白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2010/01/30(土)   CATEGORY: 未分類
七つの大罪
 現在、ダライ・ラマ法王特使と中国共産党の幹部が「対話」中。これまで両者の対話といえば、喧嘩うっとんのかゴルァというような内容で、特に最後に行われた一年三ヶ月前の会合はひどくて、去年来日したケルサン特使の談によると、

中「実質的な自治? それがどういものかレポートしなさい」
と行ってきたものだから、チベット政府はその自治の内容を具体的にレポートして出した。すると、中国読みもしないで投げ返して、

中「あなたたちはわたしたちの試験に通らなかった。題名からしてダメ」とのたまったそうな。

 それでさすがにチベット側もあきれ果て、もう「チベット側からは中国に対話を呼びかけることはない」ことを決めたのでした。

で、今回中国側が「対話」の席についた理由は

(1)オバマさんが去年延期したダライ・ラマ法王との会見が近づいていること、
(2)オバマ政権がPac3を台湾に売却を決定したこと、
(3)オバマ政権が中国で検索の自由化を求めているグーグルの後押しをしていること、
などでしょう。中国政府は、チベット人居住地域における経済発展を約束とかいっておりますが、今更開発独裁みたいな論理もちだしてもは誰も納得しません。もう少しがんばりましょう。
 
 鳩山さんのものの考え方ってホワイト・リベラルっぽいなー、と思っていたけど、今回の施政方針演説でその感を強くした。彼、去年デリーを訪れてガンディー廟に参拝しているし(私もほぼ同時期参拝してるし 笑)、今回の演説にもガンディーの説く七つの大罪とかをちりばめているし(いやごめん、わたしガンディー尊敬してるし 笑)。

 ちなみに、ガンディーの説く七つの大罪とは

不労所得。 Wealth without Work
道義心なき快楽の追求。 Pleasure without Conscience
人類愛なき科学技術の追求。 Science without Humanity
人格教育なき知識のつめこみ Knowledge without Character
信条なき政治。 Politics without Principle
倫理観なき商売。Commerce without Morality
自己犠牲なき信仰。 Worship without Sacrifice

 つまり、人のあるべき生き方というやつですな。そしたら、こんなことになった。



 鳩山演説「労働なき富」にヤジ、「それはあんただ」 1月30日7時24分配信 読売新聞

 昨年12月30日、インド訪問から帰国した鳩山首相は、松井孝治官房副長官に「自分の政治理念と非常に重なる」と告げ、インド建国の父、マハトマ・ガンジーの言葉を演説に盛り込むよう求めた。
ニューデリーのガンジー廟で見た「七つの社会的大罪」だった。

 だが、26日の閣議で演説全文を目にした閣僚たちは、仰天した。「七つ」の中には、「労働なき富」という言葉があったのだ。首相が実母から毎月1500万円もの資金提供を受けていた問題を想起させないか――。

 「『労働なき富』というのは、大丈夫ですか?」。閣僚の一人がおそるおそる切り出すと、首相は「自分のことを言われるのはわかっている。だからと言って(ガンジーの言葉が)間違っているんですか?」とむきになった。

 この場で演説を読み上げた松井氏は「途中で感極まって涙を流した」(閣僚)といい、手直しを求める雰囲気ではなかったという。

 閣僚らの不安は的中した。参院本会議場で首相が「労働なき富」と読み上げた瞬間、野党席からは「それはあんただ」と激しいヤジが飛び交った。

 それでも、首相の危機感は薄い。「国民の心に響いたらと思っている。批判も覚悟で思い切ってやらせていただいた」。29日夜、首相は満足そうに語った。


わたしは歩く無党派層であり、「あなたたとともに地獄までお伴します」みたいに支持している特定の政党も政治家もない。しかし、このニュースに記されているこの鳩山さんに限っていえば、わりといいかも。

 とくに、「自分のことを言われるのはわかっている。だからと言って(ガンジーの言葉が)間違っているんですか?」というところでキター!!!!

