白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2011/04/14(木)   CATEGORY: 未分類
動物たちの受難
 今回の地震と津波と原発事故は、多くの動物たちにとっても究極の災害だった。
 自然界においても途方もない被害がでている。

波などで海鳥のひな11万羽死ぬ、60歳の母鳥も不明
2011.03.21 Mon posted at: 12:08 JST
(CNN) 東日本大震災で発生した津波がハワイ西部のミッドウェー環礁にある海鳥1 件の繁殖地に到達し、巣の中にいたヒナが多数犠牲になっていたことが分かった。

ミッドウェー環礁の野生生物保護区は、野鳥の営巣する3つの島が環礁に守られる形になっていたが、11日の地震の影響で4度にわたって津波に襲われた。津波は大きいもので高さ約1.5メートルに達して環礁と島の1つを覆い尽くし、巣を押し流した。

保護区職員らが波をかぶったりがれきにはさまったりして動けなくなった野鳥1 件約300羽を救出したが、米魚類野生生物局(FWS)によると、この津波と今年に入って同環礁を襲った暴風雨の影響で、今年孵化したアホウドリのヒナのうち22%が犠牲になった。

コアホウドリとクロアシアホウドリはひな約11万羽と親鳥2000羽が死んだという。当初の推定では、被害に遭った野鳥はこの半分程度とみられていた。

60歳を超すとみられる高齢で子育てをしていた有名アホウドリの「ウィズダム」も行方不明になった。孵化したばかりのひなを育てる姿が2月に確認されていたが、津波の後、母子とも姿が見えないという。ウィズダムは世界最高齢の野鳥だった可能性もある。

また、保護区にいたシロハラミズナギドリも数千羽が死んだ可能性があるが、穴を掘って巣を作る性質のため、被害数は確認できていない。

同保護区は21種の海鳥300万羽が繁殖し、ハワイモンクアザラシなどの絶滅危惧種も生息する貴重な野生生物の宝庫だった。米当局はアザラシやカメの被害状況についても調べている。


電気の供給がたたれた水族館のサカナたちも窒息と凍死。震災の日、水族館の方が「こういう時なので人間の方が大事です。全滅ですが、仕方ありません」とおっしゃっていた。

東日本大震災:電源の燃料尽き魚類など絶望 福島の水族館


 東日本大震災で停電した福島県いわき市小名浜の水族館「アクアマリンふくしま」で、急場をしのいでいた電源の燃料が尽きた。海獣など一部は首都圏の水族館に運んだが、魚類、熱帯系植物など計22万点はこのまま死ぬ可能性が高い。県生涯学習課の吉田清一主幹は「かわいそうだが今は人命が大切。燃料調達は当分あきらめなければ」と話している。

 水族館は県教委が管理し、海の生物や環境を学ぶ施設として00年に開館、年間100万人の入館者がある。

 11日の津波で1階の電気施設が浸水して停電し、非常用電源も燃料の重油が16日なくなった。水槽への酸素供給や水温調節ができなくなり、餌を保管する冷蔵庫も使えなくなった。展示していたのは魚類約4万4000匹▽エビやクラゲなどの無脊椎(せきつい)動物約15万5000匹▽植物2万点▽両生類30匹▽爬虫(はちゅう)類23匹▽哺乳類18匹▽鳥類27羽--などで、職員2、3人が残っているが手の施しようがなく、魚は徐々に弱って死んでいるという。
 一方、トドやタイヘイヨウセイウチ、ゴマフアザラシなど海獣類計7頭、エトピリカとウミガラスの鳥類計13羽、ユーラシアカワウソ1匹は、鴨川シーワールド(千葉県)▽上野動物園(東京都)▽葛西臨海水族園(同)▽伊豆・三津(みと)シーパラダイス(静岡県)--の4施設に16日運んだ。【長田舞子】

 このうち、千葉のシーパラダイスに運ばれた身重のアザラシは4/7無事に身二つとなった。震災下の誕生アザラシ版である。

 あくあマリン福島の今はこの復興ブログをごらんください。
http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua

