白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2009/02/19(木)   CATEGORY: 未分類
猊下の自伝まんが発売決定!
 中川昭一さんがメロメロ会見の責任をとって辞任。

風邪薬だけでああはならない。どうみてもアルコール入り。
精神の病の多くは、傍から見てると「もうダメだろ」状態でも、罹患している当人は意外と気づいていないもの。

精神の病たるゆえんである。

 だから、中川さんも「酒はたしなむ程度」とか「自分は酒に飲まれない」とか言い張ってるうちに、どんどん悪化して世界に恥をさらしてしまったんだね。

 アルコール依存症の人を救うのは「どん底体験による気づき」のみ。

 酒ほしさに万引きして捕まったりとか、仕事首になったり、リコンされたり、友達に去られたりして客観的にどうにもならん状況をつきつけられてはじめて自らの問題に気づいて、酒をやめようという気になる。

 今回のG7会見はまさに中川さんにとってのどん底体験。世界中に配信されたあのおのが姿をみれば、いくら何でも今の自分の状態を思い知ったであろう。

 そう考えてみると、どん底も悪いことではない。彼はアル中から抜けだす大きな契機を手にしたのだから。それと引き替えに、日本の評判をおとしまくり、お友達のアソー総理を道連れにし、多くの日本国民をがっかりさせたけどね。

 そういえばその昔スコットランドのセント・アンドリュース大学でヒュー・リチャードソンの生誕100年を記念して学会が行われた際、自分は風邪をひいていて、時差ぼけで、エコノミー症候群でゲロゲロの状態であった。ついてすぐ睡眠薬のんで体を休めたかったが、薬は飲まなかった。

 理由は簡単。次の日発表なのに睡眠薬や風邪薬の影響が残っていたら、たたでさえできない英語がもっと悲惨になるから。で結果はと言えば・・・・少なくとも日本国民には迷惑かけなかった(笑)。
 ちなみに、この時の発表は本になってます

 いや実際時差はつらい。風邪もつらい。でもそれだけではあーはならない。
 
 さて朗報です。アメリカで発売されたダライラマ猊下の自伝まんがが、日本でも発売が決定しました。
 マガジンハウスさんから3月25日にでます。

 なぜそんなことを知っているかというと、その解説を自分が書くからです。とりあえず、猊下のおちゃめな人格者ぶりをポップでキャッチイな文章で書く予定。

 ざっとゲラを見たところでは『チベット我が祖国』(中公文庫)『ダライ・ラマ自伝』(文春文庫)に忠実に基づいて、絵柄はマーチン・スコセッシ監督のハリウッド映画『クンドゥン』(1997)を参考にして仕上げたカンジ。

 絵を書いてくださっているのは、これまで数々の教育漫画を書いてきた、さいわい徹さん。調べてみたら『青木文教』という作品も過去に出されている模様。

 クンドゥンはいまやレアものとなって手に入りづらいし、まんがになれば活字は読まないけどマンガは読むという層にも猊下の人生を届けることができるのでタイヘンに意義があると思います。

 そういえば、中川さんの「盟友」のアソー総理も漢字は読めないけど、マンガは読むので有名な人。これは最初は親しみやすいキャラということで若い人を中心に好感度が高かったが、基本的な教養部分に問題があることが明らかになるにつれ、「マンガなんか読んでいるから」みたいな否定的な反応にかわってきた。

 これについては、宮崎監督が去年十一月二十日に日本外国特派員協会にて行ったスピーチでコメントしていたので、以下に紹介。その部分だけでなく、何となく印象にのこった質疑応答を抜粋してみました。全文を読みたい方はジブリのファン雑誌『熱風』の一月号を見るべし(ちなみに自分が書いたDVD死者の書の解説がこの号にのってますので、ついでに見てね)。

----AFP通信のスズキと申します。先ほど政府の話が出ましたけれども、麻生首相ですがアニメ漫画好きだということを大々的に公言なさってますけれども、これについてどうお考えになるかコメントを。

宮崎監督 恥ずかしいことだと思います(笑)。それはこっそりやればいいことです。

----お話の中で子供達をナショナリズムから解放しなければならないとおっしゃいましたが、それはどのような方向でお考えなんでしょうか? ・・(後略)
 
宮崎監督 世界の問題は〔自分の側ではなく〕他の民族にあるという考え方がナショナリズムの根幹にあるんだと思います。ですから少なくとも自分たちの映画では、その悪人をやっつければ世界は平和になるというような映画はつくりません。つまりあらゆる問題は自分の内面や、自分の属する社会や家族の中にあるんだというくことをいつも踏まえて、映画をつくらなければいけないと思っています。(後略)

--------ブルームバーグ・ニュースのスチュワート・ベイクスです。・・・あなたの作品の多くは環境のテーマを強く取り上げているように思います。またそれに平行して、・・・悲観的なものの方が多いように思います。日本における環境保護についてどうお考えですか? 楽観的で前向きですか それとも悲観的ですか?

