白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2006/11/08(水)   CATEGORY: 未分類
災害耐性国家ニッポン
いやあ、驚いた。テレビつけたら瓦礫がうっていたので、「またイスラエルがガザ地区爆撃したんか」と思ったら、「ほっかいどう・・・」とかいうので、よく見てみると、ニポンの話である。

でもどう見てもこれ爆撃のあと。何をどうしたらこうなるんだと思っていたら、テレビが「竜巻らしい」という。

竜巻も大きくなるとこんな破壊力があるんだ。何年か前、スピルバーグの「ツイスター」という映画をみたが、あの時、牛が空中でまわっているのをみても、「ま、実際はここまですごいのはおきないでしょ」と思っていたが、意外とおきるかもしれん。この竜巻では猫が舞い上がっていたという。

そいえば数ヶ月前宮崎でも竜巻おきて、あの時は電柱の上にソファがひっかかっていた。重いソファが電柱の上まで飛ばされるなんて、どんな風だろう、と思っていたが、今度は電柱が根こそぎ倒されて、存在自体ない・・・・。プレハブなんか跡形もない。死者もすごいでてる。

宮崎の竜巻よりすごい。

思えば日本は災害大国。中小の地震はしょっちゅうだし、ときたまくる大地震は壊滅的な被害を与えてくれやがるし、津波なんて英語になっているし、ついでにいえば竜巻の国際基準F2F3は藤田さんがお決めになった藤田さんのF。関係ないか。

そこでふと思った。

日本が戦災の瓦礫の中からあっという間にたちなおって、かつての敵国アメリカをさして怨むこともなく仲良くつきあって今にいたるのは、日本人が忘れっぽいとか、寛容だからじゃなくて、もともと天災の多い國で、廃墟とか瓦礫とかに対する耐性があるからじゃないかと。

日本人の遺伝子には、津波とか地震で壊滅する街のでじゃヴがあるので、戦災をみても「あーまたか。また立て直さなきゃな」くらいのインパクトしかない。

災害免疫体質。ある意味最強。

八世紀にインドのシャーンティデーヴァが書いた『覚りへの道』に

「人が自分を傷つけたからといってその人を怒ってはなりません。天災によって傷ついたからといって、天を怒る人がいないでしょ。それを考えたら怒りに合理的根拠がないことはわかりませんか。」みたいな一節があった(まったく原典確認していません。「忍耐」の章だったと思うのですが)。

確かに、普段から気にくわないと思っていた人にバケツで水をかけられたら、腹が立つけど、突然の雨に降られてずぶ濡れになっても腹はたたない。ずぶ濡れになるという結果は同じなのに。

何にせよ、怒ることによって心の平安を失って困るのは、水かけた本人ではなくかけられた当人なのだから、バケツで水をあびせられても、雨だと思った方が精神衛生にいいのは確か。

日本は災害大国であるがゆえに、労せずして天を恨まず人を怨まずとりあえず復興体質を身につけたのかも。

そう考えると、この地震の巣の上で生きることも深いかも。
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COMMENT

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宰相 | URL | 2006/11/09(木) 20:56 [EDIT]
本当ですね。色付きの文字列島が沈む以外は我慢することが悟りへの道に通じるのでしょう。
でも先生、昨日あのプロレス実況あがりの司会のニュース見てたら悲しみにくれる被害者を長々と写して、「(責任を追及する)やり場のない悲しみが広がる」っていかにも隙あらば社会か政府のせいにしそうな解説してましたよ。広げてるのはお前らだろと思いましたね。
本当に、何でもお上のせいにすりゃいいってもんじゃねー!って感じです。

yuasa | URL | 2006/11/14(火) 04:31 [EDIT]
>廃墟とか瓦礫とかに対する耐性があるからじゃないかと

 同じことを石濱先生も考えていらっしゃったのを知って、小躍りするくらい嬉しくなりました。というのも、うちの父(昭和ヒトケタ生まれ)が湾岸戦争やら、イラク侵攻などの瓦礫を見る度「イヤー、懐かしい!」と言うもんですから・・・。耐性ができてますね!!
● 賛同していただけと光栄です
イシハマ | URL | 2006/11/14(火) 21:06 [EDIT]
わたしの母も昭和一桁でしたが、やはり整然、デパ地下になんかに食べ物が満ちあふれていると、「何かが狂っている」「こんなこと続くはずない」といってました。
そのうえアニメとかにもよく世紀末の荒野がでてくるし、ああいう世界観ってアメリカとかにはないんじゃないかしら。

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