白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2013/04/24(水)   CATEGORY: 未分類
もっと知りたいチベット
 護国寺のチベフェスが近づき、渋谷・東京などの各駅にチベフェスのポスターが貼られ始めた。主催者の方は準備その他で今一番大変な時期と思う。

 このギリギリ切羽詰まった時期に、突然SFTがお寺に隣接する会館でチベット・イベントをやることを決めた。
その泥縄というか修羅場な話は私にとってはこんなカンジで始まった。

Uさん「チベフェスに連動して、護国寺に隣接する天風会館でチベットをよりよく知ってもらうためのイベント"もっと知りたいチベット"をやることになりました。先生、私が見てみたいので、Aさんと女傑対談とかいかがですか」

しかし、何日かたって。

Uさん「先生、Aさんはその時期日本にいないそうで、Bさんと美女対談ってのはどうですか? あと、この際なんでTibet in Song ("歌に溶けていくチベット")の上映会も次の日やります。お金ないけど監督もインドから招聘します」

で、またまた、何日かして

Uさん「先生、Bさんは三日は仕事が入っていて都合がつきませんでした。で、美女と野獣対談ってことで、麻生晴一郎さんはいかがですか。北京芸術村の取材とか、劉暁波論とか、現代中国の民間の視点から本を書いているかたです。東大出ていますよ。男気のある方で先生同様、タダで・・・」

「待て待て待て待て、私現代中国事情とか知らないし、知らないことは話しようもないし。キャスターの立ち位置しかできないわよ。大体あなたねえ。女傑とか、野獣とか一体私をなんだと思っているわけ?」

Uさん毒舌?。大丈夫です。司会者がチベットの焼身抗議の話とかをして、それについてお二人に話をふりますから。」

 というわけで、当事者があずかりしらぬうちに、このようなカンジで対談が決まってしまったのであった。

■□対談「チベットの眼 中国の眼」(仮)
石濱裕美子教授×ライター麻生晴一郞さん
【日時】2013年5月3日(祝): 13時開場/13時30分開演
【会場】護国寺 隣「天風会館」参加費:500円 (会場賃料)

 このテキトーな会話にもでてきたように、五月四日と五日はドキュメンタリー映画チベット・イン・ソング (2009) の監督挨拶つき自主上映会がある。映画ははじめて日本語字幕ががつき、監督も初来日である。

■ 映画「チベット・イン・ソング」映画上映
+ンガワン・チュンペー監督トークイン

【日時】2013年5月4(祝)〜5日(祝):毎日13時開場/13時30分開演
【会場】護国寺 隣「天風会館」
チケット:1500円

 このドキュメンタリーは表題の通り、チベットが現在おかれている状況を、チベットの伝統歌謡、中国がもたらした革命歌、ポップスの影響を受けた若者の音楽、良心の囚人たちの抵抗歌など、歌を通じて綴ったもの。
監督のガワンチュンペー氏は二歳でインドへ亡命。ダラムサラの芸術学院(TIPA)を卒業して、フルブライト奨学金をうけてアメリカにわたった。本土チベットにおける民謡の変容をみたいと、危険をおかして本土に入り、ラサから田舎を旅する。監督は旅しながらこう思う。
 昔、チベット人は生活の中に歌があった。家畜の乳を搾るとき、チーズをつくるためミルクを撹拌する時、脱穀する時、屋根を版築で固める時、ヤクを放牧する時、それぞれのシーンに歌があった。歌を通じてチベット人は生活や習慣を受け継いでいく。

 しかし、1951年に中国人がやってきた。彼らは、チベット語の歌を禁止し、革命歌を歌うように強制した。毛沢東は「プロパガンダ歌手は千人の兵隊にも勝る」といったそうな。

 文革終わった後に、今度は改革開放制作によってポップスが怒濤の勢いで入ってきた。もうチベット人でも若者は民歌を歌わない。
そして今。ラサでは地方からでてきたチベット人が観光客目当てに民謡を歌ったり踊ったりすることで小銭を得ている。そして警察に追い立てられている。
チベットの伝統的な歌謡にはもはや居場所はない。

てな激ウツな彼の旅は、わずか一か月で終わった。監督は西チベットで逮捕され、投獄され、18年の刑を宣告される(歌や踊りを録画していただけなのに)。
監督は監獄の中でもチベット人の囚人から民謡を採譜し続ける。三年後、やっと外部との接触が許され、自分の居場所を伝えることができるようになると、国際的な釈放運動が始まった。そして中国政府は監督を釈放する。
という監督の半生がチベット人の生歌と証言の中で綴られるのである。

□■ 五月六日には前三日と同時間始まり、同じ場所で、写真家野田雅也氏のスライド・トークショー「TIBET MOTHERLAND」もあります。

 今回の四日と五日のイベントでは、このような体験をされた監督の謦咳に直接せっすることができます。護国寺様で、砂マンダラを見て、チベット料理食べたあと、敷地となりの天風会館へお越しくださいませ。チベットがざっくりあなたの心をつかむために、お待ちしております。
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