白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2010/01/10(日)   CATEGORY: 未分類
初大喜利
 木曜日は今年はじめてのゼミ。

めでたくもかしこくもゼミ生はみな卒論を提出できた。
「卒論の中間報告をしろ」といったら、手ぶらでやってきて
「昨日の晩から明け方までピンガを飲んでいたので、できませんでした」というピンガ大王Kも、

 今時ワープロが打てなくて、汚い手書きでレジュメを書いてきたドバイ(従兄弟がドバイの王族とつきあっていたことから彼の愛称となった)も、

「このまま"ゆとり"で人生おくれませんですかね」というNちゃんも、

六年生のMとWもめでたく卒論を提出して卒業を確かなものとした。めでたい。

 MによるとWは下宿に帰らないまま、学内の24時間オープンのパソコン・ルームの同じ席にここ五日間、昼も夜も座っていたのだそうな。ちなみに、暮れから正月にかけて、ビルメンテがとまるので、トイレもゴミ箱もあふれて衛生状態はすごいことになっていたという。

 呆れていたら、Mが「僕も下宿にゴキブリとネズミがでて寝られなかったので、部室で一ヶ月暮らしていたことがありますよ」と申告。その部室の汚さをしるM子ちゃんが「あんなところで一ヶ月も暮らしたんですか」とあきれ果てる。

 で、そのあと卒業旅行で台湾にいくので、台湾について学ぶが、倉卒につくった自分のレジュメ、異様に口語調。

~それを憤った蒋介石は「一つの中国」に固執して国連を脱退、共産中国を承認する国とは次々と断交していった。客観的に言えばこの時、蒋介石が大陸にこだわらず台湾として独立していれば、台湾が現在のような不安定な地位に甘んじることもなかったわけである。しかし、現実はただ蒋介石のメンツのためだけに台湾は国際社会の孤児となり、彼が死ぬまでの四十年、戒厳令はでっぱなし、国会の改選はなし、裏社会が牛耳る地方議会は腐敗しつづけて国民は政治に背を向けていった。

「センセ~、脚韻踏んでますね」とほめてもらう(ほめてないて)

 そして台湾通のMがゼミのみなに台湾豆知識をご進講。

 「台湾の地図では、台湾ばかりか中国本土も領土ってことになっていて、シッキムまだ独立国で、朝鮮半島は統一していて、沖縄は琉球表記なんですよね。日本人は長期滞在の場合にはビザが必要なんだけど、琉球の人は必要ないの。沖縄の人、華僑の扱いなんですよ、はははは。」

 私「中華ドリームだねえ」

 M「で、一つの中国として、台湾は中国を支配する正統な政権、という触れ込みだから、故宮も精華大学もみな本土と同じものがちゃんと台湾にもう一つずつあるんですよ」

 私「本土のガンデン大僧院が中国に破壊されたから、インドに再建ガンデン大僧院が作られたような、そんなカンジだな」

 M「そんなカンジです。で、2010年問題ってのがあるんですけど、オリンピックも終わり、上海万博も終わり、イベントが終わった2010年に、人民が政府に対する不満を思い出すことを恐れて、台湾を接収して人民の気を外にそらすかもという説があるんですよ」

 Oくん「センセーそんな時に台湾行って大丈夫なんですかあ」

 私「大丈夫だ。去年の卒業旅行は北朝鮮がミサイル実験やっていて民間航空機の安全は保証できない、と宣言したときだったが何ともなかったもん」

 M「でもキャセイパシフィツクよく燃えるんですよねー。でも大丈夫ですよ。ボクねー、キルギスタン航空のったんですけど、機内の設備がこわれまくっていて、しかも機内に流れていた音楽がマイ・ハート・ウィル・ゴーオン(タイタニックのてーま)でしたが、ちゃんと飛びましたもん」

