罪を憎んで人を憎まず
昨日、元少年に死刑判決が降りた。23才の若い母親と一才の赤ん坊を殺し、その上母親を●イプし、さらにはたぶん反省もしていない、といういろんな意味でスゴイ被告である。日本は法治国家なので、たとえこのような人とは思えない行動をとった犯罪者であったとしても、人として裁かれ、その人をどうするかを決める側も感情に流されず、冷静に量刑を決めるわけである。
だから、弁護人がつき、裁判があるのはまあ分かる。しかし、だからといってこの被告に21人の弁護士って多すぎない? 一人いりゃ十分だよ。
時期が時期だけに、法治国家とはいえない某隣国で、政治犯として裁判も弁護人もなしに、拘束されたり、拷問されたりしている多くのチベット人のことをつい考える。凶悪犯罪人に20人もの弁護士がついて、無辜の民は誰にも護られず、拘束され飢えに苦しんでいる。
日本って人権や平和を云々する人や団体がたくさんいるわりには、チベットの人々が人権のない状態にあることを悲しんで声明を出しているところは少ない。これだけニュースになっていたら「知らない」ということもないだろうから、やはり知ってて知らんふりをしているのだろう。
てことは、彼らが護ろうとしている人権とは「一般的な意味での人間の権利」ではなくて「特定の集団の権利」なのかもしれない。
ダライラマはあのような状況下にありながら、チベット問題以外の、あらゆる世界の紛争や悲劇に際して、これまで非暴力の声明をだし武力の停止を訴えている。だから、ダライラマを支援するリチャード・ギアもそれにみならって、自分の運営するギア・ファンデーションの援助対象を、チベットのみならずあらゆるものに広げている。
どこぞの国の人権を語る方々とは一線を画し、実に一本立派なスジが通った方々である。
しかも、ダライラマは難民となったチベット人たちに
「あなたたちが行く先々の国の役に立つ人間になりなさい、決してその社会にメイワクをかけてはなりません」と教えているのである。世界中で数をたのみに、世界中にメイワクかけながら聖火をごりごりまわしている人々とは大違い。悪貨は良貨を駆逐する、という言葉の意味が本当の意味で解ってきた今日この頃。
聖火リレーはいまや華僑の祭典。中国国内に入った後は漢人の祭典。
このままオリンピック本番になって、競技が始まれば、なかなかケッサクなことになるであろう。スタンドをうめつくした中国人(漢人)たちは、フランスやイギリスや日本の選手が登場すると大ブーイング。自国民が勝てば狂喜乱舞、負ければペットボトルを競技場に投げ込んだりして、世界はどん引き。
アジアカップの時にも政府は「礼儀正しくしましょう」とテレビで放映しまくっていたが、効果はなかった。普段から他国をさげすんで自国のみを是とする愛国教育をしているから、いまさらそんなこと付け焼き刃でいったって誰もききゃしないのである。
しかし愛国教育って威張っていうことか。これ教育というよりゃ一種の愚民化政策でしょ。ダライラマ猊下はよく「中国人も今の体制の被害者だ」というけど、まともな教育も受けられないという点では確かにそうかもしれない。
そこで思い出すのは、何日か前、テレビでやっていた「ステルス」という映画。人工知能で動く無人戦闘機ステルスが、お約束で暴走しちゃう話。
この無人戦闘機は、ものすごく頭がよくて自分で学んで進化していく人口知能をもっている。だから、「戦闘機だからターゲットが必要です」「わたしの使命は生き延びること」とかいって、お約束で暴走して、味方の戦闘機をこわしまくってロシアの核基地を勝手におそいにいっちゃう。まあ大変。
すると、この無人戦闘機の導入に積極的に動いた白人の大佐は、保身のために、その件をなかったことにしちゃおうと、無人ステルスと編隊をくんでいた主人公のパイロットを暗殺して口封じをしようとし、もう一人の女性パイロットも北朝鮮に落下したのをいいことに見捨てちゃおうとし、さらには、ロシアに情報を流してこの戦闘機をうちおとさせようとする。
暗殺を免れた男性パイロットは大佐の思惑通りになるかーい、と、この人工知能戦闘機と交渉して(笑)、北朝鮮におちた恋人の女性パイロットを助けに単身、北朝鮮に飛び立つ。
空母の艦長「今お前が死ねば、大佐の勝ちだ。すぐに空母にもどってこい」
男性パイロット「あなたがワタシに教えてくれたことは、仲間を見捨てるな、でしたね」
すると、無人戦闘機の人口知能が、「ピコーン」と赤く光る(笑)。
今、はじめて彼のノーミソに「仲間を見捨てない」という価値観がインプットされたのである。
あとはよくある話で、男性パイロットが北朝鮮の基地をこわしまくって女性パイロットを救出するのだが、一人粘着な北朝鮮の兵士が軍用ヘリを呼ぶ。
無人ステルスのミサイルはもううちつくしてない、さあ、どうする二人??
