白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
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DATE: 2009/04/10(金)   CATEGORY: 未分類
「中国チベット秘宝展」(1988)
1988年のチベット展のカタログ(中国チベット秘宝展図録 発行西武百貨店 編集チベット自治区文物管理委員会 中国対外文物展覧公司)を研究室でみつけたので、歴史資料として(笑)ご紹介しまあす。

ご挨拶

このたび、中国チベット自治区文物管理委員会並びに、中国対外文物展覧公司のご協力を得て、「中国チベット秘宝展」を開催するはこびとなりました。
日中の国交が正常化して16年。本年は日中平和友好条約締結10周年と日中両国にとって誠に意義深い年でもあります。この記念すべき年にあたり、ポタラ宮にある文物を中心にチベットの秘宝展を日本で初めて紹介いたします。今回展示される文物は120点と数も多く、そのいずれも彫像類、教典類、工芸美術品として仏教文化、仏教美術の神髄を極めており、まさにチベット文化の象徴とも言えるものであります。
この「中国チベット秘宝展」が多くの日本の皆様の目にふれ、チベットを知ることで、日中両国の一層の友好と親善、文化交流を深める一助となることを念じてやみません。
 1988年7月      朝日新聞社


最後の「チベットを知ることで日中の友好と親善が深まる」って一文、今読むと、悪いジョークみたいだね(笑)。

「中国がチベットに対して行ってきたこと」を知ればしるほど、まともな神経もった人はドンビキして日中友好どころじゃなくなると思うけど。あ、彼らのいう「知る」の意味は「自分たちのプロパガンダを知る=理解する」ということなのかな。

甘いわ。


 これがかかれてから二十年。朝日もずいぶんまともになったもんだよ。

 で、そのあと中国側の「前言」が続く。

長いので、抜粋すると、

チベット族は中国の西部にあって長い歴史を持つ民族の一つです。・・・13世紀以降、元、明、清の三王朝に従属しながらチベット人民はチベット高原を開拓し、明るく輝かしい文化を創造してきたのです。・・・・私たちはこの展示会を通じて日本のみなさんが中国チベット並びにチベット族の文化を理解することで、日中友好の絆が一層強く結ばれることを深く信じております。
   チベット自治区文物管理委員会 
   中国対外文物展覧公司


で、ivに「チベット考古の発見」侯石柱

 1949年に成立した中華人民共和国は、二年後平和的にチベットの解放をなしとげたが、それまでチベットで行われていた考古学調査は、ごく狭い地域に限られており、その資料も極めて不完全なものであった。また調査者はすべて外国人であり、しかも専門家ではなかった。チベットの平和的な解放の後、特にここ数年、チベット自治区および国内の関係部門はチベットで故国の考古学調査活動を行い、多くの成果を得た。


 「平和解放」云々はもう言うまでもないとして、あのね、中国は1950年に東チベットに侵攻して後、チベットのすべての僧院を破壊するか閉鎖するかして、破壊された僧院の中にある文物も壊すか売り飛ばすかして散逸させた。土の下から多少の文物を発見したくらいで威張られてもねー。

 で、問題は展示品。

 仏教美術だけならまだしも、チベットと中国王朝との関係を示した文物が多い。たとえば、中国皇帝からチベットの高僧におくられた冊封文書とか転生僧の選定に使われた金の壺とか。

 もうすぐ始まる九州国立博物館のチベット.展の展示にも、この金の壺あたりがきていたら、プロパガンダ決定。

 ただ、九州国立博物館のチベット展はネットの説明を見る限りでは、かなり、主催者も気を遣っているみたい。チベットと中国の関係を、「高僧と施主の関係」と書いたりして、中国側の説明を鵜呑みにはしていない。まあカタログチェックするまでは判断しないけど。

 福岡の次は東京の上野の森美術館、また東北のどこかにもまわるみたいなので、興味のある人はみんなチェックしにいこう!
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COMMENT

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ゆず | URL | 2009/04/10(金) 17:37 [EDIT]
どうやらジョン・ウー監督が「レッドクリフ2」の宣伝で来日していたようで、6日にチベット展を見学して「...充実した時間が過ごせた。映画作りのヒントにもしたい」と言っていたそうです。監督には次はぜひチベット問題を扱った映画も制作ほしいものです。もちろん中国のプロパガンダ映画ではなくて。