 こういう発言を見ると本当にこの人は育ちも人もいい。
 
 彼は首相として結構なサラリーを頂いているわけだが、もともとお金持ちな分、毎年毎年巨額の税金を国にもっていかれているわけである。収支決算してみれば、ただ働きどころか、カネ払って苦労しているわけである。

 私が彼の立場だったら、ママからの巨額の遺産を投資顧問なんかに増やしてもらいながら、あのまま学者を続けて(そう、鳩山さんは政治家になる前はもと学者)、教授になってカワイイゼミ生と楽しく飲みに行ったりしているはずである(後半については今の自分、まんまやん 笑)。

彼が政治家を続けているのは、まさに彼のもつ政治的信条、まさにプリンシプル(信条)を実現せんとの思いからであろう。ノブレス・オブリージである。利権を誘導するとか、力があるとかを理由に投票しているような人は聞いたことがないだろう、こんな言葉わ。彼は権力を得るため、カネを得るために、エゴを満たすために政治家になった人とは違うのである。
 彼は自分のことは考えていない。人類のため、美しいヴィジョンのために自己の人生を捧げているのである。
 
 しかも、彼は残る六つの大罪はおかしていない。その彼を不労所得のみでヤジるのはあまりにも品がない。

 汚い政治の世界でクソミソに言われながらも、ガンディーの理想を説こうとしている彼をとりあえずは評価して、ナマ温かく見守っていこうと思う(これからの発言いかんによっては是々非々ですが。だってこの人発言ブレまくるんだもん)。
 
 それにしても、倫理も品格も崩壊しつつある日本で、その美しいヴィジョンを実現するためには、もう少し決断力とかリーダーシップとか、非情さとかが加わらないとね。

 最後に鳩山さんにエールを送ります。

 がんばれー!! 日本を立て直し、六月に来日したダライ・ラマ法王と握手し互いの思想の近いことを確認しあい、北京に向けては、一向に改善しないチベットの状況を改めよと呼びかけ、さらに成田空港で籠城しているフウさんを上海に返してやり、二年たってもぜんぜん解明しない毒ギョーザ事件について中国政府を問いただし、日本の領海内て創業していたのに銃撃された北海道の漁師さんのために、ロシア政府に抗議せよ!!!(て書いたら、後にこの漁船違法操業していたとかいう報道がなされている。GPSをとめて航跡を意図的に消していたとな。もしこれが本当なら、漁師さんへ一言。喰い詰まって違法操業したところまでは、生活のためということでぎりぎりしょうがないともいえよう。しかし、ウソつくんじゃねえ。おかげで日本国も私もロシア人を悪いことをしていない船を銃撃する悪い人と速断したやないか!!!ウソが一番いかん。)

 て、どんだけ問題山積しているんだよ。

で、今テレビ見ていたら今日はガンディーが暗殺された命日で、孫のエラ・ガンディーが遺灰をインド洋に流すというニュースをやっている。
 今日、たまたまこのエントリーを書いたのも何かの因縁。
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COMMENT

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● 幸という名の皮肉
宰相 | URL | 2010/01/31(日) 13:19 [EDIT]
>しかも、彼は残る六つの大罪はおかしていない。

首相のチベット政策については評価できるものがありますが、今のあの嫁と不倫して一緒になったという過去を考えると、
道義心なき快楽の追求。 Pleasure without Conscience

については、残念ながら問題があるのではないでしょうか。

シラユキ | URL | 2010/01/31(日) 14:25 [EDIT]
>宰相くん
ああ、この分でいくと他の五つについても、こんなことがある、みたいな話になりそうねー。
● 成田の方に動きが
宇宙犬 | URL | 2010/02/01(月) 02:24 [EDIT]
先生、今晩は。
コミュで教えて頂いたのですが、フウさん中国に帰ることになるかも知れないそうです。
20日に牧野さんが成田に赴いていて、その影響もあるかもとのことでした。

ぽぽんた | URL | 2010/02/02(火) 15:31 [EDIT]
与野党に限らず、野次はどうにかならないのでしょうか。
国民の付託をうけた人々なのに、国権の最高機関で唯一の立法機関なのに、自国や世界について語る場所なのに…。野次は国会の華とか、議員センセーの頭ん中はお花畑なのかと訝っちゃいます。

中国とチベット特使の対話、もの別れになったみたいですね…。
アメリカ大統領が法王と会ったら対抗措置なんて言ってる姿は、無茶苦茶と云うか、「内政干渉」とキレて事態をうやむやにしようとする国らしいと云うか…。

シラユキ | URL | 2010/02/02(火) 23:15 [EDIT]
>宇宙犬さん
フウさん上海に帰れるそうで、よかったです。牧野さんがどれくらい動いたのか個人的には興味のあるところです。

>ぽぽんたさん
ヤジは本当に醜いですよね。威圧とか恫喝の延長ですから。あと、中国政府の「対話」も相変わらず幼稚な対応ですね。はやく自分がいかにみっともなくみえているか気がついてほしいです。

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