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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2016/03/03(木)   CATEGORY: 未分類
学術シンポジウム:「通商・巡礼・亡命」
3月12日日に早稲田で学術シンポジウム行います。興味のある院生の方、またちょっと学術的なものも聞いてみたいという一般の方、お待ちしております。
私もコメンテーターで参加いたします。

通商・巡礼・亡命:
17〜20世紀初頭の中央ユーラシアにおける超境界活動

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「近代日本の人文学と東アジア文化圏」
早稲田大学中央ユーラシア歴史文化研究所共催
日時  :2016年3月12日(土) 13:00〜17:30
会場: 早稲田大学文学学術院 戸山キャンパス36号館581教室(メトロ東西線 早稲田駅)
 →早稻田大学戸山キャンパスのキャンパスマップはこちらです。
参加費: 無料

プログラム

趣旨説明(13:00-13:10):柳澤 明(中央ユーラシア歴史文化研究所長)

第Ⅰ部(13:10-14:40)
報告①:濱本真実(日本学術振興会PD)「ロシア・中央アジア・新疆間のムスリム・ネットワーク─タタール商人の活動を中心に─」
報告②:井上岳彦(北海道大学専門研究員)「1877年以降のカルムィク人仏教徒 ─国外聖地巡礼の復活とその影響について─」

第Ⅱ部(15:00-16:30)
報告③:小林亮介(日本学術振興会海外PD)
「ダライラマ13世の亡命と外交(1904-1912)─W. W. Rockhillとの往復書簡の検討を中心に─」
報告④:橘 誠(下関市立大学准教授)「清朝崩壊後のモンゴル・チベット関係」
コメント(16:40-16:50):石濱裕美子(中央ユーラシア歴史文化研究所員)

◇総合討論(16:50-17:30)

◇内容
モンゴル帝国の解体後,その流れをくむ諸国・諸民族は,オスマン朝・ロシア・清朝のような「帝国」の拡大にともなって,次第に分断されてそれらの勢力圏に組み込まれ,自らのあり方を変容させながら,「帝国」内で一定の位置づけを獲得していく。この時期の歴史状況は,従来の研究においては,「帝国」の民族・辺境統治と,それに対する適応または抵抗,という視点から扱われることが主流であった。しかし,当時においても,「帝国」の枠を越えた接触・交流は,たとえば通商や巡礼といった活動を通じて,ある程度保たれていたと考えられる。そして,19世紀後半〜20世紀初頭になると,交通革命や「帝国」支配の弛緩などの要因によって,境界をまたぐ交流・連携が活発化し,民族・宗教共同体の再構築が進行する。本シンポジウムでは,このような超境界活動の実相について,研究史を批判的に総括しつつ検討し,「ポスト・モンゴル帝国史」再考への道筋を模索したい。
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