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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2017/12/19(火)   CATEGORY: 未分類
2017年チベット関係ニュース
早いもので今年ももうすぐ終わる。いつもはちょっと寂しい気がするのに今年はろくな事がなかったので(ついでに言えば去年もろくなことはなかった)、年が改まるのが待ち遠しい。来年はきっとよくなる。絶対よくなる。

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さて、今年も独断と偏見で選んだ恒例のチベット三大ニュース! 時系列でいきます。

1. 1月27日 エリオット・スパーリング急死

2. ダライラマ法王が外遊を二回キャンセル。8月17から20日に予定されていたボツワナ訪問、11月に予定されていた日本訪問も中止。

3. 9/11 ダライラマ、ロヒンギャ危機でアウンサン・スーチー氏に平和的解決を促す。


 1. エリオット・スパーリングはユダヤ系アメリカ人のチベット史家で、歴史研究でもフリー・チベット活動でもチベット界を牽引していたので、突然の死はチベット人を悲しませた。アメリカはフリー・チベットの本山なので、はやく彼をつぐような逸材の歴史家にして活動家が台頭してほしい(切実)。

 2. 今年法王様が二回海外訪問をキャンセルされたことで、不謹慎なメディアはハゲタカのようにダライラマ15世に関する話題を口にしはじめた。まあいうても1959年にダライラマ14世が亡命した直後から、「最後のダライラマ」という失礼なワードがかけめぐり、以後もダライラマが、体を壊したり、予定をキャンセルしたりすると、かならず次代のダライラマについての議論はでていたので、今にはじまったことではない。さすがに観音菩薩さまだけあって、チベット史上最悪の時代を生きているチベット人のためにもっとも長寿なダライラマとなり、いまも基本的にはお元気である。このようなキャンセルが起きてしまうのは、一つにはダライラマの側近のスケジューリング能力が極端に低いことがあげられる。
 普通に考えて8月にアフリカ、9月にロンドン、イタリア、北欧と訪問して、一ヶ月間かいてすぐに日本とかあの御年の人にくむ日程ではない。今でもダライラマにビザをおろす国力の無い華僑とか、タイ人の仏教徒はみずからダラムサラに赴いて法を授かっているので、個人的にはこれからは日本人も有志が出向くスタイルにする方が法王のお体に触らなくていいと思う。 
 2008年にダライラマ法王が政治のトップから退いたのは、チベット人が彼の力をかりずとも自分の力で社会を運営していけるように準備期間をつくるためであった。まもってくれる国もなく、楽ではない環境にいるチベット人の方がわれわれよりはるかにダライラマの存在によって救われている。だから、彼らの気持ちを考えれば、外野、とくにマスコミはダライラマの来世をうんぬんを中国VSチベットの安易な政治ネタレベルで扱わないでほしい。

 すでに〔もっとも情報が遅れていた〕日本でもチベットが中国共産党に「平和解放」されたというプロパガンダを信じる人はほぼいなくなったし、多くの人がチベット仏教を通じて仏教思想のエッセンスを理解できるようにもなった。これからはこの人類共通の精神文明をその価値のわかるものみなで支えていくことを考えなければならない。


3. ロヒンギャは直接チベットに関係していないが、ミャンマーはチベットと同じく仏教国であり、ミャンマー民主化の象徴であるアウンサン・スーチー氏が自宅軟禁されていた頃、ダライラマやツツ大主教がその解放のために奔走していたこともありあげた。輪廻やカルマを信じる仏教徒でもいろいろな条件が重なるとこうなってしまうという、人間の業の強さをこの問題では感じる。

 最後に、フリチベ・カレンダーについていた、「中国入国禁止をくらった有名人リスト」その出禁の理由を簡単に解説しましょう。中国当局の鎖国っぷりがようくわかります。18世紀にマカートニーが「北京にすんで貿易したいです」って言ったら、

乾隆帝「中国に住んで中国人と同じ格好して、二度とイギリスに戻らず中国の法に従ってイギリスとも交流しないならいいよ」ていってたことを激しく思い出しました。

レディ・ガガ 2016年にダライラマと会見した。
ケイティ・ペリー 2015年に台湾コンサートで、中華民国の国旗をふり、学生運動を象徴するひまわり(太陽花)をもったから。
マルーン5 ダライラマ法王80才の誕生日に祝賀ツイートをした。
ビョーク、オアシスらはフリーダム・チベット・コンサートに出演したから
シャロン・ストーン 2007年に四川大地震が起きた際「地震は中国のチベット自治区に対する扱いのカルマ」と発言したから。
17年のミス・カナダ、アナスタシア・リン 中国のメディアは最初は中華系の快挙!と大騒ぎしたくせに、彼女が中国の一党独裁や言論規制を批判するスピーチを国連でしたら、あとはご想像にまかせます。
ハリソン・フォード 中国における人権侵害を批判。スターウォーズの主役でも関係なし。
リチャード・ギア 言わずとしれたハリウッドでもっともまじめな仏教行者。
Selena Gomez インスタにダライラマとの写真をアップし2016年にビザ下りず。
ボンジョビ ダライマの映像をコンサートでたびたびつかって2015年にビザおりず。
マーチン・スコセッシ ダライラマ14世の自伝を映画化した「クンドゥン」の監督。アカデミー賞監督だって関係なし。

では、来年がみなさまにとってよい御年でありますように。
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| | 2017/12/20(水) 17:08 [EDIT]
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