 飼育員の方は避難所に肺魚をつれていったりして、できる限りのことをしようとしたのです。もしこの水族館か再開するなら、今回の件を教訓に冬の海に放しても大丈夫な種類のサカナだけにしましょう。殺生の罪を犯さなくてすみます。

熱帯魚は沖縄の水族館でみりゃいんです。
パンダはチベットでみればいい。上野でみる必要はないんです。

 大体動物園とか水族館とか、命を預かっている場所も、原発なみに、多重防護システムつくっておくべきでしょう。人間のエゴで檻や水槽にいれている動物が、電気がきれたら、窒息、餓死って、これでは子供の教育によくありません。

 普段は人間に大事にされているペットもこのど修羅場ではえらいめに会いました。飼い主に抱きかかえられてかろうじて地震と津波を生き延びたペットたちも、避難所も仮設住宅はペット同伴不可。そのため、飼い主さんは愛するペットのために、ライフラインのきれた家屋でがんばったり、車で寝泊まりしたりしますが、それも限界ということで、みかねた日本動物愛護協会が

http://jspca.or.jp/cgi-bin/jspca/news_disp.cgi?52

緊急災害時動物救援本部をたちあげて、被災した動物を預かる活動をはじめた。

http://www.jpc.or.jp/saigai/

「必ず迎えにくるからね」と泣く泣く犬や猫を引き渡す飼い主さんの姿に目頭があつくなる。私だったら耐えられない。一緒にくらせるところに移り住む。

 さらに、深刻なのが、原発立ち入り禁止区域(10km)に取り残されたペット・家畜・競走馬たち。原発事故の際、「一時的な退避」と言われてペットをそのままにして逃げた飼い主も多く、原発問題が長期化する中「愛犬・愛猫が飢え死にしてしまう」と申し出ても、警察に封鎖されているので入れない。

 そこで、立ち上がったのが戦場ジャーナリストの山路徹さん(キャスター二人を二股かけた三角関係で一躍有名になった色男 笑)。
彼は取り残された競走馬や家畜やペットたちにエサをあげるためこの区域に何度もはいっている。

山路さんのツイッターアドレスです。
http://twitter.com/yamajitoru

この人、女癖はともかく、この行動はエライ!!

 有名人の中には被災地に乗り込んだり、街頭で募金を集めたりする人がいるが、これを「売名」とかくさしている人は、寂しい人。気にすることなく皆ができることをやればいい。

 お釈迦様もこうおっしゃっておられる。人は生まれによってでも、地位によってでも、お金によってでなく、その行いによって評価される、と。

うろ覚えでたぶんまちがっているけど、精神はあっていると思うよ!

百万大言やくたいなし。何をしたかが重要。

『南極物語』で、高倉健は、南極に心ならずもクサリに繋がれた犬たちをおいていった。自分を責めるが、氷がとけて昭和基地に戻った時、全滅したと思った犬たちの中でタロとジロだけは生きていた。
 ラストシーンで高倉健と犬たちが再会するシーンはあの名曲とともに泣ける。

しかし、当時も、まず犬を南極においていくというその前提にひっかかる。
しかも、今は南極じゃなくて日本でこの有様・・・・。

『原発物語』

福島第1原発:20キロ圏、ペットにも命 保護活動活発化
 福島第1原子力発電所の事故で避難指示が出ている福島県浜通り地方の半径20キロ圏内で、取り残された犬や猫を保護する動物愛護団体の活動が活発化している。「無事と分かって良かった」と住民から感謝の声が上がる一方、行政は団体のメンバーが20キロ圏内に立ち入ることに懸念を示している。【山下俊輔、袴田貴行】

 9日、NPO「アーク」(大阪府能勢町)の奥田昌寿さん(28)と東田晃信さん(26)は原発の西にある同県二本松市から20キロ圏内に入った。JR常磐線浪江駅近くだけで10匹の犬を見かけ、5匹を保護した。奥田さんは「無人の町に犬だけがいる恐ろしい光景だった」と振り返る。

