白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2017/09/28(木)   CATEGORY: 未分類
ハリポタの町で会議参加してきた
イギリスのオックスフォードで開催された、19世紀末から20世紀初頭の国家形成期のチベットに関する国際会議にいってきた。(The effect on Inner- and East Asian relations of the advent of modern international law and the end of the Qing empire in the late 19th and early 20th centuries; perspectives of contemporary sources)
 欧米は時差がきついので本来はパスなのだが、若い二人の研究者とともに来年だす本のブロモーションがあるので、仕方無くいく。

 ぎりぎりまで別の論文書いていたので参加者とかろくにみていなかったけど、ついたら
Joseph Esherick /Mark Elliot /Fabienne Jagou / Hon Shiang Lau /Makoto Tachibana /Scott Relyea /Heather Stoddard / Yumiko Ishihama / Ryosuke Kobayashi/ Amanda Cheney / Ross Anthony / Uradyn Bulag /Dibyesh Anand (詳細はぐぐって見て)
というまあ、国籍、人種、活動内容も様々なあらゆる意味で濃いメンバーが集まってて笑った。ゲラゲラ。

 12時間飛行機のって入国審査にいくと長蛇の列。一時間半かかった。三ヶ月前にロンドンにきた人ですらこれは長いとおっしゃっていた。最近ロンドンテロつづきなので入りを厳しくしているのだろうか。長時間のフライトのあとでこれをやられるとほんまに辛い。

 空港から直バスでオックスフォードにいく。オクスフォードにつくと日曜なせいか観光客(主に中国人)で一杯。銀座か京都のよう。ハリーポッターのロケ地訪問とか、わかわからんツアーが至るところで行われている。

 ホテルがまたすごかった。昨日ロンドンについた橘さんは、アシアナ航空が遅延したため、このホテルのチェックイン時間をすぎているとかいわれ、ヒースローで一泊し、朝一でオックスフォードについてチェックインしようとしたところ「一杯です」とことわられたので、「昨日泊まるはずだったんだから部屋開いているだろ」といっても、結局他のお客さんがでていくまでまたされたと憔悴している。アジア勢は会議始まる前からライフが低下している。

 このホテルは17世紀の建物をそのままつかっていて年代物で、構造が謎。チェックインすると鍵束を渡され、一つがたてもののかぎ、一つは受付に入るかぎ、一つは部屋の鍵としてあと二つがなんの鍵だか最後までわからなかった。いみふ。

 橘さんの部屋は階段あがってまたおりて、またあがったところにあり、小林さんの部屋は庭にたつ小屋でポーチがついていて、よくわからん。私の部屋にいたっては道に面した1階で路地おくのバーでのんだ客がおそくまでしゃべりながら外を歩くので眠るためにはヘッドホンが必須であった。向かいのRossも同じ感想を述べていた。ちなみに彼は南アフリカでヨウムのヒナを二羽の子育て中で、現在ごろう様の転生とその兄弟というオカメインコのヒナを育てている私とはママ友のような会話ができて楽しかった。二人は熱くオーストラリアのインコについて語り合った(アフリカにはインコの種類が少ないそうな 爆笑)。
 部屋で一時間休んだ後、ウェルカムパーティにいき、24時間以上一睡もしていないことに気づきめまいとともに家路につく。大量の睡眠導入剤を投入して眠る。

 でもって、次の日から二日間休みなしでペーパー、ディスカッションの繰り返しで、これまた憔悴。会場から夕ご飯の会場に向かう途中Rhodes House の前を通ると、
pitsriverjpg.jpg
 Heather「2015年にダライラマ法王がここで講演されたのよ。建物の上についているあの塔、五鈷杵みたいでしょ? 当日はみんなここにたってダライ・ラマ、ダライ・ラマと叫んでいたのよ」

「ダライラマにご長寿をとかですよね」というと
 Heather 「それは道の向こう側で、こっち側はシュクデンの人たちよ、ほほほ」

2015magdalensdALIALAMA.jpg

ネットで検索してみると、確かにこの建物の前でのダライ・ラマ法王の写真がある。ダライラマ13世は2015年9月14日から22日まで、オックスフォード、ケンブリッジ、ロンドンツアーをされていた。イギリスの名門大学はダライラマをこうして招聘し、チャールズ皇太子をはじめとするイギリス皇室はダライラマの行動と思想に共鳴しているものの最近イギリスは中国の経済力に屈して、習近平を国賓待遇で迎えるなどし、それとともにダライ・ラマ法王への冷遇が始まるのではないかと懸念されている。本当にそれでいいのかと声を大にして問いたい。
2012チャールズとダライラマ

 ある意味世界をリードしてきたイギリスとアメリカの理想主義は最近brexitやトランプ政権の誕生やらでゆらぎつつある。しかし、本当にそれでいいのか、みなが自己の利益だけを考えて動けばそれは結局全体を破滅にむかわせるのではないかと小一時間人類を問い詰めたい。
 
 セミナー二日目、自分の発表が終わったので、昼の短い時間をつかって近くにあったPitts River Museum (自然史博物館)をのぞく。自然史博物館といえば恐竜の骨格とか石なので、私はもちろん始祖鳥の化石とか、不思議の国のアリスで有名な今は絶滅したドードー鳥の骨格の前で記念撮影する。写真はインコのはく製前。
pitsriver2.jpg

 最後の夜はオックスフォード最古のパブKing's armでイギリスの伝統食を楽しむ。私は他人に注文をまかせると表に飛び出し、ハートフォド橋、ボードリアン図書館、;歴史科学博物館を 五分間で観光する。常々思うのだが、建物に人間の頭をつける西洋人の美意識はどうも理解できん。ハリポタよりはロードオブザリング派なのでいまいち感動が薄い。

 翌日早朝に空港に向かい、ロンドンにかすりもせずに弾丸のように帰国である。だってヒナがまっているもん。

 ブリティッシュ・エアウエイズの羽田便は007便(ダブルオーセブン)便であることにほのかにイギリス臭を感じつつふたたび大量の睡眠導入剤をのんで寝る。

 帰国してケータイの電源いれたら民進党がなくなっていた(笑)。
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COMMENT

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miyacoma | URL | 2017/10/01(日) 00:08 [EDIT]
弾丸学会イギリスツアーお疲れ様でした!
オックスフォードですか…ハリポタではありませんが、TVドラマ「主任警部モース」「ルイス警部」シリーズをハードにリピート視聴していたので、個人的欧米圏行ってみたい場所第1位です。
ヒナ様たちはいかがお過ごしでしょうか?
元気に育ってくれるようお祈りしています〜!

● >Miyacoma
シラユキ | URL | 2017/10/09(月) 19:55 [EDIT]
20時間もかけて会議室にしかいないというのは私も不毛だとは思ったのですが、ヒナが可愛いのでやはり日本が一番です。

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