白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2007/10/10(水)   CATEGORY: 未分類
大徳川展はじまる!
 本日(10月10日)からいよいよ上野の国立博物館で「大徳川展」がはじまる!

記念に極私的徳川ネタを公開!

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この写真は一ヶ月前ソウルにいった時、ソウル生まれの友人が「ここがソウルで一番美味しい」というキムチ鍋の店につれていってくれた時ののもの。わたしたちが通された席の前には、ハングルで書かれていたこの書がかかっていた。

 二箇所だけ漢字でそこだけよめる。

 「人生」「無事長久」はて、この組み合わせ、どこかで聞いたよーな。


 家康公のご遺訓じゃあないかあああああ。

人の一生は、重荷を負うて遠き路を行くが如し。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。
心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基。
怒を敵と思え。
勝つことばかり知りて負くるを知らざれば、害その身に至る。
己を責めて、人を責むるな。
及ばざるは過ぎたるに勝れり(『家康公ご遺訓』 偽作説アリ 笑)。


 友人に「これ家康公のご遺訓だよね」というと、

 「でも、書名ヘチャンて書いてて、これ朝鮮人の名前ですよ。家康公のわけないですよ」というので、ホテルにもどってWikiquoteで、家康公のご遺訓を調べて読ませてみると、内容は同じであるという。

 たぶん、このヘチャンという人がこの言葉をきにいって墨書したのだろう。朝鮮半島にせめこんで今にいたるまで朝鮮の人に怨まれている秀吉と違い、徳川家康は一応、講和に尽力した人だから、まあ許容範囲内だったのか。

 にしても、日本から遠く離れたソウルの、しかもキムチ鍋やで家康公のお言葉と対面するとは、横浜の中華街の一室でオカメインコタイルと対面したとき以来の感動である。

 さて、徳川展、今日からなのでまだ云ってませんが、出品作品のリストが発表されたので、いちじるしく主観にはしったみどころをご紹介。

 この展覧会三部構成で(1)将軍の威光 (2) 格式の美 (3) 姫君のみやびと分かれている。(2)は将軍家の所有するお宝をあつめたもので、茶器とか、軸ものとかがある。これははっきりいって将軍家とはあんま関係ない。将軍家の美意識が分かると云えば少しは関係するのかもしれないけど。(3)は徳川家の姫君の花嫁道具なので、大名のトップとしての生活がわかるという意味では面白いだろうが、私的にはあまり興味ない。やはり歴史を学ぶものとして、いちばん面白いものが集まっているのは(1)「将軍家の威光」である。

 ここには家康様の神像が彫刻や軸ものとしてゴロゴロ出品されている。三代将軍家光公は、祖父家康の夢をみるたびに、絵師にその夢のお姿を書かせていたので、この神像はいわば家光の脳内を覗いているわけである。

 家康は本性はわれわれの目の前にはあの武将徳川家康のお姿で現れたが、その本性は薬師仏である(というふうに天海が祀った)。
 薬師仏は西の阿弥陀仏と対応する東の仏。秀吉が京都の阿弥陀山に明神として祀られたのと好対照をなしている。

 家康を仏が化身した神、あるいは転輪聖王として祀られたのが、日光山輪王寺(と東照宮)。それも家康公がお亡くなりになった時のこの遺言にもとづく。

遺体は駿河の国の久能山に葬り
葬儀は江戸の増上寺で行い
位牌は三河の国の大樹寺に納め
一周忌がすぎてから、下野の日光山に小堂を建てて勧請せよ。
関東八州の鎮守とならん


 で、亡くなる日に、自分の神像を西にむけ、また、幾たびもの合戦を家康とともにたたかった三池の宝刀に血を吸わせて、同じく西にむけて祀るように言い残して、その午後帰幽された。

 自らの遺体を東西の中間点久能山に葬らせ、さらに愛刀と自らの像の西面を命じたのは、西国大名の蜂起を押さえるためであったといわれる。

 今回の展覧会には、芝東照宮のご神体の家康像とこの三池の宝刀も出品されるので、とても楽しみ。あと、東照宮の由来を記した「東照社縁起」もホンモノがみたかったので嬉しい。

 家康モノとしてはほかにも彼の甲冑や軍扇、征夷大将軍の辞令、幕末モノとしては、大政奉還前後の歴史文書などが目白押し。第一部は歴史的にかなり面白い史料がホンモノで見られます。

 ちなみに、茶器とか、源氏物語絵巻とかの国宝もゴロゴロありますが、専門外なのでさっぱりわかりません。たぶん優品揃いでしょう(笑)。
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COMMENT

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● 姫の研究には
モモ@大東 | URL | 2007/10/11(木) 16:05 [EDIT]
つかせぬ「探究心」というのがありますね。
私もあやかりたい。<少女向け雑誌投稿者より
いつかは姫の探究心を満足できるものを
差し上げたいものです。

団長 | URL | 2007/10/14(日) 09:57 [EDIT]
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イシハマ | URL | 2007/10/14(日) 12:14 [EDIT]
>モモさん
探求心は人生を楽しむためには必須です。何にも興味が持てなくなったり、何もかもつまらない、と思うのは前頭葉の血流不足だと思います。

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