白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2010/06/22(火)   CATEGORY: 未分類
中央線の呪い
ダライ・ラマ猊下75才生誕記念にトークやります。
お仕事帰りにどうぞ!
演題「チベット仏教のマンダラ」
日時: 7月2日 19:00 場所:あいだみつを美術館
会場では大日経の砂マンダラが作られています!
詳しく知りたい方、ここクリック

 日曜日、西荻窪の雑貨や兼カフェ旅茶箱さんで行われている、チベットの写真展を見に行く
旅茶箱というお店は、入り口の掲示板といい、本棚の本の内容といい、インドのバックパッカー御用達の安宿がそのまま勧請されてきた感じ。
 
 お店のテーブルの一角では、日替わりで、アラビア語、中国語、韓国語、トルコ語などのリーゾナブルな勉強会が行われているとのこと(店内に掲げられた予定ボードの情報に基づく)。祭壇にはチベットのお香が煙をあげており、雑貨はインドのものが大半。

 チベットの写真はつきあたりのソファ・スペースにあり美しい写真が多い。サムエ大僧院の空撮とか、ラブラン、クンブムなどの最近の写真とかもなかなか参考になった。
 
 で、その脇にはSFTの紹介とか、チベット人にとってのダライ・ラマとかの説明もちゃんとしてあり、かつ、チベット関連書籍が手にとってその場でよめるようになっている(若干旅ものに比重が置かれているけど、会場が会場だから)。

 本を手にとってソファに座ると、何か超若い頃にとまったインドの宿を思い出す。で、私が読書していると横に四人連れの女性グルーブがきて、どうもチベットのことをあまり知らないようなので、「チベット、いいとこですよ」営業をかける(笑)。すると、彼らはこの写真展を知る契機になった、別の展示会の存在を教えてくれた。

 じつは、そのあとチベット医学の勉強会があったのだが、時間に余裕があったので、その彼らの教えてくれた展示会に行くことにする。今度は西荻窪の南口に出て、ちょっと歩くと、貸しギャラリーがあり「Himalayan Natural Arts 水晶展示即売会」をやっていた。その狭いギャラリーには、カイラス周辺とかで掘りだされた水晶の結晶の原石や、水晶の加工品の数珠や玉やアクセとかをグラム単位で販売していた。

 販売している人はトランス系のクラブに出入りしてそうないでたちで、「掌に水晶をのせたら、水晶の波動で熱くなる」とかいう会話がとびかっている。で、結晶やアクセがホイホイ売れていく、人はまじないグッズにヨワイ。

 ちなみに、私はまじないグッズは身につけていない。唯一それっぽいのは母の形見の金のペンダントだけ。指輪も腕輪も貴石もなし。何かに頼ると結局はそれに依存してにぶって弱くなるような気がするので、自分の身は自力で守ることをモットーとしているのである(いや単に面倒臭いだけ 笑)。

 しかし、ここまできて、西荻の濃さに徐々に気がつきはじめる。わたしは東急線沿線の住人であるため、中央線沿線を利用することはまあない。この前中央線の駅を利用したのは何と2008年のチベット蜂起の年に中野のポレポレ座で行われたチベットイベントに行って以来である。

 あの時の記憶とあわせても、中央線沿線の雰囲気って東急線沿線と全然違う。一言でいうと70年代、80年代のスピリチュアル、ヒッピー文化が現役で残っているかんじ。妙に目につく新宗教の施設や占いの店、古本屋、さらにエスニック雑貨の店。

 そいえばうちの駅前なんかこの二十年で面目を一新しているのに、どうも高円寺とか中野とか西荻窪って何十年も前にきた時と、駅前の雰囲気があまりかわっていない様な気がする。つまり、全国で死に絶えていった商店街がいまだ健在なのである。しかも、その商店の一つ一つが濃い。うちの近辺で死に絶えた個人経営の本屋も西荻にはまだたくさんあり、入ってみると一つ一つの本屋さんに個性があって、宗教関係ならそれ一本、旅関係ならそればかりと、品揃えに工夫がある。だから、個人経営でも死なないのだと納得。

