白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2010/01/22(金)   CATEGORY: 未分類
『少年キム』からリチャード・ギアまで
 ゼミのあと、今度の二月末か三月には本屋さんに並ぶことになる拙著について、編集者の0くんが打ち合わせにきてくれる。

 彼は実はこのゼミの出身で、2008年くらいかな? 突然連絡をくれて、「今、出版社におつとめしているので、本をだしませんか?」的なオファーがあった。元ゼミ生でいい子なのでもちろん力になってあげたかった。

しかし、いかんせん自分、これイケる、と思って調べていって、やっぱ面白いわ、ってなって、さらに調べていったらあらステキみたいな仕事の仕方なので、ムラがあるのなんのって。

 なので「すぐには書けないかも」と答える。

 O君は偉かった。まったく催促しないのである。
 がしかし、わたくしがどちらかで講演させていただくと、かならずその一隅にいて静かにニコニコしながら聞いているのである。

 これがプレッシャーにならない人はいるだろうか。

 去年の年賀状だって、あんまりおとなしすぎて健気なので、仕事しない自分を責めたよ。で、その年賀状をいつも目につくところに貼って自分を戒めることとした。

 その原稿が仕上がり、とうとう題名決定というところまできたのである。

 題名決めないと表紙のデザインができない。しかして自分忙しくて何も思いつかない。そこで、ゼミのあとついてきてくれたピンガ、Yくん、Hくん、M子ちゃん、K太とともに喫茶店に入り、本の内容をかいつまんで話した後に

「きみ達の個性豊かな若い頭脳によって、タイトル考えてくれ」と、頼む。

するとみな口を揃えて

「何も思いつきません」

 そこで、とりあえず、一人一人に紙を配ってブレーン・ストーミングをやってみることとする。

 「文芸書だから格調高く、奇をてらってなくて、たとえていえばクラッシックの名曲みたいな、センスがよくて、知的な層に受けるような、できれば動きがあって、チベットとその言葉で検索かけたらいっぱつで上にでてくるような印象的なやつ。ありきたりの言葉だと検索でうもれちゃうからね」と注文をつける。すると

「えー、何も出てこない」「前頭葉死んでます」「難しいですよ」

「就活でやったでしょうが。そんなんでよく就職試験とおったね。わかったよ。もう少し簡単にしてどういう言葉にいいイメージをもつか、今自分がいちばん心が洗われる、美しいイメージを挙げて」というと

作詩・作曲もやっているYくん「銀嶺・天啓・星・光・波・夢・澪つくし・深更・思慕・東方の賢人」

ま、いい感じである。

太めのK太「月・星・太陽・トビウオ・絶壁・コーンスープ・砂糖・なべ」

「後ろの方なんだよ。意味わかんないよ」

やや暗いH君「月・星・地図」

M子ちゃん「レッサーパンダ カネ 憧憬 マグロ」

「あんた達、絶対病んでる!!!」

ピンガ「JK AKB48 崖の上のポニョ」

「なんじゃそりゃ! 却下!!」


あきれ果てたO君はこれを見てすぐさま帰り支度を始めた。
意外に若い頭脳は使えなかったのであった(笑)。

で、結局、タイトルは正統派の文芸書らしくオーソドックスに

主タイトルが

西洋とチベットの150年

サブタイトルが

少年キムからリチャード・ギアまで に決定しました!

メインを正攻法にして、サブで印象に残して検索にひっかかろうという魂胆です。
ご協力いただいたゼミのみんな、ありがとう!
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COMMENT

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● すごいサブタイトル(笑)
モモ@八尾 | URL | 2010/01/27(水) 18:25 [EDIT]
でもこれは絶対目を引くと思いますよ。
サブタイトルに釣られてでも、
チベットを知ってもらうチャンスにはなるはずです。
1月23日ピースウォークに参加しました。
ヨガからインドを経由してはまった人や、
ダライラマ法王のおっかけまでいろんな人が
参加して和やかに解散しました。
こうした集会がこれからも大阪に根付いてくれればよいのですが。

シラユキ | URL | 2010/01/27(水) 23:11 [EDIT]
>モモさん
タイトルが二転三転・七転八倒した結果、
『世界を魅了するチベットー「少年キム」からリチャードギアまで』
に、決定しました。
サブは同じですが、メインでもめました。

カルマ・フォーチュン(♪♪) | URL | 2010/01/28(木) 14:51 [EDIT]
いいねいいね。
名古屋駅の本屋まで、買いにいこ。
多分、ご近所の本屋さん、置いて無いかもしれないから。
所で最近、本屋さんが、減ってきてるって話を、テレビでやってましたが、活字離れってそこまできてるのかなぁ。
確かに、一部地域で、移動図書館がなくなったとも聞きます。
小学校や公民館などを回ってるそうですが。
でも、まぁ、さすがに、図書館まで、田舎の市町村から消える事は無いと思う。

所で、何時の日かの、
シーシェパードが、どうのこうのって、一件は、TVの放送でやってたんですけど。(本当。)
どうも、げい下の、不殺生の戒律のお話を、ウェブで、公開した上で、彼も、募金してるから、募金してくれてきな乗りらしいですよ。
何か、ねぇ。(違う。)
● タイトル
りんか | URL | 2010/01/28(木) 21:55 [EDIT]
キプリングですね! キプリングですね!!!

……興奮して失礼しました。
二転三転・七転八倒の末にも少年キムが残っていて嬉しいです。リチャード・ギアも嬉しいです。←付け足しではありません。

なにより、西洋とチベットというテーマが最近気になっていたので、出版を楽しみにさせていただきます。

シラユキ | URL | 2010/01/30(土) 23:50 [EDIT]
>カルマさん
ありがとうございます。本が出ましたら、猛宣伝をはじめますのでよろしくお願い申し上げます。

>りんかさん
キプリングいいですよねー。ジャングルブックもいいですし。『少年キム』も植民地小説とかいう読み方じゃなくて、もっと時代を超えた人間成長ドラマとしてとらえるべきだと思うのですよね。

● ワクワク♪
Hisano | URL | 2010/03/18(木) 23:35 [EDIT]
4月2日の四谷でのサイン会と講演、楽しみにしています。

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