白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2006/01/24(火)   CATEGORY: 未分類
盛者必衰の理を示す
あのホリエモンが塀の中へ。

 ライブドア主宰の学園祭的祝祭期間は終わり、祭りのあとの倦怠感が世を支配している。

 チベット仏教徒としては、ウキヨの諸行無常、盛者必衰の理を目の当たりにして、感慨深いものがある。

 かつて、学生の一人が在学中に株をやって結構な収益をあげていた。そして、ご多分にもれず堀江社長を尊敬していた(ちなみに、私のことはなめきっていた)。わたしは、それとなく「あぶく銭はまともに働く意欲をそぐ。あぶく銭とひきかえになくすものの方が大きい」と言い続けたが、権威のない教師ゆえ、聞き入れられることはなかった。

 報道でみるに、ホリエモンは「金で人の心は買える」とか「女は金についてくる」みたいな発言をしていたらしい。

 すべての人間がお金で動くわけではないから、これが真理であるわけはなく、ただ、彼の周りには お金で心を売るような人、お金で動くような女しかいなかった、ということであろう。

 そのような生き方をしているから、そのような生き方をする人しか群がってこない。悲しい話である。

 わたしはホリエモンを応援した人々すべてを批判するものではない。体質改善をする能力も意志も失った既存の腐った体制が、ホリエモンの登場によってある程度の危機感をもったこと、世の閉塞感に風穴をあけたことも事実だからである。

 しかし、応援する側がいかに夢を託そうとも、虚業で財をなした人間に実業の世界を変革する能力はなかった。

去年暮れのライブドアの忘年会の映像でホリエモン、

「世界ナンバーワンの会社をめざすぞ」と連呼していた。

わたしは彼に限らず、「一流」とか「ナンバーワン」とか、「上」をめざすとか口にする人には、かねてからうさんくさいものを感じてきた。

 評価というものはそれぞれのジャンルで信用なり実績なりを積み重ねてはじめて、まわりによって後から捧げられるものであって、自分から口にするものではない。あさましい。

 また、ナンバーワンの内容を、数字という「形」のみに矮小化していることにも精神の貧困を感じる。

 しかし、ホリエモンは今すべてを失った。物質の過剰によって忘れ去られていた精神の貧困に彼は気づくだろうか。
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