白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2010/11/12(金)   CATEGORY: 未分類
point of no return
 はじめに、悲しいお知らせです。
 長年にわたりみなさんに応援して戴いた、チベット・ショップマニマニの店長さんが今月二日逝去されました。まだ四十代の若さでした。そのため、自由ヶ丘の店舗はいずれ閉めることになるそうです(期日未定)。しかし、ネットショップ(http://manimani.jp/)の方はスタッフの方が引きついで下さるとのことで、引き続きご愛顧戴ければと思います。
 店長さん、安らかにお眠りください。また来世にお会いましょう。

 今日から横浜パシフィコではAPECが開催され、広島では平和サミットが開催される。昨日胡●涛が成田入りしたことを伝えるニュースで、この広島平和サミットも同時に報道され、画面二分割で胡●涛とダライラマ法王の顔が並び、両者が同時期に日本に滞在するのは極めて異例、とのナレーションがついた。

 昨日の朝日の夕刊にもダライ・ラマ法王が被爆者代表をハグするカラー写真がのるなど、〔民族問題とかだと口をつぐむのに〕非核がテーマとなると動きのいい日本の報道である。

 大きな国際会議が開かれる際に、NGOの会議をぶつけてそこにやってくる要人の参加を要請することは、欧米ではよく行われることであるが、今年はAPECとアメリカの原爆投下65周年の節目の年にあわせて、核廃絶をテーマに、2009年にプラハ演説で核廃絶を訴えたオバマさんとかを招聘して、原爆投下地の広島で開催することとあいなったわけである。

 このノーベル平和賞受賞者によって構成される平和サミットは、東西冷戦を終わらせた元ソ連大統領ゴルバチョフどんが作ったもので、今回はうまくいけば、ダライ・ラマを真ん中にはさんでゴルちゃんとオバマどんのスリー・ショットというマニアにはたまらない絵になるはずだったのだが、

 オバマどんは横浜まで来ているのに「時間がない」とパス、ゴルどんも「体調不良により」欠席。オバマどんは選挙に大敗したばかりで保守派のことも考えねばならず、ゴルどんも高齢なので、仕方ないことともいえる。大体この二人はよくがんばって理想をのべつづけているよ。

 
 毎日新聞によると参加メンバーは以下のようである。()内はノーベル平和賞受賞年。

 マイレッド・マグワイア氏(1976年)=北アイルランド和平に尽力した活動家。NGO「ピース・ピープル」創設者。レフ・ワレサ氏(1983年)=ポーランド元大統領。自主管理労組「連帯」指導者で、民主化に貢献した。ダライ・ラマ14世(1989年)=チベット仏教最高指導者。平和的手段でチベットの中国からの自立を目指す。フレデリク・デクラーク氏(1993年)=南アフリカ元大統領。平和的にアパルトヘイト(人種隔離)政策を終わらせた。ジョディ・ウィリアムズ氏(1997年)=米国人活動家で、創設した地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)を世界規模で展開した。シリン・エバディ氏(2003年)=イランの人権活動家。非暴力の姿勢を貫きながら民主化を目指し、弁護士、作家としても活躍。モハメド・エルバラダイ氏(2005年)=国際原子力機関(IAEA)前事務局長。軍事目的の核利用を防ぎ、平和利用を促した。


 マグワイア、デクラーク、ジョディ・ウイリアムズ、エルバラダイさんらはいずれも核や地雷などの兵器使用を体を張ってとめようと、あるいはとめた人たち。

 一方、レフ・ワレサ、ダライ・ラマ法王、それから劉暁波さんの代理のウーアルカイシーさんは、独裁体制に対して非暴力で立ち向かっている人たち。参加メンバーの正しい見方は以下のようである。

 そういえば、中国って核保有国だよなあ。それに中国では、ワレサさんとゴルちゃんが崩壊させた共産党の一党独裁政権がまだ続いているんだよなあ。で、ダライラマ法王は中国に国を追われて難民になったのに中国に対話を求めている。なのに、中国は応じず軍拡続けているんよなあ。今年ノーベル平和賞とった劉暁波さんは、中国政府に監獄にいれられているんだよなあ。
 
 ついでに、ノーベル平和賞とったミャンマーのアウンサン・スーチーさんを軟禁しているミャンマーの軍事政権は、中国が後ろ盾になっているから、各国の経済制裁きかなくてまだ存続しているんだよなあ。

 とか、連想してくれるとグッド!