なんと、無人戦闘機、「仲間を見捨てない」ために北朝鮮の軍用ヘリを特攻して落とすのである。ここまできて視聴者は思わずこの機械のために涙するのだ。
つまり、何が言いたいかといえば、無人戦闘機には罪はないということ。出世の鬼のくさりきった白人大佐みたいな人がこの戦闘機を条件づけしていた時は、ただの殺人暴走機械であったが、コックピットに乗っている人が倫理的な人なら、利他的に動くのである。
だから、報道管制のもとで偏った教育うけているかの国の民も、コックピットに乗る人が少しまともになれば、教育がまともになれば、多少は変われるんじゃないかと思ったのである。
しかし、よく考えてみると、この「ステルス」のストーリーはこれまたアメリカ的洗脳がふんだんにしこまれている。アメリカ人は北朝鮮の上にかってにおちてきて、その女性パイロット一人を救出するために北朝鮮の基地を破壊し、兵士を何十人も殺しまくる。で、アメリカ側の被害は、無人戦闘機一機(まあこれ作るのに北朝鮮の国家予算以上はかかっているとは思うけど)。しかも、ストーリーの流れで、無人戦闘機のために泣けるようになっている。
これって、民度の低い民の命は、心をもったステルス以下ってことか?
考えてみりゃすごいなアメリカ映画。
だから、弁護人がつき、裁判があるのはまあ分かる。しかし、だからといってこの被告に21人の弁護士って多すぎない? 一人いりゃ十分だよ。
時期が時期だけに、法治国家とはいえない某隣国で、政治犯として裁判も弁護人もなしに、拘束されたり、拷問されたりしている多くのチベット人のことをつい考える。凶悪犯罪人に20人もの弁護士がついて、無辜の民は誰にも護られず、拘束され飢えに苦しんでいる。
日本って人権や平和を云々する人や団体がたくさんいるわりには、チベットの人々が人権のない状態にあることを悲しんで声明を出しているところは少ない。これだけニュースになっていたら「知らない」ということもないだろうから、やはり知ってて知らんふりをしているのだろう。
てことは、彼らが護ろうとしている人権とは「一般的な意味での人間の権利」ではなくて「特定の集団の権利」なのかもしれない。
ダライラマはあのような状況下にありながら、チベット問題以外の、あらゆる世界の紛争や悲劇に際して、これまで非暴力の声明をだし武力の停止を訴えている。だから、ダライラマを支援するリチャード・ギアもそれにみならって、自分の運営するギア・ファンデーションの援助対象を、チベットのみならずあらゆるものに広げている。
どこぞの国の人権を語る方々とは一線を画し、実に一本立派なスジが通った方々である。
しかも、ダライラマは難民となったチベット人たちに
「あなたたちが行く先々の国の役に立つ人間になりなさい、決してその社会にメイワクをかけてはなりません」と教えているのである。世界中で数をたのみに、世界中にメイワクかけながら聖火をごりごりまわしている人々とは大違い。悪貨は良貨を駆逐する、という言葉の意味が本当の意味で解ってきた今日この頃。
聖火リレーはいまや華僑の祭典。中国国内に入った後は漢人の祭典。
このままオリンピック本番になって、競技が始まれば、なかなかケッサクなことになるであろう。スタンドをうめつくした中国人(漢人)たちは、フランスやイギリスや日本の選手が登場すると大ブーイング。自国民が勝てば狂喜乱舞、負ければペットボトルを競技場に投げ込んだりして、世界はどん引き。