宮崎監督 ものすごく悲観的ですね。・・・私が一番なりたくないのは日本の総理です。ほんとうのことを聞きたくない国民にほんとうのことを言えないわけですから、こんにやりがいのない仕事はないと思うんですね。ですから、とことんひどくなるまで学ばないだろうと思います。


この最後の質疑応答を見てて、わたしは去年の四月に卒業したOくんの言葉を思い出した。
「僕が教員になりたいのは、教員は生涯きれい事をいい続けることができるから」
それを聞いてたらAジくんが
「ジャーナリストもきれい事いえるよ」といったっけ。

そう、アニメーターなどのクリエーターもキレイごとを言い続けられる仕事だよね。

で、この後宮崎監督、「紅の豚」がクロアチアを舞台にしているのは、一度もいったことがないけど、とても美しい場所だったからだそうで、しかし、制作の最中にユーゴスラビアの内戦がはじまってクロアチアのドブロブニクが砲撃されたので、映画も重い内容をもつことになったという。
 
 ユーゴの内戦はヨーロッパの裏庭でおきたことなので、BBCなどは連日報道されていたけど、日本では遠い国の出来事としてあまり真剣にとりあげられなかった。ほとんどの日本人は記憶にも残っていないだろう。
でも、「紅の豚」を見た日本人はあの作品を通じてユーゴの内戦に接していたわけだ。

 やっぱ、アニメとか漫画とかは大衆の懐に直接とびこむ強さがあるかも。

 宮崎作品で育った子供たちの多くは、祖父母の世代よりは環境意識高くなるだろうし、それこそ短絡的なナショナリズムに走ることもないだろう。

 いつかチベットとか猊下とか『失われた地平線』とかをフイーチャリングしたアニメーションつくられないかなー。精神文明を大事にし非暴力をモットーとするチベットと、数の力でものをいわせて同化政策をすすめる物質文明重視の中国人。この手の対決はアニメ向きだと思うけどなー。
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COMMENT

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● どうですかね。
ゾラ | URL | 2009/02/20(金) 02:31 [EDIT]
風邪や花粉症などの免疫反応を抑える薬の一番起こりやすい副作用は眠気です。私は時差などについては詳しくないのですが、特に薬局で市販されているアレルギー薬などは人によっては数日間寝込んでしまう方もいるようです。風邪薬や花粉症用の処方薬などでも人によっては強い副作用があり、眠気だけでなく、昏睡などの状態に陥る場合があります(風邪薬を飲んで死亡する人も少なからずいらっしゃいます)。
さらに、中川氏は相当お酒を飲まれる方のようですので、多少のお酒の量であれほどろれつが回らなくなるとは考えづらく、むしろ日頃の飲酒の影響による脳疾患(軽い脳梗塞など)の可能性もあるのではないかと思います。
安易にアル中という言葉(この言葉を使うこと自体どうかという気もしますが)で批評するのは適切でないように思います。

ゆず | URL | 2009/02/20(金) 14:52 [EDIT]
どうも酒か薬の影響か分からないみたいですね。しかし、漢字が読めないだとか民営化見直しだとか鬼の首取ったみたいに、マスコミは喜んでいますね。もっと、やらなければならない事は多いはずなのに、見苦しいと思います。ダライ・ラマの漫画絶対に買います(笑)。確かに漫画は今見直されてますね。文字を読めない人も、漫画やアニメだと理解出来るところも多いと思いますし。漫画やアニメが重要な布教手段になって貧困から世界を救うかも知れないですね。漫画ばかり読むのも困りますけど。あ、仏教・漫画といえば聖☆おにいさん僧侶の方が絶賛していました^/^。こちらも確か3巻が3月に出ますよ。
● いくら中川氏が保守派でも
一アジア主義者 | URL | 2009/02/22(日) 17:00 [EDIT]
そしてチベット支援をしていると言っても、やはり公の場でアレをやったことを、原理原則を無視して、即座に擁護するのはおかしいですよね。

シラユキ | URL | 2009/02/23(月) 10:39 [EDIT]
>ゾラさん
普通の人ならまだしも、人の上に立つ責務をもつからには、重要な仕事の最中にはアルコールも強い薬も飲まない見識をもってくれるとよかったのですが。それができないのが、アルコール依存症という精神疾患なのです。なので病気の人を大臣にした責任論がでてくるわけです。

>ゆずさん
中川さんのぶらさがりの方は、彼のことを評価してましたが、ずつと前から彼のことをアルコール依存症といってました。彼のためにも酒をやめてほしいとも、いってました。感情的にかばうのも、攻撃するのもどうかと思います。ニュートラルに酒をやめればいい人、というスタンスで自分は行きます。

>一アジア主義者
おっしゃる通りです。全面的に賛同します。
● 酒と薬
モモ@大東 | URL | 2009/02/23(月) 14:03 [EDIT]
最悪の組み合わせです。
たとえ頭痛薬1つでも酒を飲むのは
絶対やってはいけないこと。
そんな基本的なことも分かっていない政治家を
選んでしまった国民も国民。
酒と薬の組み合わせは常習します。

ゆず | URL | 2009/02/23(月) 15:53 [EDIT]
私は中川氏を擁護している訳ではありません。麻生総理の揚げ足取りの様な事をマスコミがしているのを、見苦しいと言っているだけです。そもそも、記者会見の前に、会見中でも誰も周りが止めようとしなかった事自体おかしいと思います。日本の恥だとマスコミが言うなら、大臣をサポートする事も大事ではないのでしょうか。世界的な金融危機の中で内輪もめしている場合ではないはずです。

シラユキ | URL | 2009/02/23(月) 16:34 [EDIT]
>モモさん
酒と薬はたしかによろしくないですよね!

>ゆずさん
たしかに「内輪もめしている場合でない」ですから、そこでつっぱらない。
● 管理人のみ閲覧できます
| | 2009/02/26(木) 01:45 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

シラユキ | URL | 2009/02/27(金) 17:36 [EDIT]
>Sさん
コメントありがとうございます。猊下の生涯が多くの人につたわるといいですね。

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