白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2009/08/20(木)   CATEGORY: 未分類
自分の心と向き合う勇気
 ペルセウス流星群をみて首をいためたり、専門論文を書いたり、近所の橋からビルの間にあがる多摩川の花火をみたり、お台場いってガンダムみたり、電線の上を匍匐前進するハクビシン三匹をみて驚いたり、昨日は学校いってひさしぶりにゼミ生の顔をみて、一緒にカップ麺を食べたりしていたら、八月もいつのまにか後半である。

 「専門論文~」以外の部分は小学生の夏休みである。
 これではいかん。まとまった時間のあるうちに仕事せねば。

 このブログの読者さんから、『週刊文春』の阿川佐知子の「あの人に会いたい」コーナーで、リチャギが出ていたとお知らせ頂きました。「やりたくない」という犬のために映画の制作が大変だった、みたいなメイキング談ももちろん語られていましたが、後半、リチャギのチベット語りがあり、これはたぶんチベット仏教を理解する能力のある人は共鳴できる部分大とみたので、以下摘録しました。


阿川 なぜ仏教にそんなに共鳴できたんですか。

ギアニつ答えがあります。一つはカルマで、私は前世に絶対仏教に関係があったと思う。それが今の信仰と結びついている。

阿川 へえ。

ギアもう一つは、今までいろんな霊的なものを探し求めてきたけれども、他にはなかった答えが仏教にはあったんです。それは非常に正直な教えであることと、人間の心を見つめる勇気があること、人間がこの世でする経験はすべて自分の責任だという教えがあること。そこにすごく共感したんです。

阿川 仏教徒として、日々やっていらっしゃることはおありですか。

ギア 毎日一時間、座禅を組みます。

阿川 毎日ぃ?

ギア あなたは楽器をやりますか?

阿川 ピアノとギターを少しだけ。

ギア 一日一時間、ギターを練習するだけでも、三十年、四十年統ければうまくなりますよね。心も同じなんですよ。一日一時間、自分自身と向き合って心を見つめる時間を持つ。それを長い月日続けていくと、どんな進歩があると思いますか。

阿川 神様になっちゃう(笑)。

ギア それほど怒らなくなるんです。今、人間にとって怒りがどんなに悪いことを呼んでいることか。

阿川 夫婦喧嘩もしない?

ギア もちろんします!(笑)

阿川 アッハッハ。よかった。

ギア でも、前とは違うんですよ。妻とも子どもとも仕事のパートナーとも喧嘩する。そういうときに瞑想すると、怒りの度合いがすごく低くなる。心が落ち着いていると、怒りに自分が呑み込まれなくなるんです。怒っていても、その自分と距離があって、「ああ、怒っているな」って自覚するから。

阿川 私も自覚はするんですよ。でも、呑み込まれちゃうんだな(笑)。

ギア 私も昔はコントロールできなかった。そこを修行していくんです。練習ですから毎日やるといい。

阿川 座禅は何年ぐらい続けていらっしゃるんですか。

ギア 三十六年間やっています。

阿川 ワ~ッー じゃ、もう全然文句言わない人になっちゃいましたね。

ギア 言います。まだまだ学ぶべきことは多い(笑)。でも、ダライラマでも文句おっしゃいますよ(笑)。

阿川 そうなの?‥ ダライ・ラマさんには何回もお会いになってるそうで。

ギア私の人生で一番幸せなのは彼と会っていることですね。

阿川 私、テレビでダライ・ラマさんのインタビューを観ているだけで涙が止まらなくなった。お顔を見ているだけでも、なんかこう…・…

ギア 私の見てきた中であんなに自己を捨てている人は彼しかいません。究極のセイント(聖人)です。

阿川 中国にひどいことをされても、非難の仕方が違いますよね。

ギア もっと大きなピジョンで考えてらっしゃるから。中国がああなったのはそういう歴史があったからだ、「今やっていることはあなた方にとって不幸な未来をもたらしますよ」ということまで読んだ上で、彼らを見守っている。その寛容さが素晴らしい。

阿川 ほお。

ギア 大人が悪いことをしている子どもを見て「ああ、そんなことしたら自分に跳ね返ってくるんだよ」と思うでしょ。私は彼がそういうふうに中国を見ているように思います。それだけ心も頭もハートも大きい。ラマ(チベッ卜仏教の高僧)はそういうすごい人たちですね。

阿川 ギアさんもだんだんそこに近づいていらっしゃるように見えます。

ギア いやいや、あそこまで辿り着くにはながーい道のりがあります。でも、そこに向かう正しい道に立っているということは分かっています

阿川 そうですか。

ギア『HACHI』にも禅への思いが入っているんですよ。私はハチ公をヨーガ行者みたいなものだと解釈しているんです。駅前で黙って無心で主人の帰りを待っている。それ以外何も考えていない。あれは瞑想しているお坊さんみたいなもの。HACHIが示している忠誠心は人間同士の愛とは違う次元の愛なんですよ。そこが一番感動するところじゃないですか。