 そしてアビアントという針金細工の店で、オカメインコをゲットォ!!!私の特殊な趣味にも細やかに答えることのできるこのラインナップ、恐るべし、西荻。で次に入った古本屋で(勉強会の時間大丈夫なのかよ)、私は沙漠で神にであって道を知らされたように、一冊の本に出会うこととなる。その名も

三善 里沙子著「中央線の呪い

裏表紙のアオリから、この本は私が今いる場所がどういう場所なのかを教えてくれる本だと直感。1993年に出た本なのに版を重ね今も売れ続けているという。以下アオリ・・

高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪…中央線沿線に住むと、人は知らず知らず“中央線の呪い”を受けるという。その“呪い”にかかってDNAが中央線人化すると、能書きを垂れて金を出さずに口を出すようになり、食べ物にうるさくなり、ズルズルがやめられなくなるばかりか、頑固でしかも天の邪鬼になる!?呑み屋、旨い物屋、古本屋、猫、インド服、パンク、ヒッピー、エコロジー…ヘンテコなものが集中する中央線。一度住んだらヤメられない中央線。その魔力を痛快に解き明かす!魔界(沿線の町)ガイドとしてもどうぞ。

 どうも中央線沿線に住むと、反権力、反お金持、マイノリティ大好き、だけどよそ者嫌いの常連主義になるらしい。ああ、だから、メジャーが相手にしてくれないチベット関係の催しものはみなこの沿線で行われるのね。

 本書によると、中央線は富士山から江戸城に流れ込む龍脈の上にあり、大本教の教祖様によると〔西〕荻窪は神が空から降臨した土地なのだそうな。あー、だから新宗教の道場が多いのか~、と納得。

 つまり、中央線沿線は日本のインドなんだ~ なーんて、感心しているうちに、勉強会に遅刻。いやまた絶対行くね。
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COMMENT

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mimaco | URL | 2010/06/22(火) 02:13 [EDIT]
イシハマ先生、西荻へようこそ!!…なぁ~んて、私もよそ者ですが、仲のよい知人が住んでいることもありよく西荻歩きをしております。が、"Himalayan Natural Arts 水晶展示即売会"はさすがに気がつかなかったです。旅茶箱さん、『バッグパッカー宿』ですか、ナルホドー。
かつて70年代色濃い街だったお隣の吉祥寺がメジャー化してすっかり薄味になり、その分ヘンテコなお店がだいぶ西荻に移動した気がします。とにかく、こだわりの強い(過ぎる?)店主の多いことったら。
カーペット店のご主人は若かりし頃買い付けてベドゥインを尋ねて歩いたとか、古本屋のおじさんが昔生け花の世界で相当な腕だったとか、何十年も前から食にこだわって自然農法にたどり着いた八百屋だとか…、学生運動や市民運動盛んだった世代がそのまま居ついてるって感じです。
そうした土壌があってサブカルチャーが許容され易いためか、確かに宗教系もいろいろありましたね。でも2000年あたりから下火かな?近年は30代くらいの方が自分サイズにこじんまりしたカフェやパン屋や雑貨屋を次々オープンさせてます。一方で、大正から昭和にかけて新興住宅ができ始めた頃から暮らしている世代がまだまだ御健在。なんだか時代を反映してますね~、中央線。
● やっぱり濃い~ですか
ケロリンとおの | URL | 2010/06/22(火) 18:09 [EDIT]
私は中野で育ちました。なので、よくブロードウェイとか散策しました。もちろん高円寺や荻窪、西荻窪もウロウロ。でもその頃はまだそんなに怪しくなっていなかったです。あ、荻窪はもともとそんなに怪しくはないですかね。久しぶりに私も散策に行こうと思います。

manuel | URL | 2010/06/22(火) 21:02 [EDIT]
どこかで中央線は高尾山と多摩御陵の霊力を都市部に運ぶ云々という話を聞いたことがあります。(一方総武線快速は成田山の霊力を)
そして山手線は霊力カプセルの役割を果たし東京を守護してると・・・
単なる都市伝説の類いですけどね。まあ、江戸が風水の観点から寺院や神社を建てて結界を張って作られたことは事実ですけど。

中央線が高尾山の霊気を帯びてるかどうかはわかりませんが、なにやら不思議なパワーを帯びてるのは事実のようですね(笑)

Kゆり | URL | 2010/06/22(火) 23:17 [EDIT]
私は中野→阿佐ヶ谷(荻窪寄り)で育ってきましたが、
私鉄沿線と国鉄(JR)沿線の街って、雰囲気が全然違いますよね。
でも西荻窪はどちらかというと駅前開発があまりされてなくて、のんびり私鉄寄りの感じがするのですが。いかがでしょう?