 貧すれば鈍するけど、今の世界ってまさにこれ。精神はもともと貧困で、これに経済の貧困が追い打ちをかけているため、×国モデルを容認しようとする空気が蔓延しつつある。ヨーロッパの大国の首脳はビジネスマンと化して、中国に大きな商談をもちこみ、小国のポルトガルやギリシアは×国様の経済援助にすがっている。

 しかし、かつて大恐慌の最中、恐慌の影響をうけないソ連の経済を称えた人々が、その後もその意見を変えなかっただろうか。

 日本の政財界は×国でデモが起こるたびに、体制の崩壊につながることばかり心配しているが、中国のデモは1989年に東欧の共産党の一党独裁を倒したデモとは根本的に性格がちがう。1989年の東欧各国の市民デモは市民社会を取り戻そうとの思いにかられた人々が体をはって戦車の前にたった非暴力の真っ当なデモであった。

 当局公認の、被害者意識にみちあふれた、他国をののしって店舗をおそって壊すような×国のデモは、独裁体制批判につながるよりは、ナチスのような軍事独裁国家を台頭させる未来の方につながりやすい。日本の政府やマスコミはそのあたり分かっているのだろうか。

 今度こそ日本は選択を間違えてはならない。

 題名の意味はhttp://eow.alc.co.jp/point+of+no+return/UTF-8/?ref=saで確認を。
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manuel | URL | 2010/11/13(土) 20:59 [EDIT]
あの店長さんが・・・そうですか・・・ここ最近は忙しくて足を運べなかったんですが、聞いて驚きました。残念です。
心より冥福をお祈りします。合掌 南無大師遍照金剛

最近知り合った×国人の友人がいるのですが、ある日お国事情の話になってそいつがかなり露骨な共産党批判をして正直ビックリしました。
「一党制なんて古い」「抗日戦争の功績は国民党によるもので共産党は全く日本と戦ってない」「あんな酔っ払い船長を英雄視するなんて」
などと・・・
この前の成都でのデモの時も官僚腐敗や一党制を批判したり馬英九にエールを送った人達がいました。こういう開かれた思考を持った若い人はおおっぴらに主張をせずともやはり、沢山いるはず。
我が友人を始めこういう人達が×国をいい方向に動かすかもしれません。何年先かわからないかもしれませんが・・・



Hisano | URL | 2010/11/13(土) 23:11 [EDIT]
店長さんのご冥福をお祈り致します。

広島平和サミットですが、運良く初日の聴講券が当選しましたので行って参りました。スリー・ショットは実現せず大変残念でした。
アウンサン・スーチーさんの代理人もスピーチで、×国政府に対して人権尊重を求める旨を述べておられました。
某新聞社の記者の方が「ダライ・ラマの発言って、英語で聴いても日本語通訳で聴いても理解出来なかった」と言っていたのにはビックリ(@o@)!
ダライ・ラマ法王は「20世紀は殺戮の世紀でしたが、21世紀は対話によって解決されなければならない。私の世代は、もうサヨナラを言わなければいけない世代なので、若い世代の肩にかかっている」というような発言だったのに…
新聞社、大丈夫でしょうか?

×国自体、いわゆる先進諸国からの経済支援を受けていながら、×国が他国の経済支援を行なっていたり、ビッグ・マーケットとして台頭しているという矛盾…
日本の×国へ経済支援金が一体どれ程の額か、メディアはもっと内外に向けて報道するべきだと思います。



● 管理人のみ閲覧できます
| | 2010/11/14(日) 17:37 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

マニマニ | URL | 2010/11/14(日) 22:21 [EDIT]
石濱先生はじめ、店長に哀悼の辞を下さった方々ありがとうございます。多分、年内は通常営業しますので、どうぞこれまでと変わらぬ御愛顧をいただければ幸いです。tojiche

シラユキ | URL | 2010/11/16(火) 13:48 [EDIT]
>manuelさん
そういう正気の×国人の方がふえてくださると希望がもてるのですが、何せそれ以外の数が膨大でかつ、一度として民主体制が存在しなかった国であるという歴史を考えるとこりゃいかんかと。

>Hisanoさん
前に朝日の記者さんでチベットについてよく書いて下さる方がいらして(もう定年)、英語の記事をおみせすると、英語読めません、中国語ならよめます、というのを聞いて、こりゃいかんと。

>Lさん
ひょっとしたらLさんがお話になった方はスタッフの方かもしれません。店長さんは病気でふせっていらしたので。ネットショップはそのスタッフの方が引き継ぎますので、もしよろしかったらご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

>マニマニさん
こちらこそ、大変な日々であったと思います。ネットショップを引き継いで下さるとのこと、よろしくお願い申し上げます。

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