アジアカップの時にも政府は「礼儀正しくしましょう」とテレビで放映しまくっていたが、効果はなかった。普段から他国をさげすんで自国のみを是とする愛国教育をしているから、いまさらそんなこと付け焼き刃でいったって誰もききゃしないのである。
しかし愛国教育って威張っていうことか。これ教育というよりゃ一種の愚民化政策でしょ。ダライラマ猊下はよく「中国人も今の体制の被害者だ」というけど、まともな教育も受けられないという点では確かにそうかもしれない。
そこで思い出すのは、何日か前、テレビでやっていた「ステルス」という映画。人工知能で動く無人戦闘機ステルスが、お約束で暴走しちゃう話。
この無人戦闘機は、ものすごく頭がよくて自分で学んで進化していく人口知能をもっている。だから、「戦闘機だからターゲットが必要です」「わたしの使命は生き延びること」とかいって、お約束で暴走して、味方の戦闘機をこわしまくってロシアの核基地を勝手におそいにいっちゃう。まあ大変。
すると、この無人戦闘機の導入に積極的に動いた白人の大佐は、保身のために、その件をなかったことにしちゃおうと、無人ステルスと編隊をくんでいた主人公のパイロットを暗殺して口封じをしようとし、もう一人の女性パイロットも北朝鮮に落下したのをいいことに見捨てちゃおうとし、さらには、ロシアに情報を流してこの戦闘機をうちおとさせようとする。
暗殺を免れた男性パイロットは大佐の思惑通りになるかーい、と、この人工知能戦闘機と交渉して(笑)、北朝鮮におちた恋人の女性パイロットを助けに単身、北朝鮮に飛び立つ。
空母の艦長「今お前が死ねば、大佐の勝ちだ。すぐに空母にもどってこい」
男性パイロット「あなたがワタシに教えてくれたことは、仲間を見捨てるな、でしたね」
すると、無人戦闘機の人口知能が、「ピコーン」と赤く光る(笑)。
今、はじめて彼のノーミソに「仲間を見捨てない」という価値観がインプットされたのである。
あとはよくある話で、男性パイロットが北朝鮮の基地をこわしまくって女性パイロットを救出するのだが、一人粘着な北朝鮮の兵士が軍用ヘリを呼ぶ。
無人ステルスのミサイルはもううちつくしてない、さあ、どうする二人??
なんと、無人戦闘機、「仲間を見捨てない」ために北朝鮮の軍用ヘリを特攻して落とすのである。ここまできて視聴者は思わずこの機械のために涙するのだ。
つまり、何が言いたいかといえば、無人戦闘機には罪はないということ。出世の鬼のくさりきった白人大佐みたいな人がこの戦闘機を条件づけしていた時は、ただの殺人暴走機械であったが、コックピットに乗っている人が倫理的な人なら、利他的に動くのである。
だから、報道管制のもとで偏った教育うけているかの国の民も、コックピットに乗る人が少しまともになれば、教育がまともになれば、多少は変われるんじゃないかと思ったのである。
しかし、よく考えてみると、この「ステルス」のストーリーはこれまたアメリカ的洗脳がふんだんにしこまれている。アメリカ人は北朝鮮の上にかってにおちてきて、その女性パイロット一人を救出するために北朝鮮の基地を破壊し、兵士を何十人も殺しまくる。で、アメリカ側の被害は、無人戦闘機一機(まあこれ作るのに北朝鮮の国家予算以上はかかっているとは思うけど)。しかも、ストーリーの流れで、無人戦闘機のために泣けるようになっている。
これって、民度の低い民の命は、心をもったステルス以下ってことか?
