白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2007/04/11(水)   CATEGORY: 未分類
しぶとく復活!
おかげさまで、覇気がない以外の点ではほぼ平常に復しました。

タミフル、マンセー。

病気の時には何かとても思考が暗くなり、ウツウツとしていたが、病気が治ると単純なもので思考もあかるーくなってきた。

笑ってようが泣いてようが時間は進むなら、笑っているにこしたことはない。

病気で寝ている間は頭をまったく使わず気が紛れることからおもにマンガを読んでいたが、少しよくなってきたら、落語を読んでいた(聞くじゃないのよ)。

笑いは体にとてもいい。十歳の頃から手元にあってぼろぼろの落語本は、今でも読めば笑えてじつにお手軽な健康法。

実は、この本、私が十歳の時にはじめてかった文庫本である。

はじめての文庫本が小説や哲学書でないところに栴檀は双葉より芳し、三つ子の魂百までを感じて欲しい。

興津要先生が校訂した講談社版で名著である。上下巻からはじまり、続、続々、続々続とまるでインフルエンサのようにゾクゾクで続いて、最後の大尾に至るまで全シリーズを買った。

なんで十歳の子供が落語本なんかを喜んで買うのかといえば母の影響だろうか。私がまだ小さかった頃、私の枕元で母は夏目漱石の『坊ちゃん』とか、中国の古典とかを読み聞かせてくれた。いつも笑いが絶えない枕元だった。

ちなみにウチのダンナが最初に買った大人の本は、なんだったかサルトルだかカントだか哲学書だとかいってたような。

いやだね、暗くて(まる子風)。

人生は所詮無意味なんだから思い悩んだらウツになるだけ。ウツになったら自分も苦しいし回りも見ているのが苦しいので百害あって一理なし。

落語でも読んで笑って暮らしていれば、少なくとも自分一人は幸せにできるし、幸せになったその一人はもう一人二人くらいは幸せにできるかもしれない。

刑務所をイモンでまわっている落語家がいたけど、彼のやっていることは本能的に正しい。と思う。

まあ、すべて人を幸せにできるのは神様仏様ダライラマ様くらいだとしても、フツーの人だって性格が少しでも明るければそれなりの幸せを人の分け与えることはできる。

笑う門には福来たる。

インフルになる数日前、わが家に巣をかけていたキジバト夫婦が烏に襲われて孵化間近の卵を全部食べられてしまった。追い払ったけど間に合わなかった。カラッポになった巣に片割れがもどってきて呆然としている姿がかわいそうでショックだった。

そのあとくらーい気持ちになったのだが、しばらくしてあのキジバトの夫婦とおぼしき若いまだ小さな鳩の夫婦が餌付け場に姿を現した。そのあと、雄が雌にむかってプロポーズの歌を歌っていた。

 人間はショックでうちのめされているのに、当事者の自然はたくましかった。

 人間だったら臨月の妻が暴漢に襲われて妻は助かったが子供は流産とかいったら、その夫婦、怒り狂ってその暴漢をおいつめてリンチ殺だろう。

 キジバトの夫婦は烏に復讐せず、季節の恵みの中で新たな命を育むことを何も考えずに選択した。

 この場合、いろいろ考えて復讐に走る人間がえらくて、鳩がアホと言えるだろうか。わたしは鳩がエライと思う。幸せはなったもん勝ちなのである。

 あのキジバト夫婦も今度は注意してカラスに巣を知られないように気をつけるだろう。今度は彼らに可愛いヒナが誕生することだろう。
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COMMENT

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あくび母 | URL | 2007/04/11(水) 23:21 [EDIT]
感慨深いお話ですね 私は3年ほど前にニュウーハーフ祭をすませた年(40才の時はW成人式祭りをした)ですが、私が、子供の時大人たちはまるっきりこの鳩夫妻の感覚だったですよ。子沢山だっしね、あまり裕福でもない家庭は、前しか進む道がなかったですよ あっ病明けおめでとうございます。

セン@小坊主 | URL | 2007/04/11(水) 23:29 [EDIT]
先生、体調回復されたようでなによりです。今後とも仏青でのご指導よろしくお願い申し上げます。
先生の文学批判については、私は共感するところがあります。以前から私も先生と同じようなことを考えていました。近現代文学というのは、自己の内面を凝視するあまり、他者の存在(現実の人間関係)をうまく処理できなくなってしまうのではないかと思います。
仏教では、内観から得られたものも一切衆生に廻向するので、どんなに瞑想を深めても自分ひとりの世界にはまって抜け出せなくなるなどということはないのだと思います。

おやき | URL | 2007/04/12(木) 09:54 [EDIT]
ご回復おめでとうございます。

>幸せはなったもん勝ちなのである。

なるほど。
いつもいいお話ありがとうございます。
● 人生は
k-hirata | URL | 2007/04/13(金) 00:24 [EDIT]
良くなられてなによりです。
人生の先輩である先生も思考が暗くなられるとは・・・
私がなって当然なわけです。
しかし、ようやくプラス発想に戻りつつあります。

人生に意味なんてないと、何かの本で読みました。
だったら、楽しもうと。
重たく考えるだけ損なのかもしれませんね。
心は不常で不浄なもんです。

イシハマ | URL | 2007/04/13(金) 08:04 [EDIT]
>あくび母さま
たしかに昔の日本人は子供十人くらい産んでて、今よりずっとたくましかったよーな。食べるのも生きるのも大変な時代なほど人は丈夫になるのかも。

>センくん
純文学ってひたすら自意識過剰なものばかりで、読んでいてあまり楽しい気持ちになるものってないことは云えるかも。文学を通じて人生観が変わった、とか、今までの自分はあかんかった、とか回心する話とかないもんね。

>おやきさま
ありがとうございます。オカメちゃんたちによろしく。

>k-hirataくん
回復おめでとうございます。この時期のインフルはつらいよねー。社会にでるといろいろ「きれい事」ですまないことも多いだろうけど、「客観的に見てだれもがおかしい」というようなところまで云っていないなら、とりあえずあなたの誠実でのりってみて。
● 強行ダイエットとアルコール依存症からの脱出
モモ@大東 | URL | 2007/04/13(金) 15:26 [EDIT]
この二つを同時進行している私は
もう昼間からのたうちまわっています。
笑い・・・お笑いのyoutTubeなんかを見て
なんとか気を紛らわせています。
欝は確かに大変です。<現在進行形で治療中
ウルフルズの曲の中で「笑い飛ばせばええねん」という歌詞がありますが
そのとおりだと思います。
ああ、今この瞬間にも冷凍庫に入れてあるウォッカで
頭がいっぱいだ・・・<週末には飲んでもいいことにしました(笑)
支離滅裂な文章ですみません。
● マジレスさせていただきますと
イシハマ | URL | 2007/04/13(金) 18:59 [EDIT]
>モモさん
週末もやめた方がいいと思います。一滴が二滴、二滴が三滴と収拾がつかないことに。
● 昨日はありがとうございました。
破顔@不捨室主 | URL | 2007/04/14(土) 02:04 [EDIT]
HPの頭の火事現場ですが、あれの向かいに陶芸部の散らかった部室があります。クリーニング、写真、ラーメン屋さんでした。壊す前は献花されてたので、恐らく死者もあったんだと思います。火事って怖いですね。
● 記事によると
イシハマ | URL | 2007/04/14(土) 22:41 [EDIT]
店主の奥様がなくなられたようです。
三階から出火して。
火事は本当にこわいから、強盗にあった時も「ヘルプミー」て゜はなく「火事だー」と叫ぶと人がでてくるというのもうなずける。

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