白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2006/06/14(水)   CATEGORY: 未分類
チベットの聖者の足跡をたどるツァー
 今日の午後はJTBで「チベット旅行はいいですよ~」講義。先週に引き続き二回目である。今度の『旅行人』にも原稿を出すことになっているし、なんか旅行業界の手先のようになってきている。
ツォンカパ仏塔

 そのうえ、今回九月の六日からスタディ・ツァーが計画されており、主催者はチベットに強い、風の旅行社。

 旅の内容はポタラ宮、トゥルナン寺といった基本的な観光地を押さえた上で、私の目下の興味の対象として、ツォンカパの聖跡めぐりも行う。

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 チベットを旅すると、いたるところに、頭に黄色の帽子をかぶった聖者が二人の弟子を脇士にした三尊セットの像を目にする。この三尊像はチベット仏教の最大宗派、ゲルク派の開祖ツォンカパとその二大弟子(ダルマリンチェンとケドゥプジェ)である。

 歴代ダライラマもむろんこの宗派に属し、現14世の哲学や思想はこのツォンカパに多くを負っていることはよく知られている。

 ツォンカパは1357年、東北チベットのツォンカの地に生まれた。彼の通称はこの生地にちなんだものである。18才の年に中央チベットに留学し、カダム派、ディグン派、サキャ派の僧院で学び、議論し、次第にその令名は高まった。

 彼は30才前後で、ウマパという一人の僧と運命的な出会いをする。ウマパは文殊の姿を見ることのできる特殊技能をもっており、ツォンカパはウマパを介して文殊に質問をすることにより、哲学上の難問が次々と解決していくことに驚いた。ツォンカパはウマパと一緒に、ラサのトゥルナン寺の屋上、ラサ近郊のガーワトンなどで勉学を繰り返し、やがて仏教の様々な思想を一つに体系化する思想を完成した。

 ここまでくると、ナミの人ならその思想をもって世の中にうってでるところだが、そこは偉大なるツォンカパ。彼はあえて隠棲し、瞑想修行によって思想内容を身につけるという道に選んだのである。36才の年、ツォンカパは聖山オデグンゲルの麓にある、聖地ウルカに移り住み、そこで自らの獲得した思想を体験にまで昇華させていく。

 40才頃より、ツォンカパは俗世界に戻り、弟子や信者たちを前に法を説きはじめる。その包括的な思想により、次第に弟子、信徒、施主の巨大な集団が形成されていき、 50代に、ラサの古刹トゥルナン寺を復興して大祈願会(ムンラム)を行った。この祭りは、現在に至るまで連綿と続いており、チベット仏教の最大の年中行事と化している。

 晩年、ツォンカパはラサ近郊のドクポ山の頂上に隠棲所ガンデン僧院をたて、そこで生涯を終えた。キチュ河からつづら折れの山をのぼっていくと、山頂近くのやまひだの中に突如として巨大な寺院群があらわれる。このガンデン寺にはツォンカパの遺骸(一度壊されて破片を集めて再建)を納入した銀の仏塔がまつられている。

 ツォンカパの死後、弟子たちはチベット全土にくまなくちり、彼の教えを広め、いつしかガンデン寺はチベット最大宗派の本山となったのである。

 今回の旅は、ツォンカパがウマパとともに神秘体験を得たラサ近郊の寺、そのあと瞑想修行に入ったウルカ、その遺骸の眠るガンデン寺など、ツォンカパの足跡をたどるところが特徴である。セラ寺の背後にある山の頂にある古の修行所もできればいってみたい。

 最低催行人数は8名。今まで二回ネパールと満洲の旅が流れており、今度も流れるかもしれない。いままで、旅行が流れた後は、せっかくとった出張願いがもったいないので、研究費でいく調査旅行(北京・アメリカ)にきりかえたところ、なぜかまいど大変に研究が進むという結果がでているため、今度はどうなるのか興味津々である(宣伝だか逆宣だかわからなくなってきたが)。
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COMMENT

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nemo | URL | 2006/06/16(金) 20:02 [EDIT]
行きたいです、それ。
あ、でも高いや。
● そうなんですよ
イシハマ | URL | 2006/06/17(土) 06:57 [EDIT]
学生さんには高いですよね。この旅はどうも仕事をもっていて、旅は短期間でという人向けのようです。
お金はあるけど、暇はない、みたいな
● nemoくんのブログ
セン@小坊主 | URL | 2006/06/18(日) 05:03 [EDIT]
こんにちは。
私からの提案なのですが、nemoさんのブログもリーダに加えられると、いっそう充実した顔ぶれとなるのではないかと存じます。

なーなーな(略)
http://na-na-naaa.at.webry.info/

それについてはnemoさんもいいですよね。
先生、お手数おかけしますがご検討のうえ登録よろしくお願い申し上げます。彼は有望だと思いますので…。

他にも、現役仏青会員として活動している方がブログをつけておられるかもしれませんね。

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