白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
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DATE: 2009/07/11(土)   CATEGORY: 未分類
ウイグルの「魂の叫び」
原稿の締め切りがすぎているのに書けない。文筆の神降りてこないので、こういう時は書いてもムダなのだ(じゃあなぜブログは書いてるのかなんてツッコミは無用)。

 アルファ波がでるのを待っていると、ダンナから

「怠けていることは喜びかもしれないが、重苦しい状態である。幸せになるためには何かをしていなければならない。マハトマ・ガンジー」

 というメールが届く。何がいいたいんじゃ。

 で、本題。ウイグル人と漢人の争いは民族対立の最悪パターンに陥った。
互いが互いを共に天を戴けないものとし、自分から出て行くか、相手を追い出すか、ヤルかヤられるかという最悪の憎悪の悪循環に陥っている。

 敵対するグループのうち片方が武装すると、残る一方も同じレベルにまで武装する。しかしこれを繰り返していけば、相互の不信感はつのり、武装がいきついた頂点で双方ぶつかりあい、自滅をする。

 言うまでもないが、銃をもって武装したものは銃によって殺されても文句はいえないし、
 スコップや棍棒で武装した者は、スコップや棍棒で殴られても文句はいえない。

 自分の身を守るはずの武装が、じつは自分の身を危険にさらすものでもあるのである。
 右の頬をうたれたら、左の頬をさしだせ、上着をとられたら、下着もさしだせ、という山上の垂訓は人としての品格をまもると同時に、究極の護身術たりうる。

 しかし、今回のウイグルの状況は「左の頬もぶんなぐられ、下着も強奪されるような状態」である。少数派のウイグル人はウルムチから大挙して逃げ出し、数の上で圧倒的にまさる漢人が自警団をくんで、目についたウイグル人をフルボッコ。

 「ウイグル人をたたきのめしてやるんだ」
 「警察は有効な対処をできなかった、自分の身は自分でまもる」といい、武装して徒党を組んでウイグル人の居住地を襲いにいく漢人の映像は、中国政府のもっとも取られたくない映像であり、連行された夫を、息子を帰してくれ、と叫ぶ、ウイグルの女性たちを、どつきまわす武装警察の姿は、おそらくは、中国政府がもっともみられたくなかった場面であろう。
 
ウイグル人は人的被害を被り、漢人は人的被害と同時に、国際社会に低い民度をさらすという醜態をまたも演じてしまった。双方傷は深い。

 賢い人間は緊張が高まった時、さらに緊張を高めるような行動は慎み、緊張を解く努力をする。

 某アルピニストの方が奇しくも最近このようなことを日記に書いていらした。

 わしヒンズークシュの山中で、アフガンゲリラの真っただ中にあって、彼らのテリトリーに入ってしまったことに気づいた。このままキャンプしたら夜襲に会うのは目に見えていたので、こちらからアジトを訪ねてハグして挨拶してまわった。そしたらその夜、本当にわしのキャンプは盗賊の夜襲に会った。しかしゲリラの面々が銃撃で追い払ってくれた。

 そういえば、この後、もっと面白いことがあった。
帰国してそのまますぐ博多の屋台に入ったら、屋台のオヤジが包丁持って震えていた。客の鼻髭ヤーサンが「刺してみー」と仁王立ちだった。一軒だけ空いた屋台だと思ってのれんをくぐったらこれだ。けっこうやばい状態だった。こっちはアフガン帰りなので真っ黒で髭ボーボー。ヤーサン「なんだお前は」とこっち見た。どうしようかと一瞬考えたが、アフガン作戦にした。ハグしたのだ。「なんなんだお前は」といいながら一瞬に気が変化した。

 このアルピニストの方のような危険回避能力をもつ日本人にはなかなか少ないだろう。なにしろ日本は島国だしコミニュケーション能力低くても生きていけるからね。欧米にいくと、エレベーターでのりあわせたり、カウンターでいっしゅんふれあうような関係でも、相手がいちいち作り笑いして挨拶するのに疲れるものだが、異なった文化、民族、がふれあう場合には、「私はあなたに敵意をもっていません」これを示すのはとにかく重要。

 とにかく笑って。
 

 ダライ・ラマ法王は「敵は自らに忍耐を教えてくれるから、自らの師と思って感謝しろ」、とチベと人に教え、「中国人の仕打ちに対して、怒りを持つな、あなたたちが戦うべきは心の中の怒りだ」と説いてきた。このダライ・ラマの教えは、チベット人の人的被害を最小限に抑え、かつ誇りを失うことなく生きてこれた。
 
 ウイグルにはイスラーム思想はあるが、ダライ・ラマにあたる精神的な主柱もなければ、導き手もいない。彼らの状況はあまりにも悲惨。というわけで、見るに見かねたフリチベさんたちがウイグル人サポートにのりだしたようで、SFT(ニューヨークに本部をもつチベット学生組織)がウイグル応援署名つのってます。↓ 英語わかる方どうぞ。

http://actionnetwork.org/campaign/uyghurs

 明日(7月12日)ウイグル応援デモが渋谷であるみたい。ここ数年、民主化勢力、法輪功、ウイグル、チベット、南モンゴルと中国政府の被害者がなんだかんだで共闘しはじめた。

 哀しい共闘である。

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COMMENT

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某アルピニスト | URL | 2009/07/13(月) 01:09 [EDIT]
ついに石濱先生のブログにデヴューさせていただき恐縮です。
今日「能海寛研究会」に参加していたんですが、合間に携帯でブログチェックしたら見覚えのある文が・・・、感激でした。

危険回避能力ですが、能海でも殺されっちゃったので、どうにもならない時はどうにもならないんですよね。気をつけます。

能海は『世界に於ける佛教徒』中で、当時の日本仏教を批判してチベット大蔵経の原典入手の重要性、チベット探検の必要性を説いていますが、100年以上たった現在の日本仏教はどうでしょうか?チベットから学んできたのでしょうか?
そんなこと考えた一日でした。

● 御本人が登場されている・・・
コンク | URL | 2009/07/13(月) 02:09 [EDIT]
襲われる前にハグ・・・を見て、
高校時代に友達が
メッチャムカつく相手に絡まれたら最高の笑顔で微笑んでやると相手が戦意喪失する。
という技を身につけて「微笑み返し」と名づけていました。

聞いた当時、わー戦メリ戦法だねー、と言ったのを思い出しました。
外国では顔だけでなく体全部使ってハグなんですね。
私は修行が足りないので、実戦で使おうとすると
ひきつり微笑み返しになってしまいます。。

シラユキ | URL | 2009/07/13(月) 23:04 [EDIT]
>アルピニスト様
くれぐれもムリをなさらないように。明治のお坊さんたちは仏教界をよくしようという気概がありましたよね。今のお坊さんは仏教に対してまじめに向き合っていないカンジがします。まじめに考えたら、ああはならないと思いますから。


>コンクさま
おお、戦場のメリークリスマス!なつかしい。音楽もよかったし、何よりデヴィッド・ボウイが美しかった・・・。同世代ですかね(笑)。


>ゆずさん
まあみなさんいろいろご事情がおありなんでしょう。何もしてくれない・・・の繰り返しからは何も生まれません。何ができるかを考えましょう。
● 管理人のみ閲覧できます
| | 2009/07/17(金) 00:30 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

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