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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2018/02/09(金)   CATEGORY: 未分類
アジア仏教美術論集、チベットの巻出版
全12巻かけて、インドから日本にいたる仏教美術の専門論文を、美術・歴史の枠をとっぱらってつなげる壮大な試みが『東アジア仏教美術論集』。このうち、今回はいよいよ「チベット」が配本されました。

 本のアイコンはアマゾンにいけば、ごろごろしているので、希少性をだすために、我が家のイケメンと美女を配置してみました。撮影後は急いで引き離さないと本の破壊をはじめるので危険なモデルたちです。

 以下に目次をはりますが、私は第五部で「ポタラ宮白宮・赤宮両宮にこめられた政治的・宗教的意味について」を書いています。

 ポタラ宮は白宮は17世紀にダライラマ5世、赤宮が摂政サンゲギャムツォによって着工・施工されたものです。本論文は、白宮についてはチベットの歴史神話に基づいて観音の聖地をつくるために建てられたこと、赤宮についてはダライラマ5世の死後、その死を隠してひそかにダライラマ6世を選び、チベットの政治を代理でとっていた摂政サンゲギャムツォ摂政サンゲギャムツォが、ダライラマ6世を無事に世にだすために認定者である自分を権威づけるためにダライラマ5世の偉業を顕彰し、自らを顕彰するためにこの宮を作ったということを述べたのです。
 また、赤宮はカーラチャクラの立体マンダラとして建てられているため、大広間の欄間はカーラチャクラマンダラにあわせて四色が塗り分けられてるんですよ。興味ある方は是非是非ご覧ください。

『アジア仏教美術論集 中央アジアⅡ(チベット)』
アジア美術論



目次
総 論 チベットの美術

I 形成期のチベット美術
トリンにおける11世紀造立仏塔の供養者銘と図像についての予備的考察 エイミー・ヘラー(大羽恵美訳)
四川・青海境界地域におけるチベット所伝の磨崖石刻彫像と題記の分析 一吐蕃時代の大日如来と八大菩薩の造像の起源に関する考察を兼ねて一   謝 継勝(日高知恵美訳)北西インドからヒマラヤを越えた青銅仏   服部等作

II. 壁画とマンダラ
ローマンタン・チャンパラカン2階の曼荼羅壁画について 田中公明
シヤル寺の曼荼羅壁画について 川崎一洋
チベットのカーラチャクラマンダラ 立川武蔵

Ⅲ チベット美術の諸相
五智如来に対応するチベット絵画(タンカ)の図像について クリスティアン・ルクザニッツ(マグロースキー芽衣子訳)
北京故宮博物院所蔵「白上楽王仏」図像の来源 張雅静(山本恭子訳)
多田等観請来「釈迦牟尼世尊絵伝」に関する考察 岡本健資
仏・菩薩におけるチベット式服制 大羽恵美
チベット絵画の色材と配合の知識 小野田俊蔵

IV. ポン教の美術
ポン教の美術 三宅伸一郎
シュンラプ・ミボ伝図 津曲真一

V. チベット仏教美術と歴史
ポタラ宮白宮・赤宮両宮にこめられた政治的・宗教的意味について 石濱裕美子
「大東亜」世界における「喇嘛教」空間一画像資料に見る日本人と「熱河」 高本康子

責任編集
板介叩哲・塚本麿允(出版社のサイトはこちらです)
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