白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2015/02/02(月)   CATEGORY: 未分類
もはや耳タコプロパガンダ
 ダライラマが二月の第一週火曜日に「全米祈りの朝食会」(National Prayer Breakfast)に招待され、この公式の席でオバマ大統領とツーショットとなる可能性があることから、中国がまたまた過剰に反応している。アメリカ大統領と会うfのもきにいらないのだろうが、この会のテーマが、信教の自由であることも中国の痛いところ。今の中国は仏教であれ、キリスト教であれみな共産党の管理下におかれ、事実上逼塞しているから。ローマ法王は中国政府に対話を呼び掛けているけど、たぶん今の政府が続く以上形だけ以上の話し合いには応じないだろう。

 ちなみに、この朝食会は朝食会とはいっても実際は一連の会合であり、アメリカの連邦議会がホストとなり、1953年の初会以来歴代のアメリカ大統領を迎えて、1980年代からはワシントン・ヒルトンで開催されている。100以上の国からの招待客も含めて平均3500人が参加し、政治的、社会的、ビジネスエリートたちと関係を築くことを意図した公開討論会である。

日本人は「宗教」に対して否定的な向きが多い。ので今回の「イスラム国」の人質殺害事件などをみて、単純に「イスラムガー」、または「宗教ガー」または「一神教ガー」と単純に直結し、イスラムとか神とか、宗教と名のつくものを一括して嫌悪の対象とする人も一定数でてくるだろう。
 しかし、言うまでもないが、それは間違っている。

 なぜなら、聖書の教えを奉じて、アメリカの先住民を殺戮したスペイン人も、黒人を奴隷化したアメリカ人も、イスラームの名を騙って人質を殺したあの元ラップ歌手も、彼らはただの殺人者で、その宗教をハイジャックしたにすぎないからだ。その行為を彼らの神--あらゆる愛と善と智の源--はまったくお認めになっていないし、その宗教のあるべき道をたどっている兄弟姉妹たちも心底迷惑している。

 あなたが社会主義思想を奉じており、宗教がなくなればあのようなラップ歌手もいなくなると思い込んでいるなら、こう考えてみては。極左のテロリストが金持ちを誘拐して身代金を要求し、結局殺し「こいつはブルジョワで反動的だから殺した。ざまあみろ」みたいなことを言ったら、それ認められますか? そう、本来社会主義思想は分かち合いの思想でーとか思うでしょ? それと同じ。無神論といっても、よく考えて見れば、一神教、多神教と同じく、人の信仰のあり方の一つにすぎない。

本来、思想も宗教も、業の深い人間や人間社会を、赦しや利他や英知を通じて教育していくために生まれたもので、それを正しく実践する環境の中に身を置いている人の多くは、尊敬できる行動や発言をしている。世の中にいろいろな宗教があるのは道徳の伝達様式が土地によって様々だからであり、その意味では宗教を統一する必要もない。

 とこのようなカンジを共有する朝食会はレッテルからも解放された柔軟な思考に基づく非常に洗練された世界なのだが、この会議を非難する中国のセリフは、60年間変わることはない頭こっちこち耳タコプロパガンダなのであった。

 以下、ロイターとタイムズの記事を連続してはります。
オバマ、ダライラマ両者は2月5日の祈りのイベントに参加予定
By David Brunnstrom WASHINGTON Fri Jan 30, 2015 6:25pm EST ロイター通信

写真は2010年2月18日、バラク・オバマ大統領とヒラリー・クリントン国務長官との会見後、メディアの取材に答えるダライラマ。ワシントン

アメリカ大統領バラク・オバマとダライラマは次週ワシントンで開催される「全米祈りの朝食会」に参加する予定である。しかし、昨年北京を怒らせた非公式会合のようになるかどうかは不明である。

ホワイトハウスによると、オバマは信教の自由の重要性をうたう2月5日のイベントにおいて所感を述べること、そして、主催者はダライラマもまた招待していることを述べた。議会補佐官はチベットの精神的な指導者は出席を確約したと言った。

ダライラマとの非公式の会見予定があるのかと問われると、ホワイトハウスの報道官Bernadette Meehanは「オバマは過去にも会見を行っている。大統領はイベントで多くの宗教者たちとあうが、ダライラマのみとの会見はない。」

ホワイトハウスの副報道官Patrick Ventrell は「大統領はダライラマと強い関係を築いている。」「彼らは去年二月も含めて過去三度会見している。大統領はダライラマの教えと、チベット独自の宗教、文化、言語の伝統の保存を強く支持している。」と述べた。

ワシントンにある中国大使館の広報官に来週の計画についてのコメントを求めると、「チベット問題は中国の『国内』問題である」「ダライラマ14世は政治的な亡命者であり、いかなる国の指導者ともいかなる形でも彼と会見をもつことを中国は反対する」と答えた。

北京は「ダライラマを1959年の反乱に失敗した後にインドに逃げた『羊の衣をきた狼』であり、独立を実現するためには暴力的な手段も辞さない者である」という。
一方のダライラマは「ただチベットの実質的な自治をほっしているだけで、独立や暴力は認めてていない」と言う。

