白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2008/09/23(火)   CATEGORY: 未分類
アート・オブ・ピース(平和の作法)
中国の贋造牛乳が、丸大のクリームパンダとかの加工品を通じて日本に入ってきて、それを日清が、給食で配りまくっていた、というニュースが流れた。はて、何かこの二つの企業の名前、最近聞いたような。

そーだ、この前のオリンピックの時、オリンピックのスポンサー企業を一人不買してたんだけど、日清も丸大も、JOCのスポンサーだったんだ。


 改めて他の企業名をチェックすると、AIUがあるよ。諸行無常ね。

 そいえば、オリンピックと関係ないけど、丸大の商品おきまくっていたJUSCOが前に中国に本格的に乗り出すとかいってたけど、今もその気なのかな。でも、JUSCO製品だいたい中国製だし、正社員のレジ係さんも中国名の張さんとかだし。すでにズブズブか。

 しかし、事故米については事情は違う。残留農薬たっぷりの米を日本国内で流通させていたのは、間違いなく日~本~国~民~。

 この「もうかりゃいいんだよ」「きれいごと言ってるんじゃないよ」「どうせ消費者はブランドしかみていないんだから」と、自分のしている悪事を、見苦しい言い訳で糊塗しながら生きている人たちは、国境を越えて自らを恥じて欲しい。

 で、これを機会に消えてくれ。

 さて、適度に場が荒んだところで、ひとつ明るいお話。

チベットのための歌 平和の作法」(Songs for Tibet Art of peace)(←クリックするとアマゾンに飛ぶよ!)をアマゾンで買った。

 いうまでもなく、オリンピックの開会式に合わせて、世界のチベサポ、ミュージシャンが20人集まってリリースしたアルバムです。

 「平和の作法」(アート・オブ・ピース)という題名をみてまず笑った。

それは、『孫子の兵法』の英訳アート・オブ・ウォー(Art of War)の風刺だから。

 日本でも武田信玄が『孫子』 の中の風林火山の言葉を旗印にしたように、これは戦争のためのテクニック集。これは欧米ではビジネス書として非常に良く読まれていて、何年か前に、エディンバラの空港に迎えに来てくれた赤毛の旅行社のおばちゃんもこれ読んでいたよ。

 「中国が戦の仕方を説くなら、チベットは平和の作法を説く」
 そういう気合いが伝わってくるぜい。

 添付文書によると、

 ダライラマとチベットの連帯を示すために、20人のアーティストが北京オリンピックの前夜にリリースした。
 曲のうちあるものはこのプロジェクトのために録音したもの、またあるものはすでにリリースした歌をそのまま採録したものである。これらの曲によって、幸福・平和・自由を追求すること、そしてそれがいかに難しいかを表現している。そして、全体を通じては、これらのトラックはダライラマが支持している慈悲と非暴力の道に対する心からの支援のメッセージである。

 ダライラマとチベットに対する奉納歌である。

 今回のこのピース・オブ・アートのアルバムには、スティングとか、アラニス・モリセットとか名ミュージシャンたちの、いかにもな歌詞の曲が集まってます。なんかiTuneStoreでダウンロードもできます(中国以外 笑)。

 西洋においては、ミュージシャンと社会運動はきってもきれない関係にある。

 アメリカのベトナム反戦運動のフォーク・シンガーに始まり、
 南アフリカのアパルトヘイトの時には、ピーターガブリエルが、南アフリカ警察に殺された黒人運動家ビコ(Beko)に捧げる曲をつくり、非暴力で南アフリカ政府と闘うツツ大主教(ダライラマ法王のお友達)の司教就任式には、各界のミュージシャンが集まってハデな式典をあげた。
 ついこの前も、アパルトヘイトの闘士で、後大統領となったマンデラ氏の九十才のお誕生日には、ロンドンのハイドパークでコンサートが開かれ、南アフリカにはなんかウィル・スミスが直接いって祝ってたような。

 これは、チベットについてもしかり。

 ビースティーボーイズ(Beastie Boys)なんてダライラマ法王の教えを聞いたら、即座に「菩薩戒」なんて曲つくって、あげくの果てが、ミュージシャン集めてフリーダム・チベット・コンサート(Freedom Tibet Concert)ひらいて、SFT結成だもんね。

 日本のミュージッシャンもそろそろ愛や鯉、もとい恋を越えた非暴力とか慈悲とか、そんなもすこし精神性の高いメッセージを発信してほしーものです。

 そいえば、某しりあいのミュージッシャンがこう言っておりました。日本のミュージッシャンはまったく社会性がない。ヒップホップみたいな社会に対する批判みたいなものから始まる音楽をやっている人すら「チベット? ナニソレ」みたいな反応である。

 そうですよねー。まずミュージシャンが音楽のカタチをまねるだけで、その音楽の精神をもってないんですわ。そいで会社はチャイナで商売したいから、これまたによけいな知恵をつけさせない。

でもね、

今年上海のコンサートで中国人の大群衆の前で「Independence」という曲を歌って、「フリー・チベット」叫んだ、あのビョーク様、フリチベコンサートでてました。なのに、上海でコンサート。

 中国のチェック体制はなんでもあまあま。

だから日本の音楽関係者さん、そろそろ芸風かえてみませんか。
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COMMENT