中央線の中野~吉祥寺のなかでも、
特に西荻窪はヒッピー文化と今の若者文化がうまく融合した街だと思います(古本屋もカフェも多いですし)。
高円寺はもっとごちゃごちゃしたカオスっぽい街で、
阿佐ヶ谷と荻窪は、結構普通かもです。

月夜野 | URL | 2010/06/22(火) 23:19 [EDIT]
写真展お越しいただきありがとうございます!
先生の仰ったことを参考に皮肉交じりにパンダの写真を入れておきました(笑)。
たしかに西荻窪は濃ゆいですね。ああいう町、好きです。旅の本屋のまどとか行くとたまらん…。そういう私も総武線沿線在住なんですが(笑)。
● 管理人のみ閲覧できます
| | 2010/06/24(木) 12:57 [EDIT]
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シラユキ | URL | 2010/06/24(木) 20:01 [EDIT]
>mimacoさん
聞くからに「濃い」店主さんばかりですね。カーペット店の店主ランボーかっつの。30代の方の開いた小粋なカフェとか雑貨やいってみたいです。


>ケロリンとおのさん
中野ブロードウェイといえば、あのオ●ムのコスモクリーナーの売られていたお店ですねっ。伝説の魔界ですね。

>manuelさん
その霊力を運ぶ云々は『中央線の呪い』にも書いてありました。山手線がカプセルなのかは分かりませんが、普通に考えて上に電車通すのって龍は怒りませんか?

>Kゆりさん
確か『中央線の呪い』には高円寺は中央線沿線の他の駅の住人からきちゃないとケーベツされている、と書かれてました(笑)。で、高円寺の人は言い返さない唯一の中央線人だと。

>月夜野さん
パンダ、拝見させて戴きました。解説があるともっと分かりやすかったと思います。亡命政府がパンダはチベットのものとキャンペーン貼ったことがある、と。


>野村君
ありがとう。チラシ見直してみたら確かにそうだったので、なおしときました。

カルマ・フォーチュン(♪♪) | URL | 2010/06/25(金) 10:54 [EDIT]
いい話ならいいですが。
中央線って、長野県の諏訪湖で折り返して、名古屋で終点だからなぁ。(やなはなしは、かんべんして。)
まぁ、その話が当てはまるのは、東京近辺だけのようで。
名古屋周辺は、どうなんだろうねぇ。
あれから、又、変わってきてるし、名古屋駅周辺、ビルが2つ?もたてかえが決まったし。
どれだけ変われば気が済むのだろう。
只、新しいビルは家賃がやたら高いらしくて、事務所や店舗のアキばかりが目立つ気が致します。

19日土曜日の志村動物園に、チベタンマフチフが出てました。
きちんと、中国よりの解説でした。
チベットよりでは、無かったですが、子犬ながらおおきくて、意外とふわふわで可愛かったです。
何故か、ゴールデンレトリバーのような毛並みで、シロっぽくて、チベタンマフチフっぽく無かったのが、めちゃくちゃ、気に成ります。
ドイツの警察犬の何とかマフチフも、でてましたが、こちらは、黒っぽかったです。
マフチフやピレニアンマウンテンドッグって、僕の記憶違いでなければ、チベタンマフチフが、原種なんだよね。
黒っぽくて、クマみたいに大きくて、家族以外の人間には、けして、なつかないんだっけ。
何時の日か、ちゃんとした解説で、チベタンマフチフが、説明できる日を、お祈り申し上げます。
だけど、ここって、日本だよね?
なんで、いちいち、チャイナの言いなりなんだろうなぁ。
首相の靖国産廃問題の事といい、
(首相になったらやめるのか?)
波風立てたくないのは分かるけど。
これでは、日本国内の言論の自由の意味が、ないではないか?

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