 K太「オレがエア・インディア乗った時、スコールが降ってて他の飛行機みなキャンセルだったのにエア・インディアだけ飛んでたんで、喜んで乗ったら、すぐにエンジンに落雷して飛行場に戻ったよ」

 私「いいこと教えてやる。飛行機の燃料はツバサに入っているんだ。だからエンジンが火を噴いたら、そのエンジンすてて残りのので戻るんだよ。生きててよかったね。」

このメンバーなら決して飛行機は落ちない。そう確信した初ゼミであった。
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COMMENT

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Iceman | URL | 2010/01/10(日) 03:33 [EDIT]
台湾の学生がつくたYouTubeです。
宜しければ、ご覧ください

台湾の歴史
http://www.youtube.com/watch?v=Ir83dKyhl_0&feature=fvw
台湾の伝統
http://www.youtube.com/watch?v=CxR_FgjnxeY
台湾の食文化
http://www.youtube.com/watch?v=Hld2VMaWuwM&NR=1
台湾の特別
http://www.youtube.com/watch?v=LLlNCEjt1vg

● 管理人のみ閲覧できます
| | 2010/01/10(日) 09:42 [EDIT]
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シラユキ | URL | 2010/01/11(月) 12:20 [EDIT]
>icemanさん
すばらしい動画の紹介ありがとうございます。ゼミのメーリスでながします!

>susumuセンセ
先生のお弟子さんも「優秀」ですね!学生が何やるかわからない、という意味で非常に勉強になりました! 
● 遅まきながら聖地チベット展
ちーぱく | URL | 2010/01/12(火) 20:52 [EDIT]
白雪姫ならびに小坊主のみなさん、お久しぶりです。
時々ブログに遊びに来ては、みなさんの濃さについていけず(?)、一通り読んではそっと画面を閉じる、を繰り返しています。

そんなワタクシですので、聖地チベット展の観覧もぐずぐずと先送りしていたのですが、最終日(!)の昨日、それも午後になってようやく行ってまいりました。

いやー、驚いたのなんのって。すごい混雑。
もぎりのところでは2列に並ばされ、係の人から「はい、いったんここまで」などと、入場制限までされてしまいました。
中はもっと混雑。特に最初のコーナーは、みんな心理的に「前言からちゃんと読んで、いちからきちんと見よう」と思ってしまうのか、遅々として進まず。
中に入ってからも、目玉(?)と思われる展示では黒山の人だかりで、二重、三重に人の輪ができていたため、ちびのワタクシはいくつもパスしなければなりませんでした。
いつもはちびの特徴を活かし、でかい人の横をすりぬけて前列に潜りこむ、というワザを使うのですが、昨日はあまりの混みようにそれもあまり発揮できず。
全体的には「ひととおり見た」だけに終わってしまいました。

それでも仏像やタンカの数々を拝めてとてもありがたい気持ちになりました(この程度の認識ですみません。こんなんだから、こちらのブログに書き込みする勇気がないこともお分かりいただけるでしょう……)。

同時に、この展示が始まった頃白雪姫がブログに書いてらしたことを改めて思い出しました。つまり、解説においてチベットと中国の関係についてほとんど触れておらず、触れてあってもチベットはずっと前から中国の支配下にあったような記述であること。展示されている仏像や法具がどこから来たか説明がないこと(まー、盗んできたとは書けないでしょうから、当たり前でしょうか)、などなど。

そんなこんなでせっかくのありがたい気持ちも半分くらいに縮小したところへ、出口の売店で極めつけなできごとが。お寺か(日本でいうと)仏間に飾ってあったと思われる壁絵(縦60センチ×横50センチくらい)が数枚、ひとつ98万円で売っていました!
幸い(?)だったのは、最終日にもかかわらず、どれも「売却済み」の札が貼られていなかったこと。阿漕な中国政府に仏様が下した罰、もとい与えた試練かもしれません。

