白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2009/07/30(木)   CATEGORY: 未分類
孟嘗君とゆかいな仲間たち
 今日からゼミ合宿。わがゼミの合宿は懇親を目的としているので、あまりカタイことはやらない。つか、グダグダである。

 学生ながら会社経営の経験もある異常にやり手のゼミ生K太くんが幹事をつとめる。彼がその異常なヤリ手ぶりにより、往復バスで送迎、お宿はリニューアルしたてのぴかぴか二食付き、しかも、ご主人が観光スポットまで我々を送迎してくださるというサービスもついて、二泊三日でしめて2万5千円という破格の値段ですんだ。

 どうしてこんな安くできたのか怖くて聞けない。で、出発時間になってもドバイ(某ゼミ生の愛称)がこない。メールに返事もなく、電話にも応じないため仕方なく出発するが、後で聞くと出発日を二日間違えていたという。
 
 この子は四年生。半年後には社会人になるというのに、ええんかいな。ドバイはあとで新幹線でおいついてきた。

 何はともあれ、バスは文学部キャンパス前から一路、群馬にむけて出発。
 宿は群馬と栃木の県境で昔だったら秘境の片品村。
 実は神のゼミ長Eジくんが今職場が群馬なので、仁義を切るために電話をする。
 したら、Eジくん「今ちょっと手が離せません」
 後で聞いたら、館林でおきた竜巻の取材中。そりゃ手が離せんわ。
 
 去年、猛暑の中、長野の棚田を歩かせたら、タイヘンに評判が悪かったので、今年はやっぱ夏は川遊びだね、ということで河にいく。宿のご主人につれていってもらったスポットは、もののけ姫にでてきそうな美しい森に、河。河の温度が低く、外気温が上昇してきたため、川霧がたちのぼり、そのうつくしき様はまるで高級旅雑誌のグラビアのよう。記念ウプ

川霧

 しかし冷夏で雨でかつ標高1500mであるため、河遊びには水量がちと多すぎ、かつ、ちべたすぎる。

 宿のご主人が、なるべく騒いでて下さいね。動物が近づきませんから、というので、K田くんにもののけ姫のテーマを歌ってもらう。

 宿の温泉は源泉掛け流しでサイコー。ふと見ると、浴槽の縁に、白い石で何かの言葉が書かれている。見ると

 FREE TIBET

ええ子たちや(涙)。記念うぷ。
フリチベ
 夜は「CIAとチベット」を見せるが、朝が早かったせいか、暗くするとみな寝る。そして飲み会タイム。ご主人のご好意でのみ部屋を作っていただく。K太の手腕によって貸し切りであるため、毎年恒例「他のお客さんにごめんなさい」状態にならなくてすむ。ありがとう、宿のオジサン、そしてK太。

二日目。金精峠を越えて、日光入り。今年我がゼミは古寺仏研究会の元幹事長と、仏教青年会の元幹事長という、四万人早大生の中でも頂点をきわめた仏教オタクが二人もいる。最強の陣容である。

 古寺仏研究会の元幹事長が仏像について語る時、それはまるで美少女について語るアキハバラのオタクのようであり、仏教青年会の元幹事長は日光山のそこいらの坊主よりも日本仏教に詳しい。学生でありながら会社を起こして何千万もかせいでいるK太といいい、うちのゼミは何と芸達者な学生が多いことか。自分、孟嘗君か
 
  
 徳川家康はその遺言により、死後一年間は久能山に祭られ、一年後にここ日光にうつされた。久能山の参道と霊廟をつなぐ線は、日本一の霊峰富士山を通ってここ日光に向いている。一般に久能山に一年間いたのは、自分の死後西国大名が蜂起することを鎮めるためであるとし、江戸の真北の日光にいることは、自分が開いた政権の根拠地を北極星の位置から護り続けるためと解釈されている。

 というわけで、天海大僧正の墓前にぬかづき、東京に災害(地震・テポドン)が起きないように祈る。徳川家康公の墓前では、願いが叶うという叶え杉という巨大な杉があったので、「チベットが自由になりますように」と祈る。

 常行堂の格子の向こう側から、古寺仏研究会の元幹事長が顔を出して格子をつかんで

 「先生、先生、これアムネスティ」とギャグをとばす。

 無実の罪で牢屋に入れられている独裁国家の政治犯たちを救おうというアムネスティのキャンペーン・ポスターのマネである。
森

 常行堂の格子でこういうことを思いつくとは、普段ゼミ生にどういう教育をしているのか知れるというものである。

 夜の飲み会は引き続き昨日と同じのみ部屋で行われた。入り口には酒代400円を入場料として徴集するK太が仁王のようにふんばっている。

 飲み会の最中、明日に試験を控えているため先に早稲田にもどったH君とK君から、明日に備えて勉強のため満喫に入ったとの連絡が入る。

 ちなみにこの試験をうけるためO君は合宿を全欠席したのだが、翌日のミクシの日記に「〔試験〕もうだめぽ」とか書いていた(笑)。

 いろいろな意味で逸材揃いのゼミである。

 翌日、宿のご主人が我々を見送って下さる際に、我々の集合写真(もちろんチベット旗をもって撮影)を額にいれて贈呈してくれた。

 K太があそこまで値切って、よくもまあご主人、ここまでサービスして下さるものである。菩薩である。サービスよし、設備よし、温泉よし、ご主人よし、の「妙宝の湯ちぎら旅館」にみなさんもどうぞ!

 
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| | 2009/07/31(金) 10:42 [EDIT]
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シラユキ | URL | 2009/08/01(土) 17:49 [EDIT]
>Kさん
アツいファンメールありがとうございます。本来日本は言論の自由があるはずなのですが、中国の近さとあの大きさから、マスコミも研究者も知らず知らずのうちに中国の思考をなぞり、その考えを代弁するようなことになっている現状、チベットと中国の関係を脱中国思考して語れる研究者は本当に貴重です。これからも精進されてください。つか、もし次にどこかで私のことを見かけたら声かけてくださいね。

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