りんか | URL | 2009/04/10(金) 23:50 [EDIT]
チベット展、東京にも来るのですね。見に行ってみます。

前エントリにもかぶる感想ですが。
日本の報道各社さんには頑張って欲しいなと思います。
世界の情報を日本語で読めるのは本当にありがたいので、願わくば(笑)内容が事実であって欲しい。

数日前のPhayulに、アフリカのマラウィの新聞がプロパガンダに利用された、という記事がありました。
「50years of Democratic Reform in Tibet」と題されたそれは12ページにわたる「広告」だったので、まるで本文記事にみえたという……。

何故、マラウィなのかよくわかりませんが、他国でもできそうです。
お金で情報操作しようとする、こわい話ですね。
● 同時期に開催される二つのイベント
jiro.siwaku | URL | 2009/04/11(土) 02:56 [EDIT]
チベット文化に明るくはない私にとって,
どなたかが同時期に開催される
二つのチベット関連イベントを
比較・分析してくださったらと願っています。

チベット・スピリチャル・フェスティバル2009
http://www.tibethouse.jp/event/2009/festival09/index.html

九州国立博物館 特別展『聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝』
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s15.html

jiro.siwaku
● 管理人のみ閲覧できます
| | 2009/04/11(土) 17:51 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
● 九州国博のチベット展行ってきました。
PENBA YAKDU | URL | 2009/04/12(日) 19:58 [EDIT]
大変良い展覧会でした。
私のような単純者には「チベットってやっぱり素晴らしい!」と感動ものでした。
入口の主催者あいさつのパネルの次に、中国チベット文化保護発展協会の祝辞パネルがあり「中国は、古くから統一された多民族国家であり、・・・・」という意味不明の文が気になりましたが、来場者はここで足止める人は少なく、皆スルーしてました。

主催者の気遣いも感じましたが、最後のシメはなかなかでした。
図録の順序と異なり、「ダライラマ1世坐像」で締めくくられていました。

先生、図録お送りしときますね。

カルマ・フォーチュン(♪♪) | URL | 2009/04/12(日) 21:28 [EDIT]
ぼくはわかるな。
白行く先生の意見。
1962年某日、某所のチベット寺院の焼き討ちの現場にいたという、前世の記憶が正しければの話だが。
記憶に間違いがなければ、その日、そのお寺だけで、5万人もの方がなくなってます。
サムディエン・ドルジェ・パグモ女史が、インドから戻られてね、一般人も、数万人も、集まってました。

日本のジャーナリストさん、がんばってますが、やっぱりあかんみたい。
先日の話で、今年の3月某日だったから、誰も、カンゼにすら入れていないようです。
よしんばはいれたとしても、通信手段が全くない。
バイマーマーヤンジュンさんでさえ、成都まで親戚が出てきて、ようやく連絡が取れる程度のようですよ。(本人のブログの話。)

シラユキ | URL | 2009/04/14(火) 15:43 [EDIT]
>ゆずさん
そうだねー。チベット問題面白いテーマなんだけど、他国にまで上映禁止とかいってくる国があるからねー。あのアメリカですら、苦労したからねー「くんどぅん」作る時。

>りんかさん
日本でもチベット報道が正常化するのに半世紀かかったわけだから、マラウィはどうなるやら。でもこの前ルーマニアの革命のドキュメンタリーを見ていたら、ルーマニア共産党がルーマニア内にすむハンガリー系少数民族をテロリスト呼ばわりしていたのが、民主化のうねりとともに、共産党に抑圧された少数民族で民主化の先兵とみなされるようになったのは1989年のわずか数ヶ月でかわったとかなので、ようは状況が動くか否かです。


>jiro siwakuさん
スピリチュアル・フェスティバルは法王事務所主催で、チベット文化をみなさんに知ってもらおうというイベントなので、全然普通です。九州については私のもとに今のところついている情報では、中国側の書いたご挨拶以外は問題ない展示だそうです。


>モモさん
いや、関西も行くかも知れません。関東にくるのは九州国立博物館の情報センターに電話かけて「東京にもきますか」という形で聞いたので。

>Penba さん
ご報告ありがとうございます。九州国立博物館もやりましたね。この調子で他の展示場でもみなさん見識をみせて頂きたいものです。

カルマ・フォーチュン(♪♪) | URL | 2009/04/15(水) 09:55 [EDIT]
http://fireunderthesnow.blogspot.com/2009/04/blog-post_12.html

「雪の下の炎・楽さんのぶろぐ」ごめんなさい。
英語のタイトルが読めなくて。

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