白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2012/01/28(土)   CATEGORY: 未分類
留年生の最終講義
 本来なら現在進行中のチベットの悲劇のこととか書きたいところであるが、ここのところずっと体調が悪くて複雑な思考ができない。また、あまりブログを放置すると、きて下っている皆様に申し訳ないので、『『実録モノ』』に流れます。

 昨日、どこかの誰かが卒論の口頭試問を行った。

 Mくん「すみません結論決めてから、本論かきました」

 Nちゃん〔文章の意味不明を指摘されて〕「最後の日の深夜二時に書いたので脳が溶けてました」などのしょうもないやりとりの後、最終授業恒例のお茶会となった。

すると、留年を繰り返しているBが別の授業の試験を終えて教室に入ってきた。

「じゃあ最後になったけどBの口頭試問はじめようか。まず私の講評読んでみて」

 その講評とは、彼の卒論が何1つ明らかにしていないどころか、そこいらのブログツイッターをコピペしたシロモノ(引用元は明示してあるので剽窃にならないところが老獪)であることを糾弾したものである。

 「それでは今期最高アカデミー賞はI君に決定するとして、ラズベリー賞はBとAくんのどちらかだな。」

するといつもBをかばうK太(K太とBは同期)が「先生、Bは本当にバカなんです。彼にとってはこの卒論は超大作なんです」

「つまりバカなりにがんばったBの方が上と言いたいわけ? 去年のYの卒論もひどかったけど、彼はゼミの出席だけはちゃんとしていた。しかし、BとA、あなたたちゼミにほとんど来てないでしょ。」

K太「たしかにYは外国史概説も全出席でした。問題はYは全出席しても、授業から何1つ学ばなかったところです。Bは留年してから三年間、ゼミに顔を出し続けてていますから、全出席数を合わせれば一年分の出席日数になります」

「BとA、あなたたちね。一年の学費を百万として、卒論をのぞく四年間の授業コマ数をそれでわると一授業4444円になるの。親御さんは授業料を生活きりつめて払っているのに、あなたちはなんだかんだで4444円を何度も簡単に休んだりして、あまつさえこの卒論の出来。問題を感じない? あなたたちが将来親になって子供が早稲田に入って遊んでばかりいたら、どう思う?」

B「そうしたら、子供を呼び出して叱りますよ。『お前、そんなことをしているとお父ちゃんみたいになっちゃうぞって』」(全員爆笑)

「そもそもあなた卒業できるわけ?」

K太「あと卒論単位除いて6単位だろ」

B「〔満面の笑みで〕できます。でも、前期は20単位登録してゼロ単位しか帰ってきませんでした」

「下手な鉄砲も数打ちゃあたるってわけ」

B「あたりませんでしたね。でも今期は大丈夫です。□×の先生には内定通知みせて『先生に教わったことを社会で生かします』と訴えて、フラ語の先生にも『先生の授業で学んだコミニュケーション力を会社で生かします』といったら、今日テストが終わったあと『おめでとう』と握手を求められました」

全員、留年おめでとうの意味じゃないかと思いつつも、口にしない。
そしてBは大学のコンセントから勝手にiPhoneの充電を始める。

「何トウデンしているの」

B「〔満面の笑みで〕東京電力ですか」

「盗電よ。だいたいあなたね、フランス語とかいってるけど、ボンジュールとジュマペールしか言えなくて大学卒業のクオリティが身についたと言えるわけ。」

B「これでもボクは高校受験の時は勉強したんです。〔爆笑しながら〕それからずっと右肩下がりですが 」

M子ちゃん「でもBは中学の頃からサバだったんでしょ」

「何そのサバって」

B「いや、中学校で書き初めとかで優秀な出来の習字を教室に張り出したりしますよね。そこで自分で勝手に習字書いて張り出して何日ばれないかやってみたんです。下の学年の教室に忍び込んで、皆が「初日の出」とか書いているところに『鯖』と一文字書いたのを張り出しました。みな気がつかないんですよ。
 こんなボクでも勉強したのは塾の先生のおかげですね。塾の先生が『一生懸命勉強したらオウム真理教の教本をくれる』というので一生懸命勉強して、それで早稲田の系列校に入れたんです」

「何その塾。だから、あなた私のことを尊師というのか。」

B「先生はドープですよ」

「何そのドープって。それとその気味の悪い手と首の動きやめてくれる。」

B「ヒップホップ用語ですよ~」

と、お茶会の席はいつのまにかBの卒業記念ワンマンショーと化していた。

帰ってからツイッターみたらBが

「最終講義を終えて家に帰る」

とつぶやいていた。
日本の悪平等教育、何とかしないと、国際競争力以前に国が滅ぶ。
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COMMENT

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宰相 | URL | 2012/01/29(日) 16:14 [EDIT]
内部統制って仕事をやってるんですが、根幹は「重要な決裁は一人で勝手にできない」システムを構築するということなんです。拝見してますと、卒論等に対して、センセが一人で決裁できるということに、依存している学生が未だにいるようですね。

まあ、私もたいした卒論書いたわけじゃあないですが、卒論だけは、別の指導教授の副次評価(卒業可否判断だけでも)を、求めるようなシステムにするというのはいかがですか。そうすれば、Mロ先生じゃないですが、簡単には卒業できないクオリティの高い大学にしうるのではないでしょうか。

峰のシラユキ | URL | 2012/02/04(土) 09:52 [EDIT]
>宰相くん
副査に別の先生をもつてくればたしかに、ふざけた卒論はへりますね。留年生ばかりがあふれたゼミ運営というのもまた一興かもしれません。日本全体でその方向に舵を切ってくれれば、シュウカツとか関係なしにおとせるんですが。

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