白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2009/12/25(金)   CATEGORY: 未分類
アジア系の情けないイメージ
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冬休みに入った途端、緊張の糸が途切れて、朝から晩まで海外ドラマを見倒して廃人化する。このような不謹慎なことを書くと、どこかの編集さんの悲鳴が聞こえてくるような気もするが、今日からちゃんとやります。ダラダラした後なので集中力は倍増しです。

 本当でーす。

 ひたすら見たのは、スーパーナチュラルの第四シーズン、プリズン・ブレイクの最終シーズン。主な目的は主演のイケメン俳優、ジェンセン・アクレスとウェントワース・ミラーを鑑賞するためである。

 プリズン・ブレイクは最初は、無実の罪で刑務所に入れられた兄を死刑から救うべく、弟であるマイケル(ウエントワース・ミラー)がその天才的な頭脳を駆使して、難攻不落のフォックス・リバー刑務所を脱獄するという話であった。

 話の内容上脱獄すれば終わりで、シーズンを重ねるには無理があると思われたが、マイケルに人気がでてしまったために強引に話は続き、最終シーズンとなった今回は、なんと兄ちゃんを無実の罪に陥れたカンパニー(自分たちの金儲けのために大統領すら殺す官・軍・民一体のゼニ設けマシーン組織)を倒すために、かつての看守、彼らを追っていたFBI捜査官、監獄内で対立していた囚人仲間といったサブキャラが総出演で、恩讐をこえて協力しあうヒューマン・ロンダリングな話になっておる。

で、この最終シーズンにきてはじめてローランドという役名のアジア系のオタクが新たに加わった。この男を見ているうちに、アメリカ人がアジア系の人々にどのようなイメージをもっているかが分かり、もの悲しい気持ちになった。

 それがどういうものかを話す前に登場人物の役割を説明すると、マイケルと元FBIのアレックスは頭脳担当で、マイケルのにいちゃんと囚人仲間のスクレは肉体労働担当。マイケルの恋人サラはお色気で敵に近づく担当。マイケルに便乗して脱獄した凶悪犯ティーバックとカンパニーの元殺し屋グレッチェンは銃乱射担当、現役FBIは裏切り担当。で、このアジア系のローランドは天才的なハッカーとしてマイケル・チームを助けるという設定である。ローランドはハッカーの罪で服役を免れるために協力をしている。

 で、このローランド、長髪・無精ひげでまんまオタク。二言目には「逃げちゃおう、どうせ無理だよ。オレはキーボードうつだけという約束。〔撃たれたくないから〕外には出ない。」とか、自分のことしか考えていない。

 欧米系のサブキャラたちは、カンパニーを倒すという目的のもと、献身的に身を挺して動き、過去のさまざまな自分の行いを精算して成長していくのに、このローランドだけはラリホーなまま。

 あげくターゲットの情報を吸わなければならない場面で、あろうことかスロットマシーンの情報をすって、そのスロットで大もうけしようとしたところで警備員にみつかり、機密のはいった機器(携帯電話状のものであるが、周囲にある情報をワイヤレスで吸う機械)をとりあげられてしまう。この機器がなくなった時点で彼はお払い箱となるが、他メンバーから「刑務所に戻るか、さもなければ、上でおとなしくしていろ」と言われると、メンツをつぶされたと思ったのか、敵の殺し屋に電話をしてマイケルたちの居場所を売ろうとする。

 どこまでこの男はダメなのだろう。

 自分のミス(しかも原因がギャンブル)で計画を頓挫させ、みなにメイワクをかけたあげく、金銭目的で仲間を売るのである。

 頭脳明晰なマイケルは即座にローランドの裏切りを察知するが、ローランドは「オレを疑うなんてサイテーだ!謝れよ」とか逆キレ(どう考えても謝るのはオマエの方だ!)。ローランドの言動は倫理的に恥じない行いをしているか否というような大人な思考で回っておらず、「自分がはずされた」(はずされるようなことをしたからだ!)「自分が疑われた」(つか、オマエ敵に内通しているだろうが。疑われて当然)という点のみでまわっている。

自分の感情に支配されてまわりを顧みない子供の思考である。

ローランドは殺し屋に対して取引を持ちかけるが、殺し屋はまずローランドの両足を打ち抜き、次に腹をうち、「オマエはこれから五分後に激痛の中で死ぬが、いますぐ頭をうちぬいてもらいたかったら、マイケルたちの居所をいえ」とか言われる。

 まあ殺しが仕事ですから。

 ローランド自業自得。

 マイケルたちが駆けつけた時、ローランドはもう虫の息であった。みなは「こんなやつほっておけ」というが、やさしいマイケルはこのアホの手を取って、最期を看取ってやる。

 アホは最期に一言、「ごめん」(I'm sorry)。
 やっとまともになったな。

 ちなみにローランドがギャンブル好きという性格をもつのは、アメリカ人が中国人、韓国人に対してもつイメージの典型である。そして「メンツが傷ついた」とかいう主観的な甘えた理由で仕事をジャマしまくるローランドの性格はたぶん中国系のイメージ。

 そして、倫理的なもの(マイケルたち)と非倫理的なもの(カンパニー)の間でふらふらしながら、最期はお金ほしさに非倫理的なものにふれるローランドのへたれな態度は日本人に対して欧米人が感じているイメージの最たるものでないだろうか。

 日本はこれまで欧米と協調する一方、倫理的・人道的にダメダメな国(中国やミャンマーetc)に対して毅然とした態度をとってこなかった。表面的には「頭ごなしに命令しても言うことは聞かない、援助を続けることによってこちらの意見を聞いてもらうことも可能となる」とかいう屁理屈をこねているが、ようは隙間ビジネスによって利益をあげるため、このような情けない対応をとっているのである。

 でそれを「食べるために仕方ないから」と恥じているのならまだ救いもあるが、学者にいたるまで「西洋人は少数派の人権をまもることを白人の使命(White man's burden)であるとし、世界中で混乱をひきおこしている。」とか、他人のために献身的に活動している人を揶揄する連中が多い。
 
 自らのエゴや非倫理性については顧みることなく、倫理的に振る舞っている人を攻撃(ようは逆ギレ)するようなこの言動はあまりにも醜い。

 その子供性ゆえに誰からも尊敬されない、尊重されない、最期は自業自得で死んでいくローランドの行く末は、なんか欧米(倫理性)にもアジア(非倫理性)にも相手にされずに一人沈んでいく今の日本を見ているようで痛い。

 
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| | 2009/12/28(月) 22:15 [EDIT]
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● マジレスですが
福田洋一 | URL | 2009/12/28(月) 23:46 [EDIT]
 西洋人は理念や理想に生きるのに、日本人、特に現代の日本人はそういう理念や理想に生きていないということなのでしょうね。

 仏教とはまさにそういう理念と理想を目指して生きる宗教のはずで、だから現代の日本で仏教はすたれ、西洋で高い評価を受けているのかもしれませんね。

 僕もそんな日本人の一人であり、またそういう環境に取り囲まれています。悲しいことですが、でも、諦めずに以前は生きていた理念としての仏教を自分のできる限りで理解しまた伝えて行けたらと思います。

シラユキ | URL | 2009/12/29(火) 19:12 [EDIT]
>Mさん
今年も一年拙ブログをご愛読いただきありがとうございました。オカメちゃんにもよろしく。

>福田洋一さん
理念の何たるかもきわめず、ただたんにいかがわしいものと考えて、最初からまったくグダグダになる民族性にはホンマに頭にきますわ。最近しみじみ日本人はどアジアであると思い知らされる。

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