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ゆず | URL | 2008/09/23(火) 23:46 [EDIT]
今日は大阪豊中市の東光院に行ってきました。東光院では萩まつり道了祭が24日まで行われており、破壊を免れたチベット王国のタンカ(仏画)が展示されていました。ここの副住職はダラムサラでダライ・ラマと対話するなどチベット問題に取り組んでいるそうで、私もほんの15分程の間でしたが副住職とお話しする事ができ、タンカの実物を見れ、ますますチベットに興味が湧きました=^ェ^=。

mukke | URL | 2008/09/24(水) 00:23 [EDIT]
海外のミュージシャンは凄いですね。「We are the world」もしかり。確かにもう少し日本のミュージシャンにも見習って欲しいです。ただ,ビョークについては,別の場所で「コソヴォ,コソヴォ!」と叫んだ事もあったらしいので,単にお祭り騒ぎをしたいだけじゃないか,なんて気もします。

……しかし,研究者に向かって(その専門分野で)「知識が一方的」と説教垂れる人が実在するとは(菩薩の概念もわかってないし)。世も末ですね。

pimuko | URL | 2008/09/24(水) 00:30 [EDIT]
今回の中国工作員の方はわりと日本語お上手ですが、
論理的な思考はやっぱり苦手のようですね。

しらゆき | URL | 2008/09/24(水) 08:49 [EDIT]
>ゆずさん
東光院さんにはわたしも伺って若い副住職さんとお話したことがあります。あのお寺の薬師堂はもと天満にあった東照宮なんですよ

>Mukkeさん>Pimukoさん
気を遣わせてしまってすみません。内容を理解して読んでいただいている読者さんを優先して、「通りすがりの方」には超法規的措置をとらせていただきました。

LALA@FreeTibet | URL | 2008/09/24(水) 11:04 [EDIT]
私も買いましたよ、平和の作法を。
海外の有名人は正義感があり、勇気のある人が多い。
私は、昔から日本の有名人は何故、自分達の日常の事ばかりしか、話題にしないんだろう?
世界情勢に積極的に発言しないんだろう?
って、思ってました。
今回のしらゆきさんの意見凄く賛成です。
日本にも、チベット支持をしている方は調べたらたくさんいたのですが、皆さん、学者、教授、ジャーナリスト、作家の方が主で、若い人に影響のある人はZEROです。
日本の人気有名人皆、自分の利益だけしか考えてない。
正直、芸能人、スポーツ選手はほとんど嫌いです。
嫌いなのでTV見ません。
中狂に媚を売り、儲けた輩は皆倒産して欲しいです。

● 1959
ゴルゴ | URL | 2008/09/24(水) 11:39 [EDIT]
10年くらい前に、ロック詩人パティ・スミスがチベット侵略について歌った「1959」(Peace & Noise)は、感動的な名曲でした。今回のアルバムに入っていないのが、少し残念です。

イギリスのロックバンド、レディオヘッドがステージにチベット旗を掲げながら、ワールド・ツアーを行っています。(中国を除く)10月の来日公演がきっかけとなって、チベットに関心を持ってくれる人が増えそうですね。


pimuko | URL | 2008/09/24(水) 12:36 [EDIT]
白雪様、超法規的措置、熱烈賛成です。
ちなみにこのアルバム、日本語版が出てまして、
日本からは「ハイスタンダード」というバンドの難波さんが参加してますよ。
http://trafficjpn.com/songsfortibet/

ゆず | URL | 2008/09/24(水) 17:55 [EDIT]
私は吹田に住んでいますが、同じ北摂地域にチベット問題に取り組んでおられる僧侶の方がいるのに感動しました。私のような学生でもチベットの為に何か出来る事はありますか?

しらゆき | URL | 2008/09/27(土) 09:57 [EDIT]
>Lalaさん
まあまあ、社員の方たちの生活はあるでしょう。組織というものはいろいろな方があつまっていろいろな状況の中で揺れ動く判断をしているのですから、会社もマスコミも一つのレッテルはってそれでいいわけではありません。この人は敵、この人は味方、とわけて、前者をののしり、後者を応援するなんて単純なな考え方をせずに、いつかは敵も味方にしていく、くらいのつもりでいないと、楽しくありませんよ。

>ゴルゴさん
パティスミス聞きました。よかったです。レディオヘッドはフリーダムチベットコンサートにでてますね。リチャードギアの写真集Pillgrimにもパティは詩をよせてますね。いろいろ情報ありがとうございます。すごい参考になりました。

>Pimukoさん
そうですね、この方の詩が一番、チベット問題にそくした内容でした。他のはみな英文からの和訳で固いからなのかもしれませんが。しかし、スティングのセンド・ユア・ラブはいいですねー。

>ゆずさん
みんなが今の自分の仕事をきちんとして、みなに好かれたり、たよりにされたら、あなたの応援しているチベットも自然と多くの人に応援されるようになってきますよ。自分がそれができているかというと忸怩たるものがありますが。もちろん、イベントのボランティアとかやっていただけるととても嬉しいです。

● しらゆき様
LALA@FreeTibet | URL | 2008/09/27(土) 10:08 [EDIT]
<いつかは敵も味方にしてゆく>
この考え、今の私に必要でした。時に、感情が高ぶり、考えが一方的になってしまう時があります。
また、勉強になりました、ありがとうございます。

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