考えてみりゃすごいなアメリカ映画。
COMMENT
中国在住の人の考え方は偏りすぎですね。
TVも完全に偏向放送。
こんな教育しか受けられなかったのはかわいそうな気までします。
TVも完全に偏向放送。
こんな教育しか受けられなかったのはかわいそうな気までします。
● サブカルの力で
しゃも爺 | URL | 2008/04/26(土) 05:50 [EDIT]
しゃも爺 | URL | 2008/04/26(土) 05:50 [EDIT]
まさしくダライラマ14世やギアファンデーションの言うそれが「普遍的な正義・自由・人権」であり、どこぞの国(苦笑)の有象無象の団体さん達の言うそれが「特定、限定的な正義・自由・人権」だということですね。
もちろん、一本スジを通すというのは誰しもが出来る事じゃないというのは分かりますが、せめて正義や人権を叫ぶ人達はそうあって頂きたいもんです。
でなければ、そのせいでより一層の悲劇と混迷が生まれる事は歴史を見るまでもなく自明でしょう。
というか、日本の右隣でも左隣でも現在進行中なわけで。(もちろん我が国でも)
古くはガンディが、そして今のダライラマ14世が求め続けてきた「自律」の意味の深さを
政治活動の視点でも、人間性の視点でも、我々は今一度刻み直す必要がありましょう。
特にプロ何たらの方々。
それにしても「スジを通す」事といい、忍耐強さ、寛容、謙虚、専心、そして仏教といい、ダライラマ14世のそのあり方や精神というのは、本来ならば日本人が美徳とし、共感、共有すべきものであったはず。
なのに日本でのチベット問題への理解やアクションの薄さは嘆かわしいばかりです。
映画の話がでましたが、ここは日本の誇る文化たる漫画・アニメなんぞを使って、チベット問題を題材に作品とか作られないものですかね。
「火垂る○墓」みたいなイメージで。
日本の著作権コンテンツ(を違法に視ること)が大好きな近隣諸外国の方々にも伝わるでしょうし、抗議なんかされてもまさしくこれは表現の自由ですし。
文化庁…はともかく、どこぞの人権団体が助成しないかな(苦笑)
もちろん、一本スジを通すというのは誰しもが出来る事じゃないというのは分かりますが、せめて正義や人権を叫ぶ人達はそうあって頂きたいもんです。
でなければ、そのせいでより一層の悲劇と混迷が生まれる事は歴史を見るまでもなく自明でしょう。
というか、日本の右隣でも左隣でも現在進行中なわけで。(もちろん我が国でも)
古くはガンディが、そして今のダライラマ14世が求め続けてきた「自律」の意味の深さを
政治活動の視点でも、人間性の視点でも、我々は今一度刻み直す必要がありましょう。
特にプロ何たらの方々。
それにしても「スジを通す」事といい、忍耐強さ、寛容、謙虚、専心、そして仏教といい、ダライラマ14世のそのあり方や精神というのは、本来ならば日本人が美徳とし、共感、共有すべきものであったはず。
なのに日本でのチベット問題への理解やアクションの薄さは嘆かわしいばかりです。
映画の話がでましたが、ここは日本の誇る文化たる漫画・アニメなんぞを使って、チベット問題を題材に作品とか作られないものですかね。
「火垂る○墓」みたいなイメージで。
日本の著作権コンテンツ(を違法に視ること)が大好きな近隣諸外国の方々にも伝わるでしょうし、抗議なんかされてもまさしくこれは表現の自由ですし。
文化庁…はともかく、どこぞの人権団体が助成しないかな(苦笑)
TRACK BACK
TB*URL
● 【死刑】についてサーチエンジンで検索してみると
気になるキーワードでブログ検索! 2008/04/23(水) 17:03
気になるキーワードでブログ検索! 2008/04/23(水) 17:03
死刑 に関するブログのリンクを集めています!最新の検索結果をまとめて、口コミ情報をマッシュアップし… [続きを読む]
| ホーム |