 アークは90年、英国人のエリザベス・オリバーさん(70)が設立。阪神大震災でも被災者が飼えなくなった動物の世話を引き受けている。

 一方、栃木県の「動物友の会・みぶ里親の会」の塩野裕児代表ら6人は10日、原発の南側に位置する福島県いわき市から20キロ圏内に入り、富岡、楢葉両町で犬4匹、猫4匹、ウサギ1羽を保護した。ほとんどがやせ衰えていた。

 飼い主の依頼を受けて住宅内で保護した猫は、家中のビニール袋を破って食べ物を探していた。住宅の庭でつながれたまま死んでいる犬もいたという。

 猫の飼い主からは、「家族の一員だった。無事で良かった」と感謝の声が寄せられた。塩野代表は「2、3日で帰れると思って動物を置いてきた人がほとんど。行政は、犬や猫も人間と同じ『命』というくくりで見てほしい」と訴える。

 だが、福島県は動物愛護団体が20キロ圏内に入ることについて「放射線によるメンバーの健康被害や圏外に持ち出した動物が汚染拡大を招く可能性は否定できない」(食品生活衛生課)と懸念を示す。また、同県相双保健福祉事務所(南相馬市)によると、動物愛護団体の中には、個人宅から許可なく犬を連れ去り、一時帰宅して犬がいないことに気付いた住民とトラブルになったケースもあるという。同事務所も動物を保護しているが、屋内退避区域(20~30キロ)のみで20キロ圏内には入っていない。

 アーク、みぶ里親の会とも、動物を圏外に連れ出す際には放射線量を調べるスクリーニング検査を受けており、今のところ問題はないという。

 20キロ圏内に入る理由についてアークの奥田さんは「迷いはあったが、助けられるのは人間だけ。放っておけなかった」と話す。県は20キロ圏内について、立ち入りに罰則を科す「警戒区域」とするよう国に求めている。アークは、警戒区域が設定される前により多くの動物を救おうと、再び20キロ圏内に入る予定という。


奇しくも来年動物保護法が改正される。詳しくはここみてね。人間のエゴによる動物の死を少しでも減らしていこうという試みが、細々と続けられている。動物も人間も同じ生き物である。人間だけが、この環境を作り替え、小さな命を我が物顔で「処分」するという状況は正常とは言えない。

また、原発20kmにいる動物たちを救いにいけるように、原子力保安院にメールを協力していただける方、ここクリック http://t.co/EYE7ToK

動物が幸せな社会は人も幸せな社会であることを忘れてはならない。

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COMMENT

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| URL | 2011/04/15(金) 03:28 [EDIT]
人命優先で動物を気にしている余裕はないだろうと、被災地の動物のことがずっと気がかりで、愛護協会に寄付したりしてました。

けれど救出の情報などもなく、現地へ取材に行った山路さんが放浪する犬を気にして救出を始めてくれて、本当に嬉しかった!
浮名でしか存じ上げなかった方ですが、モテるはずだ、と惚れました(笑)

山路さんは寄付も断って手弁当でやってます。
280円のメルマガ読んであげてください。
http://www.mag2.com/m/0001264451.html


山路さんが報道番組で話していた言葉

「どんなに小さくても、我々の社会で共に生きてる命です」

「ちっちゃな命を救えない世界が、なんで我々を守れるのか」

「飼い主さんの避難生活に癒しをもたらし、ひいては心を救うことになると思うのでこれからも続けていく」


他にも続々と動物の救出をしてくれている方達が現れました。
きっと観光化された放生なんかより、ものすごい功徳を積んでますよね。

津波などの天災はともかく、飼育されてた生き物の死は人間の責任です。
映像などで情報を得られる現代は、動物園や水族館は無理して作らなくてもいいと、私は思います。
● 管理人のみ閲覧できます
| | 2011/04/16(土) 19:41 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

シラユキ | URL | 2011/04/22(金) 01:45 [EDIT]
>kさん
わたしはこの20k圏内の生き物たちの惨状は見るにたえられません。一番の被害者は彼らでしょう。

>Hisanoさん
ご教示戴いた点、追記でのせておきました。ご確認ください。

Hisano | URL | 2011/04/23(土) 17:06 [EDIT]
先生、どうもありがとうございます。

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