白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2007/03/28(水)   CATEGORY: 未分類
そうだ、京都行こう。
というわけで、月曜日に西本願寺の附属大学、龍谷大学に行った。
京都駅におりたつと、温かい。コートなしのブレザーできたが正解だったな。

歩いて十分の距離だが、だるいのでタクシーにのる(歩け)。

校門前にタクシーがつくと、龍谷大学のA先生がお迎えにきてくれていた。

みれば、校門がすごいレトロ。校門からみえる講堂も校舎も品のある洋館。レトロつったって、最近はやりの昭和三十年とかのもんでない。明治期くらいのレトロである。

校門前の案内板をみると、なんと門から教室から講堂まで重文指定。明治期の大学建築は珍しいということと、木造建築なのに石のようにみせる工法の初期のものだからだそう。

明治期のドラマのロケによく使われるという。言われてみるとデジャブ感のあるたたずまい。

しぶい。

もっとすごいのは、このどこからみても明治期の校舎のすぐ脇には西本願寺の南門があり、そこには豊臣秀吉の伏見城から移築したケンランゴーカな唐門がある。

わずか数十メートル離れたところには戦国時代である。その唐門の西には大玄関門があり、ここは大名屋敷のロケなどに使われるそうである。

わずか数十メートルの範囲内で明治のハイカラと江戸の大名屋敷と戦国の門という様々な建築様式がつまりまくっている。

こゆい。

早稲田は来年開学125周年だが、ここ龍谷大学はあと数年後に何と開学370年を迎えるそうである。どこをどう計算したら370年?と聞いたら、お坊さんの大学がはじまってから数えるそうで、総合大学になったのは、20世紀の六十年代からだそうである。総合大学になってからの年数が百年いかないところがまたシブイ。

さてさて、目的は大谷探検隊の将来品の拝観である。

 その前に大谷探検隊を知らない人のために、超簡単にレクチャー。

 大谷光瑞という西本願寺のトップが、20世紀のはじめに仏教の来た道をたどるべくシルクロードに探検にいった。そいで、いろいろな文物を持って帰りましたとさ。終わり。

 それがおっかしいんだけど、この探検隊、わざわざロンドンから出発している。京都からでて京都にかえっても宣伝にならないので、当時の世界帝国イギリスの首都から出発したのだ。
 彼らがもたらしたものは大谷コレクションといい、中央アジア研究にはかかせない史料となっている。

 みせていただいたものの中で、現存する世界最古の紙「李柏文書」、あと大谷光瑞が朝鮮半島で買ったといわれる(諸説あり)明代の東アジア地図などが興味深かった。

世界最古の紙李柏文書は調査の結果、様々な植物の繊維とともに、鳥の羽毛が増量剤に使われていたことがわかったという。

そして、地図。明代初期とはいえ、そこに書かれている地理情報はモンゴル帝国時代のものであるとされるその地図は、

見事にチベットが入っていない。

成都の東はまっしろ、東印度の西は真っ白、星宿海の南はまっしろ。

チベットがあるべき場所が見事にブランクになっている。

地図の作製者は情報があったのに興味がないから書かなかったのか、情報がないから駆けなかったのか、何にせよもし、チベットが中国の強い影響下にあったとすれば、人も物も交流しているのでこんなまっちろになることはあるまい。

おもしろい。

中国の文書館では地方の地図は貸し出し禁止の場合が多いが、この地図も中国にあったら貸し出し禁止になっていただろうな。

 余談だが大谷光瑞は探検やら蒐集やらであまりにお金を使いすぎて西本願寺の法主をおわれ、大陸にあった彼の別荘とその財産もその際さしおさえられたため、大谷コレクションは中国・韓国などに散逸してしまった。行方不明のものも多いという。

 もったいないのう。
 京都は戦災がなかったのでここにきていれば全部残ったのに。
 東京だったら灰燼に帰したけどね(笑)。
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COMMENT

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破顔@不捨室主 | URL | 2007/03/28(水) 19:25 [EDIT]
そんなこと言い出したら駒沢は今年で415周年、とか言い出したらきりがないですね。学問はもっと前からあるし。


明代のちづの話面白いです。
今のちゅうごくの主張がいかに恣意的かってことですよね。

明日から陶芸の友達連れて京都・叡山です。
ぶっせいの合宿もこんな感じでできる日がくるといいですね。
● いってらっしゃい
イシハマ | URL | 2007/03/28(水) 20:49 [EDIT]
叡山旅行報告楽しみにしています。
新歓の時までには還ってきてね。
おねがい。

破顔@不捨室主 | URL | 2007/03/28(水) 21:38 [EDIT]
ちゃんと1日には帰ってきます。
新歓ブース用の机の借り出しは服部君に頼んでます。
準備を○投げで申し訳ないですが、その分
比叡山で僧兵パワーを身に付けてくるのでご期待ください。

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