵声をあびせたり、実空間でも秋葉原で人を七人を殺めたりする輩はいる。しかし、あくまでも個人で行っていることであり、警察や学校が個人攻撃に荷担するなんてことはまあない。
かの国の場合、公安や高校という公の組織が率先して、さらには大多数が参加してこのみっともない行為を行っているところが、シャレにならん。マトモな人を排除しなければ成り立たない政権なんて、客観的にいってもうダメだろう。
それより何よりこの報道か流されたことにより、王千源さんの勇気と理性は世界中から賞賛をあびたが、自分が他人からどう見られているかの自覚もなく、ひたすら自分たちにしか通用しない論理をふりかざす中国人社会、中国人留学生に対する世間の評価は暴落した。
これはいずれ当人たちが自覚するしないに関わらず中国人社会に効いてくる。
船場吉兆が昨年偽装をしていたことがばれたあとも、ファンは一生懸命吉兆を支えようとした。しかし、食べのこし使い回し事件が発覚したのちは、さすがのファンももう支えきれなくなって、船場吉兆はつぶれた。
高級料亭はのきなみにその影響を受けて経営が苦しいのか、今年はなだ万からお誕生日割引の葉書がこない。楽しみにしていたのに(私怨かい)。
最近100均ショップでもJUSCOでも何気にメイドイン中国がへってきている。ギョーザ事件が、チベット蜂起が、画面から消えても、ちゃんと残るものはある。
おっしゃる通り、アジサイの花言葉を調べたら「移り気」でした。そのほかにも、「高慢」「あなたは美しいが冷淡だ」「無情」「自慢家」「変節」「あなたは冷たい」など、ううむと困りました。なんとなく当てこすりになりそうな・・・そうでないような・・
で、ガクアジサイの花言葉が謙虚なのでその画像を送って下さったとのこと。
吹いた。
謙虚とはとても言えない性格ですが、これから精進いたします。
アジサイの花の色のようにころころ移ろうものといえば、ニュースの内容。
「どんな悲惨なニュースも二週間しか取り上げられない。人の興味はすぐ移ろうから」とは、とある新聞記者の言葉である。
それは表層的には真理であるが、わたしは一度報道されたものは、視聴者の深層意識に残るため、本質的には一度報道されたものは決して消えない、という方が正しいと思う。
チベットサポーターは、四川大地震が来てからチベット問題はどこかへふっとんでしまった、と口を揃えて嘆くが、わたしはそうはいえないと思う。
チベット人蜂起も四川大地震もビルマのサイクロン被害もテレビ画面やネットの話題ににでてくる回数こそへってきているけど、じゃあわれわれの中国やビルマに対する認識はそれ以前の何もなかった時代と同じものに戻ったかといえばそうではないだろう。
拉致被害者の実在が公式に確認され、彼らの一部が帰還したことによって、北朝鮮報道が大きく変わったように、一度野に放たれたイメージは次の変動がくるまではレッテルを貼られる当事者がそのイメージ頑なに否定しようとも、そうそう変わらない。
天安門事件からうすら19年、日本人の内なる中国イメージはどこまで悪化し続けるのだろう。
というわけで、日本の大学で中国史や中国語を学ぼうという日本の学生がガタべりしている一方、日本を初めとする外国で学んだり働いたりする中国人の数は増え続けている。
フクダ首相は中国人留学生倍増計画とかうちだしており、少子化に悩む日本の大学のいくつかはその政策に飛びついて、中国人留学生の日本語試験を免除したりして受け入れ間口を広げている。
しかし、愛国教育で日本に対する負のイメージを植え込まれ、さらには日本語のスキルすらもたない中国人留学生が、一連の事件で中国に対して決していいイメージをもっているとはいえない日本社会とどのような摩擦を起こしていくのだろうか。
想像してもあまり明るい未来は描けない。
すでに起こってしまったこととして今年三月にデューク大学構内でおきた有名な事件がある。サンフランシスコの聖火リレーの当日、王千源さんという中国の女子留学生が、デューク大学内で、十人ちょっとのチベット派の白人たちを百人以上の中国人がこづきまわしているのをみて、仲裁に入った。
怒れる中国人留学生集団は理系の学生が多かったため、英語があまり得意でなかった。そのため、彼女は中国人の言い分を中国語で聞いて英語で白人たちに伝え、白人たちの言い分を英語で聞いて中国語で中国人に伝えようとした。
実にまっとうな行為であり、彼女がいかに知的で穏やかな大人な性格の持ち主であるかが知れる。
しかし、中国人留学生たちは、「中国人は中国語でしゃべれ!」と彼女を責め立て、彼女は警察から保護されてその場を逃れた。
そして翌日からサイバー空間で王さんに対する猛攻撃が始まる。
公安しか知らない家族の市民ID番号がネットにさらされ、彼女の山東省の実家は窓ガラスがわられ、戸口にはわいせつなポスターがはられた。母校の高校では彼女を非難する集会が開かれ、卒業資格は取り消され、愛国教育が一層強化されたとのこと(Washingtonpost.com 20 April, 2008 | 日本語訳のページ)。
日本にもルサンチマンの塊みたいな人はおり、自分の無知無能を他人や社会のせいにして、サイバー空間で人に罵声をあびせたり、実空間でも秋葉原で人を七人を殺めたりする輩はいる。しかし、あくまでも個人で行っていることであり、警察や学校が個人攻撃に荷担するなんてことはまあない。
かの国の場合、公安や高校という公の組織が率先して、さらには大多数が参加してこのみっともない行為を行っているところが、シャレにならん。マトモな人を排除しなければ成り立たない政権なんて、客観的にいってもうダメだろう。
それより何よりこの報道か流されたことにより、王千源さんの勇気と理性は世界中から賞賛をあびたが、自分が他人からどう見られているかの自覚もなく、ひたすら自分たちにしか通用しない論理をふりかざす中国人社会、中国人留学生に対する世間の評価は暴落した。
これはいずれ当人たちが自覚するしないに関わらず中国人社会に効いてくる。
船場吉兆が昨年偽装をしていたことがばれたあとも、ファンは一生懸命吉兆を支えようとした。しかし、食べのこし使い回し事件が発覚したのちは、さすがのファンももう支えきれなくなって、船場吉兆はつぶれた。
高級料亭はのきなみにその影響を受けて経営が苦しいのか、今年はなだ万からお誕生日割引の葉書がこない。楽しみにしていたのに(私怨かい)。
最近100均ショップでもJUSCOでも何気にメイドイン中国がへってきている。ギョーザ事件が、チベット蜂起が、画面から消えても、ちゃんと残るものはある。
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