人権活動家たちは「1950年に人民解放軍がチベットを『平和的に解放し』て以来、中国はチベットの宗教の自由と文化を踏みにじっている」という。
 一方、中国はこの批判に対して「中国の支配はチベットの農奴制を終焉させ、後進的な貧しい地域に発展をもたらした」と反論する。

•中国はお約束通りオバマとダライラマの会見に強硬姿勢
Hannah Beech / Shanghai @hkbeech 3:03 AM ET TIMES

亡命中のチベットの精神的な指導者ダライラマが、全米祈りの朝食会においてオバマアメリカ大統領と合流するというニュースに中国は三日後に反応した。しかし、やっとでた北京の反応は楽しそうなものではなかった。

「チベット中国の不可分の一部である。」「ダライラマは1959年に中国領チベットから逃げたのは、この地域における農奴制を維持しようと試みて失敗したからである。農奴制の下でチベット人の大半は奴隷であって悲惨な人生を送っていた」

中国の公式見解はこう主張する。「チベット人は60年以上前に人民解放軍が進軍した前には僧侶の拳の下でぶるぶる震えていた。それからチベットの生活水準は上がり、今年中国政府は西蔵自治区で他の地域よりも12%高い成長率を見込んでいる。」

しかし、多くのチベット人は中国政府が組織的に彼らの信教の自由や文化の維持を抑圧していると非難している。チベット独立を要求しないばかりか、ただ土地の伝統が尊重されるようにといっただけでもダライラマの写真をもっている者は投獄される。

チベット僧は定期的に共産党が運営する愛国教育の授業の中で、ダライラマを非難するように強要される。亡命政府によると、これらのチベット人の絶望はあまりにも深いので、結果として130人以上の人々が2009年以来焼身抗議を行っている。抗議者は燃えながら、最後の息でダライラマを称え、中国の支配を非難している。

50年以上つづくダライラマをおとしめるプロパガンダは失敗している。チベットの指導者はいまなおチベット高原で広く尊敬されている。西蔵政府の官僚ですらそうなのである。中国国営メディアは「ダライラマの分離勢力に情報を流した」というかどで、昨年15人のチベット人官僚が規律違反で罰せられた。」と幹部の弾圧を報じている。

オバマはダライラマと過去三回会見しているが、常に非公式であった。全米祈りの朝食会は公式の席での二人の登場となるであろう。中国国営放送は「中国の副外相が北京のアメリカ外交官を召喚し、2月5日の件について公式に不快感を表明した。」と報道した。しかし、全米祈りの朝食会のニュースチベットに届くまで時間がかかるだろう。焼身抗議が増えてきたがゆえに、チベットの一部地域ではインターネットや電話回線は切断されているからである。


「全米祈りの朝食会においてダライラマとオバマは同席するもツーショットにならず」2015年2月5日 AP通信

オバマ大統領は火曜日にワシントンで開かれた注目の朝食会でダライラマを称えはしたものの、さらなる中国との関係悪化をさけて公式の会合は行われなかった。

火曜日の全米祈りの朝食会(National Prayer Breakfast)---宗教界・政界の指導者の集会--は3600アメリカ人と国際的な指導者と中国からの批判を引き出した。中国はダライラマを大チベット地域の自治を求めているが故に、"分裂主義者"とみなしている。ホテルの外にはチベット旗をふる数百人の抗議者が集まった。

オバマは3600人の聴衆の中でも演壇の前のテーブルにダライラマを座らせ、"良き友よ"と特別な歓迎の言葉を述べ、合掌してダライラマに頭をさげ、手を振り、笑顔を向けた。

大統領は仏教の精神的な指導者を"慈悲を実習するための手段が何であるかの力強い実例"と呼んだ。

大統領とチベット仏教の指導者が同じ公式イベントに出席するのはこれが初めてのことだ。中国はダライラマは大チベット地域の自治を求めているが故にダライラマと外国首脳が会合することに反対をしている。オバマは過去三回ダライラマとあっているが、この敏感な状況をうけていずれも私的な会合にとどめている。

ホワイトハウスがダライラマを支持していることを表明して、ダライラマはオバマの側近中の側近Valerie Jarrettのテーブルにつき、ダライラマの友人にして支援者の俳優のリチャードギアも近い席となっていた。

大統領はダライラマと直接の交流はもたないまま、祈りの朝食会の席を離れた。大統領の車列は、警戒下でチベット旗をふり、太鼓をたたく数百人のデモ隊の前を急いで通り過ぎた。

ダライラマはワシントン訪問を三日できりあげ、木曜日には仏教徒とムスリムの平和的共存のための対話においてスピーチをする予定だ。著名なアメリカのムスリムであり、イラクの最も著名なシーア派の聖職者・大アヤトラ Ali al-Sistaniが対話相手に予定されている。

中国はオバマとダライラマの三回にわたる会合は問題の敏感さから取材を許さなかった。しかし、ジョージ・ブッシュ大統領は2007年にアメリカの国家議事堂でダライラマにゴールド・メダルを授与した際には、怒れる中国を無視した。

中国はふたたびいかなる国の元首であろうとダライラマとの会合には反対すると警告した。ダライラマは1959年に中国に対して蜂起したものの失敗し、後インドに亡命した者で、それは中国の国内問題だからだとのことである。



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