美術館の外側ではパルデンの会の皆さんが静かに、「この展示はホンモノではない。展示品は盗品である。」といったことを訴えていました。興味深かったのは、展示を見終わって出てきた人たちのかなりの数が、パルデンの会の展示に見入り、配布物を受け取っていたことでした。
チベット文化や仏教美術に興味はあっても、チベットへの抑圧はよく知らなかった人が、少しでも関心を持ってくれますように、と願いました。

何を隠そうワタクシのオットもチベット人弾圧のことはほとんど知らない人ですが、パルデンの会の人たちが配っていた「チベット本土からインドへ亡命した子供たちの絵」を読んで、「(チベットの)旗を見せるだけで殺されることもあるんだね…」と驚いていました。
オットよ、その調子で目覚めてくれ。

ところで、ワタクシどもは前売り券など買わずに上野に行ったのですが、西洋美術館横のチケット売り場の前で、少しでも安いチケットはないかうろうろしてたら(チケットショップじゃないっつーの)、50歳過ぎくらいのご婦人が
「これからご覧になるんですか? 1枚しか残ってないんですけど、私はもう見たので、よかったら使ってください」
と招待券をくださったのです!
見ず知らずの方から、1400円分の施しを受けようとは!
あまりの僥倖に動転してしまい、お名前を聞きそびれてしまいました。
あれはチベットの仏様のお導きだったと確信しています。ありがたや。

ちなみに、満員御礼で千秋楽を迎えた上野の森美術館のホームページには「お礼」のメッセージが載っています。
http://www.seichi-tibet.jp/news/2010/01/post-34.html
17万6000人もの入場があったとか。6000人は招待で、残りのほとんどは前売りか割引券だったとして、売上は2億円ですね。
招待券をもらったオットが「1400円もするって思ってなかった。高いんだね」と言うので、「中共がふっかけてるに決まってるじゃん」と言っておきました。

(長々と書いてしまいスミマセン。またしばらく黙って訪問することにします)

白雪姫 | URL | 2010/01/13(水) 15:35 [EDIT]
>ちーぱくさん
チベット展報告、ありがとうございました。なんかこのわたしも学生もそんなに「濃く」ないですよ、いやホントにフツーです。ご主人様には無理強いせず、気がついたらチベットサポーターになっていた、みたいな自然なノリで変わっていただけたら嬉しいです。また報告お待ちしております。

ぽぽんた | URL | 2010/01/13(水) 15:37 [EDIT]
学際コースの僕は明日が提出日、8月31日の小学生みたいな気分です。
卒論が終わらない、事務手続きでミスする…的な不安よりも大学に行けるか心配です。
コタツでヌクヌクしながらミカンを頬張ってる自分の姿が容易にイメージできます。

上野のチベット展といえば、入口で頂いた「守り神」の紙(おみくじ?)の扱い方に迷ってます。
捨てるのは罰当たりだし、美術館には結び付ける所なかったし、穴八幡にくくるには紙の色が派手だし…

ちなみに守り神はダーキニーでした。

白雪姫 | URL | 2010/01/13(水) 15:41 [EDIT]
>ぽぽんたさん
ダーキニーは男の修行者をまもる女尊で、美しい16才の乙女の姿をしていると言われます。とてもいいのを引きました。おみくじは神社よりはお寺の方がまだいいかも。穴八幡のつづきの放生寺のめだたないところにくくっておいてはいかかでしょう。
● welcome to Taiwan
banai | URL | 2010/01/14(木) 09:18 [EDIT]
初めまして。10ン年前に先生の授業を受けてから、チベットとは直接関係ないもののいつも心の中にあり、時々こちらへもお邪魔しています。
台湾へ来てから嫌でも中国との関係を考えさせられることしばしば。レジュメやMさんのお話にはつい笑ってしまいました。
報道されるだけでもKMTの賄賂凄いですし、馬総統が当選した時にチョコを配ったのですが、金色のコイン型でしたし。
つまらぬこと失礼しました、皆さんよい旅を!(台湾在住)

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