-------------------
 あそこまでいくのは長くかかるだろうけど、少なくとも自分は間違った道を歩いていない、この感覚をもてることはとても幸せなことだと思う。

 ダライ・ラマの行動とか心に接すると、普段きれいとは言えない自分の心の中でも、とても美しい部分が反応するのがわかる。たしかにあそこまでいくのはムリでも、皆が自分の心と向き合い、その問題点を理解し、少しずつでもその問題点を克服しようとすれば、世の中の紛争の大半は起きなくてすむ。

 かつ、よく考えてみれば分かるが、紛争の根本的な解決法はこれしかない。
 
[ TB*0 | CO*6 ] page top

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

モモ@八尾 | URL | 2009/08/22(土) 15:07 [EDIT]
>皆が自分の心と向き合い、その問題点を理解し、少しずつでもその問題点を克服しようとすれば、世の中の紛争の大半は起きなくてすむ。
その通りだと思います。結局「エゴ」なんですね、紛争の原因は。
ある程度の「エゴ」は心の自由ですから持っていても構いませんが
それを民族単位、国単位でやっちゃうときな臭いことになる。
全然関係ありませんが、大阪では鉄人28号を等身大で作る
馬鹿な計画が進んでいます。
ガンダムと鉄人28号じゃ、ファン層とお金を落としてくれる率が
違いすぎることわからないのかな?
どうせならエヴァンゲリオンにすればいいのに(笑)
● ラッセン画像検索
jiro.siwaku | URL | 2009/08/22(土) 20:45 [EDIT]
google画像検索「ラッセン 壁紙」

http://blog-imgs-21.fc2.com/n/o/b/nobi/leapoffaith(l).jpg

くろぼん | URL | 2009/08/23(日) 09:46 [EDIT]
仏教では「心は水鏡のよう」、というのだそうですけど、どんなに波立った心でも美しいものを映せば、それなりに反映されるんじゃないかと期待しながら法王様のDVDなんか観たりして(…他力本願)。

法王様の笑顔は最高ですね。どんな人の警戒心でも解きほぐしてしまうように感じます。

カルマ・フォーチュン(♪♪) | URL | 2009/08/24(月) 09:37 [EDIT]
ひとをそしらばあなふたつ。と昔の人は言ったけど、
実際は、三つ以上あるといううことを誰も実感できないだけなのかもしれないね。
ひとによっては、ハチ公は、屋台のいい香りに誘われてきていただけとそしる人も、いたとかいないとか。
銅像が出来た当時、ささやかれていたらしい。
でも、名古屋駅前の『盲導犬サーブ』の像よりは、まだましかもしれない。
実際、今、現在どこに立っているのかさえ、わからないからねぇ。

我が家の猫は、セキセイインコに鼻先を噛まれて以来、鳥かごにはちょっかいを出さない。
子猫の時から、シャムに間違われるほどのイケ面なんだけどね。

ぼくら、40代の世代は、やっぱ、ガンダムですね。
親子ではまってますよ。
(スパロボシリーズとか、ダブルオ-とか。)

匿名希望 | URL | 2009/08/26(水) 12:36 [EDIT]
毎日のようにチェックさせていただいております、いつもありがとうございます。ごろうちゃんが目当てだった私がすっかり先生のチベット話に夢中です。
さて私、自転車レース(ロードレース)もとても好きで海外のレースをチェックしていたりするのですが、
その中でタイラー・ファラーという選手の腕のタトゥがチベット語である、という話を耳にしました。
レース中はサポーターで隠しているので写真が少ないのですが、もし、これがなんて書いてあるのか判別可能でしたら、教えていただけませんでしょうか?
# レース中に何故隠すのか不思議。もっともっとアピールして欲しいです。

写真1: http://www.cyclingtime.com/modules/myalbum/photo.php?lid=128065
写真2: http://www.slipstreamsports.com/wp-content/uploads/2009/08/vattenfall_banner.jpg

シラユキ | URL | 2009/08/26(水) 16:34 [EDIT]
>モモさん
そうそう、何でも集団化すると暴走しますよね。鉄人28号か。五十過ぎのオッサンたちは結構お金もってませんかね(笑)。

>Jiro.siwakuさん
ラッセン、うつくしーですね。わたしも地中海のブルーな海とかをパソコンでうちだして研究室はりまくっていましたことがあります。夏はラッセンですよね。


>くろぼんさん
「どんな人でも警戒心をなくす」そうなんですよね。毛沢東と周恩来と以下歴代中国の首席以外は(笑)。


>カルマさん
 賢い猫ちゃんでうらやましいです。我が家の猫はあと百万年たたないと鳥カゴには近づけられません。今のところまったく躾ができません。暴れ馬ならぬ暴れねこ・・・。

>匿名希望さん
いや、いい情報ありがとうございました。写真の解像度があまりよくなくアップにできませんが、確かにチベット語です。英語で検索してみたら「内なる平和」を意味するマントラとかいってますが、これだけでは情報少なすぎ。解読できたらまたアップします。

TRACK BACK
TB*URL
Copyright © 白雪姫と七人の小坊主達. all rights reserved. ページの先頭へ